でかいの日記帳

2010/7/31 Saturday

足柄峠

Filed under: - dekaino @ 0:25 このエントリをはてなブックマークに追加 莇恰絣のはてなBookmark被リンク数

共通バスカードが7月末日で使えなくなってしまうので、無理やり消費する企画その3
新松田駅からバスで地蔵堂まで行き、そこから足柄古道を徒歩で足柄峠まで登ってきました。

新松田駅から箱根登山バスで終点の地蔵堂まで移動。平日はこの先の万葉公園行きのバスは運行されてません。
地蔵堂
これが地蔵堂。標高は約400メートル。

足柄古道入口
地蔵堂から車道を少し歩くと、足柄古道の入口があります。
足柄古道は林の中にあり木陰があり、標高が高いせいもあって非常に涼しい。
足柄古道

足柄古道は車道で寸断されていて、何回か車道を横切る必要があります。がんがん上っていくとあずまやがあります。
見晴台
ここが見晴台バス停。平日は1台もバスが来ることがないバス停です。
見晴台から上は足柄古道と車道が完全に別れ、車道は大きく迂回し、古道は峠までまっすぐ登ります。

足柄峠に置かれた関所跡に到着。もうここは神奈川県ではなく、静岡県小山町です。
足柄峠関所跡
足柄峠の標高は約760メートル。涼しいせいか7月末なのにアジサイがまだ咲いています。
足柄峠のアジサイ

峠にある売店の近くに金太郎の石像発見!
金太郎像

峠には足柄城址があります。典型的山城。城跡は広い広場の公園となっており、あずまやや記念碑があります。ここから富士山もよく見えます。
富士山
当日の富士は残念ながら半分雲に隠れていました。

この後、地蔵堂まで徒歩で戻り、バスで関本(大雄山駅)まで行き大雄山線で小田原まで出て帰途に着きました。

2010/7/30 Friday

インセプション

Filed under: - dekaino @ 23:39 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ潟祉激с海里呂討Bookmark被リンク数

インセプションを観ました。
マトリックス惑星ソラリスを混ぜたような話です。

上映時間が2時間半もの長尺になったのは、前半の世界観の説明を懇切丁寧にやっているせいです。ここまできっちり説明しないと観客には理解できないと思っているのでしょうか? そのため前半は特撮効果がすごいけど退屈という不思議な感じになっています。
後半になってやっと本番、エンジンかかってきた進行となります。ここらへんの脚本は良く出来ていて感心しました。渡辺謙もいい芝居してます。

前半を耐えればかなり面白い作品。

2010/7/19 Monday

借りぐらしのアリエッティ

Filed under: - dekaino @ 1:09 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪のはてなBookmark被リンク数

借りぐらしのアリエッティを公開初日に観ました。
感想は、予告編そのままだなの一言に尽きます。オチまで含めて予告編に出てたものがすべてです。あの品質のアニメーションが94分続くけど、特に新しい情報はありません。
ああ、舞台が日本だったのだけは意表を突かれました。ヨーロッパじゃないんだって…
でもその割には小人共はコメ食わずにムギばっか食ってます。まったくもってけしからん。日本家屋にいるならコメを食え。
それから「借りぐらし」ってなってるけど別に何か対価を返済したりしないので「借りパクぐらし」にした方が正確です。

家内にゴキブリがいないのも不自然。ネズミなんかより数多く潜んでいそう。小人共はネズミには勝ててもゴキブリ相手じゃ到底かなわない気がする。
小人共はトイレをどうしてるかも不明です。臭いなんかしたらすぐに人間にばれてしまうので垂れ流しなんかできないはずですが、排泄シーンがないので謎です。もしかしたら小人共はゴキブリみたいに排泄をほとんどしないのかも知れません。つーか見た目は人間だけど中身はゴキブリって種族なのかも (そんなマンガどこかにあったかも)

ストーリーにセンス・オブ・ワンダーはないけれど、日本最高峰の作画を楽しむにはいい作品です。

2010/7/12 Monday

ザ・ウォーカー

Filed under: - dekaino @ 8:00 このエントリをはてなブックマークに追加 吟祉若爾里呂討Bookmark被リンク数

ザ・ウォーカーを観ました。
原題はTHE BOOK of ELI。Eliというのは主人公の名。直訳すればイーライの本です。タイトルが示すとおり主人公が持っている本が本作のキーアイテムです。

舞台は世界大戦から30年たった文明が滅びた世界。人口は激減したがまだ少し生き残りがいる北斗の拳のような世界観です。生き残り達の集落間を渡り歩く旅人のことをこの世界ではwalkerと呼んでいます。つまり邦題のザ・ウォーカーは複数いる旅人達の中の一人の主人公のことを言っていると思われます。また、戦後生まれつまり30歳未満の若者には文字が読める者がほとんどいないようです。

キリスト教文化に強い思いがない限り本作の楽しみどころはアクションしかありません。幸いなことにアクションは冴えてます。文明崩壊後の近未来バイオレンスアクションとしては及第点。

これ以降ネタバレのツッコミになります。

件の本は要はこの世界の最後の一冊になってしまった聖書というオチですが、これが欽定訳(KJV)なんですね。たった400年前に成立した英語翻訳版、いわばコピーにコピーを重ねた劣化した複製が残っても伝統を残すことになるのか疑問です。なんたって教祖の名前が訛ってる翻訳版だし。「ジーザスとは俺のことかとイエス言い」
それ以前の1600年のキリスト教の歴史が失われること必至。ギリシヤ語写本とはいわずともせめてウルガタ版(標準古典ラテン語訳)を残さないとダメでしょ。ちょっと隣のメキシコにいきゃごろごろあったはずなんだから。アメリカ人にとって欽定訳こそが聖典なんでしょう。さすが歴史が浅い国。

また、点字版聖書の解読なんてあれだけ部下をじゃんじゃん殺す気合があるなら、点字とアルファベット/数字の換字表作るくらい簡単だと思うんだけど。たった36種しかないのに… そこまで絶望しなくてもいいんではないか?

それから、将来この世界からは英語という言語が消滅すると思われます。かつて広い範囲で通用していた古典ラテン語が変容し分裂したいったように、北米大陸には英語起源のたくさんの方言が地域ごと別々に話されるようになるでしょう。なぜならラジオも字が読める読者もいない世界なのだから。

本作の世界の未来は暗く文明復興の望みは薄いといわざるを得ません。

2010/6/13 Sunday

ハイキック・ガール!

Filed under: - dekaino @ 23:24 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ祉若!のはてなBookmark被リンク数

ハイキック・ガール!をスカパーの東映チャンネルで観ました。
ハイキック・ガール!
全アクションシーンでスタントを使っていないガチアクション映画です。空手使いの土屋という少女がタイトルにあるハイキックガール。演じるのは武田梨奈。アクションバリバリです。
宣伝では当然のように武田梨奈が演じる土屋を前面に押し出してましたが、実際のところ本作の主役は土屋ではなく、その師匠の松村(中達也)です。師匠は強くて渋いです。

敵役の壊し屋は、武道の達人をたくさん集めていますが、諜報能力はからっきしの様子。10年以上も松村を探し続けて見つからないってどういうことか? 松村は堂々と道場を開き多数の弟子を集めてたいそう盛り立てているというのに。壊し屋は筋肉バカ集団ということでよろしいか?

武田梨奈のプロモーション映画と言ってもいい作品

2010/6/7 Monday

運命のボタン

Filed under: - dekaino @ 7:58 このエントリをはてなブックマークに追加 純帥海里呂討Bookmark被リンク数

運命のボタンを観ました。
SF作家リチャード=マシスンの短編"Button, Button!"を原作というか原案にして、2時間の映像に仕上げた作品です。原作は10ページ足らずの分量なので、ほぼ新作です。
マシスン作品はI am Legendもそうですが、そのままストレートに映像化されることはなく、必ず曲げられてしまう宿命にあるようです。

本作の原題は"The BOX"。物語の重要な役目を果たす装置のボタンがついた箱 the BOXがそのままタイトルとなっています。邦題は原作に先祖がえりしたのか「運命のボタン」です。

実は本作を見逃すところでした。マシスン作品が映画化される、タイトルはthe BOXだという記憶だけが頭に残っていて、邦題はすっかり忘れていたのです。映画館の上映スケジュールにボックスというタイトルがあるので、まだ上映している安心安心と思っていたら、なんとボックス!って本作と全然違うボクシングを題材にした邦画だったんです。なんと紛らわしい名前!! 気がついたときは本作のロードショーはほとんど終わっており、わざわざお台場にあるシネマメディアージュまでみにいく羽目になりました。TOHOシネマズと同じ形態なのにシネマイレージカードが使えない謎の映画館です。場所がいいせいか土曜の夜はレイトショーでも正規料金を取る強気の商売。なぜかJCBカードを見せると300円引になります。

「ボタンを押せば100万ドルもらえるが、その代償として見知らぬ誰かか1人死ぬ」という装置を渡されたら、あなたはどうしますか? 基本ストーリーはこの宣伝文句に尽きます。それ以上でも以下でもない話。
わざわざ100万ドルを1億円と翻訳してるサイトもちらほら見受けられますが、、当時の円レートでは3億円くらいの価値はあり、現在2010年の1億円とは桁違いです。とはいっても600万ドルの男の開発費の1/6に過ぎないわけですが…

10ページの短編を引き延ばすために非常に凝った設定になっています。まず時代は1976年、ベトナム戦争は米国側の敗戦で終結し、外貨為替変動制が導入されドルがどんどん弱まっていったアメリカ斜陽の時代。この時代にNASAで働く技術者とその妻を主人公としています。アポロ計画も終了して宇宙開発戦争もじわじわと下火になっていましたが、まだ米国は火星無人探査のバイキング計画を、ソ連は金星無人探査のベネラ計画を遂行していた人々が内惑星探査に興味を持っていた時代の物語です。

70年代中頃はSF文学もアツかった時代、そしてノンフィクションではカール=セーガンのCOSMOSがベストセラーとして売れていたそのような時代です。本作はそのようなサイエンス熱に浮かれた時代を、三丁目の夕日のごとく忠実に再現することで、単なる短編小説を長編映画に転換することに成功しました。

当時のアメリカの文化人は世界を相対視して評価する、今のネットで言う左巻き脳の天下であり、旧来の西側資本主義を疑問視する向きがありました。歴史的にもアメリカは1980年代を頂点に国力が落ちていったわけです。ソ連はそれ以上に没落して国自体が消失してしまいましたが。

本作に出てくるThe BOXは、その文脈でいうと「資本主義」の象徴と言えるでしょう。資本主義では市場にいるプレーヤーはみな自分の利益だけを考えてガンガンボタンを押しあっている世界。全プレーヤーが利己主義的に行動しても、神の見えざる手または戦争が自動的に調整してくれて、みんなハッピーになれるという嘘くさい世界観のもとで動いています。それっておかしくない? そういうメッセージが本作には込められているように思われます。ここらのユートピアな近未来という青臭い赤化思想がまさに当時のSFシーンを再現していて素晴らしいです。アーサー=C=クラークは作中で神格化されてるし。

ただし終盤からオチにかけては、どうにも歯切れが悪くてつまらない。まぁI am Legendもそうですが、本来のテーマを肯定した決着はハリウッド資本の意に背くので、どうしようもないのでしょう。観客もそんな作品みたくないだろうし。客はキャメロン=ディアスが見たいだけなんだよね?

70年代アメリカが好きな人にお勧め

2010/5/23 Sunday

アーサーと魔王マルタザールの逆襲

Filed under: - dekaino @ 11:30 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪若泣若薛帥吟若茱欧里呂討Bookmark被リンク数

アーサーと魔王マルタザールの逆襲を観ました。
アーサーとミニモイの不思議な国の続編です。第一作に比べてしょぼい印象。いや製作国のフランス語版はそうでもないようですが、日本語版は吹替えキャストのグレードダウンっぷりが非常にショッパい。
ヒロインのセレニア姫は前作は戸田恵梨香だったのに、本作では無名の声優さんになってしまいました。
これは英語版でも同様で、セレニア姫はマドンナがエロ声だしまくりだったのに、本作はこれまた無名女優に変更。敵ボスのマルタザールがデビッド=ボウイだったのも無名俳優に替わってます。
日本語版のマルタザール役は前作から引き続いてGACKTが演じているので、これでも、日本語版のキャスティングはまだ英語版よりはがんばっているようです。
やっぱ予算がないのかなぁ

本作の重要なポイントはほとんど広報宣伝で触れられていない事実「本作は単なる続編ではなく、三部作の第二作である」ということ。しかもスターウォーズ帝国の逆襲みたいに完結編へのヒキは残しつつ、単体の作品としてもちゃんとオチをつけているのではなく、思いっきり風呂敷広げて投げっぱなしエンディングです。えーここで終わるのか!って感想間違いなしの放置プレイ。
もし本作画興行不振で3作目の製作がキャンセルされたら目も当てられません。ロトスコープアニメ版指輪物語の轍を踏むことがないよう祈るばかりです。

2010/4/7 Wednesday

ロジャー&ミー

Filed under: - dekaino @ 8:26 このエントリをはてなブックマークに追加 吾c&爾里呂討Bookmark被リンク数

CSのFOX MOVIESチャンネルで、ロジャー&ミーを観ました。マイケルムーア監督のメジャー第一作。
1989年公開だから、いまから20年以上前。でもムーア監督のやっていることは今とほとんど同じです。ただ違うところは、まだ痩せている! そしてまだ髪がフサフサ。ここだけでもインパクト大です。

ムーア監督の父がGMで働いていたのは有名な話ですが、本作もGMの話です。日本の自動車産業に押されつつあるGMが米国内の工場をどんどんつぶしメキシコなどの海外に生産拠点を移転し始めた頃の時代、GMの会長に突撃インタビューを試みて失業者についてどう考えるか問いただそうとします。
今だったらマイケルムーア監督が大企業トップにアポなしで会いにきたら渉外担当者が飛んで出てくるのですが、当時のマイケル=ムーアはまったくの無名。受付フロアの警備員が「誰だこれ?」みたいな感じでさっさと追い出してしまいます。今ではまったく考えられない話。
監督はそれにもめげず、いろんなところに出没します。GM株を買って株主総会に潜入してみたり。多数のアプローチを重ね、それでもコメントするのを避けようとするGM会長を見ていると、「こいつ逃げてるな」という印象がどんどん強まります。
これは米国企業トップとしてはあまり好ましくないイメージだというのが、今マイケル=ムーアを門前払いする企業はない理由のひとつなのでしょう。

本作は果敢に挑んで玉砕、たいした成果も得られないまま映画は終わってしまいます。
こういうドキュメンタリ映画を配給してしまうのが米ハリウッド資本の懐の深さなのでしょう。

マイケル=ムーアの原点とも言える作品です。

2010/3/22 Monday

時をかける少女 2010年版

Filed under: - dekaino @ 22:12 このエントリをはてなブックマークに追加 絨絅 2010綛雁のはてなBookmark被リンク数

時をかける少女 2010年版を観ました。芳山和子が主人公の原作の続編に当たる作品です。
主人公は原作の主人公芳山和子の娘の芳山あかり、細田監督のアニメ版時をかける少女の主人公紺野真琴の声を演じた仲里依紗が演じます。

芳山和子は残念ながら原田知世ではなく安田成美が演じているのですがこれがキビしい。劇中の年齢は50代前半、薬学の分野でバリバリやっている女性研究者の役なのに、演技が下手なせいなのか天性のものなのか、これが芳山クンの成長した姿なのか?と思えないほどガッカリさせられます。
アニメ版の芳山和子の魔女おばさんはそれはそれは素敵な年のとり方をしていたのに、いくらなんでもこれはないだろうという演技です。
劇中で交通事故にあい意識不明になるのですが、なぜか病床でバッチリメイク。ついさっき描きましたって眉で寝たふりしてても興醒めするばかりです。

だがここでひるまないでほしい。本作は安田成美さえしのげば後は名場面続出の名作なのだから。つらいとは思いますが冒頭数十分の安田成美パートは犬に噛まれたと思って耐えてください。それだけの価値はあります。

芳山和子の事故の後、母のメッセージを携えて、主人公のあかりは母の作ったタイムスリップ薬を飲んで1974年2月にタイムスリップします。ここからが本作の本番です。メッセージを送る相手はあの深町一夫です。
ここでは詳しくは述べませんが、紆余曲折の上、あかりは深町に会うことができ、深町はあかりに自分はさらに未来から来た27世紀人であること、中学生時代の芳山和子との因縁、そして惹かれあった仲であること、そして本名はケン=ソゴルであることを打ち明けます。
しかし、それはとても自然。過去に時をかける少女が映像化された作品は多数ありますが、ケン=ソゴルと名乗るシーンで失笑しないで済む作品は本作が初です。それだけ説得力があるというか、SF作品として、27世紀人が一夫なんて名前ではなくケン=ソゴルであることは当然、いや必然と認識できるのです。
本作の脚本は菅野友恵というほぼ無名の人が書いているのですが、これだけの説得力を持たせられる素晴らしいホンだと思います。

また1974年の表現も変にCGに頼らない地道なセットと小道具でなされており、なかなかいい感じです。
銭湯シーンも良い。私も小学生だった1974年の頃は銭湯通いしていたので懐かしさを感じました。
余談ですけど銭湯では小学生は小人料金ではなく中人料金なんだよね。小人は学齢に達してない子供の料金で、中学生以上は大人料金なのだ。年頃の中学生はむしろ成人よりたくさんお湯を使うしね。

1974年の高校生の芳山和子を演ずる石橋杏奈も楚々とした美少女で往年の原田知世を偲ばせます。
これが成長すると安田成美になるなんて… 時は残酷です。

条件付で名作。テレビ放送のときは冒頭でチャンネル変えられてしまうんじゃないかとそこだけが心配です。

2010/2/28 Sunday

やさいのようせい N.Y.SALAD The Movie 3D

Filed under: - dekaino @ 22:42 このエントリをはてなブックマークに追加  N.Y.SALAD The Movie 3DのはてなBookmark被リンク数

やさいのようせい N.Y.SALAD The Movie 3Dを観ました。
NHKで放送されている番組の劇場版です。
3D料金を取りつつ、3Dなのはほぼ半分だけで残りはいつもの2Dという、きわどい興行をしています。
こんなんで+300円とっていいのかなぁ? 3D上映初期の今にこんな悪どいコトやったら3D上映というビジネスモデルそのものを潰しかねない。ほんと大丈夫!?

手描きアニメの3D化は、まるで立体アニメーション家なき子のような、セルの重ね合わせで奥行きがあるだけみたいな効果です。背景動画バリバリだし手間がかかってるのはわかるのですが、手間の割りに3Dの効果が出ているとはちょっと思えない。実験する意義はあったと思いますが、結果はいまいちでした。

2010/2/12 Friday

マッハ!弐

Filed under: - dekaino @ 9:46 このエントリをはてなブックマークに追加 !綣のはてなBookmark被リンク数

マッハ!弐を観ました。
マッハ!、トムヤンクン!に続くトニー=ジャー主演のノーCG・ノーワイヤーアクション・ノースタントのリアル志向アクション映画第3弾です。

今回は主演のトニー=ジャーが監督も兼ねています。前作と異なるのは予算規模が戦前違うこと、脚本もよく練られていて一本調子ではありません。また前作マッハ!とはストーリー的にはほとんど関連がない時代劇なのがビックリ。アユタヤ王朝時代の話なのです。
ただオン=バクと呼ばれる仏像だけが象徴的に出てくるところが九通しています。ここら辺は手塚治虫の火の鳥の各編の関連性みたいな、まったく別個の物語なんだけどなんとなく関連があるようなそういうつくりです。

ストーリー的にはまったくハリウッド受けしない話(おそらく日本のメジャー層にも受けない)ですが、アクションは本物です。今回はムエタイなどの拳法だけでなく武器を使った武道がたくさん出てくるのがウリです。日本の居合いもあるしモンゴル相撲もあります。イスラームの三日月刀(アサシン?)も出てきます。メインは剣と象かな?
タイの人は象好きといいますが、とにかく象が大活躍です。CGなしで象をあそこまで使えるのは世界でもタイだけだと思います。象を足場にした三角蹴りとかバキ世界でもありえない!!

いちおう女性の綺麗どころも少し出てきて踊ったりしますが、まぁつけたし程度。でも巧みにストーリーのアクセント付けに使ってて、脚本家のエック・イエムチーンはかなりの達人です。

アクション好きには必見。そしてまさかのラストシーンにたまにはこういうの映画もありかと寛容の心を培うよい機会となるでしょう。

2010/2/7 Sunday

かいじゅうたちのいるところ

Filed under: - dekaino @ 11:00 このエントリをはてなブックマークに追加 <のはてなBookmark被リンク数

かいじゅうたちのいるところを観ました。同名の有名な絵本の映画化だそうです。
私は原作の絵本は読んでおらず、予備知識なしに本作を観ました。

主人公はマックスという男の子。こいつがとんでもない悪ガキ。赤毛のアンの男版みたいな妄想垂れ流しな少年です。しかも男の子だから赤毛のアンよりもずっと暴力的で、ヤンチャぶりはアニーに匹敵します。背景に育った環境が悪いという設定があるのもアンに通じるものがあります。

ある日、姉や母とけんかしたマックスは船に乗って海に出て、いつのまにかかいじゅう達が住む不思議な島にたどり着きました…なんていかにも絵本らしいストーリーです。
かいじゅう達は基本は着ぐるみで、ブースカとかガチャピン、ムック系の風貌をしています。
しかし日本産の着ぐるみ族とは異なり、本作のかいじゅうたちはマックスと同じくヤンチャで凶暴。ディズニーコード(人は死なない、流血しない)なんてまったく気にかけない危ないやつらです。
なんとか人語を話せるのが救いです。しかも意外と頭が弱かったため、マックスは彼らを巧みに欺いて島の王様に成り上がってしまいます。詐欺行為までやってのけ、ダークヒーローに値する悪道ぶり。

しかし、悪が栄えたためしはない! マックスの命運はいかに!? という流れで話は進みます。
説教臭い教訓めいたものは何もなく、悪ガキが本能のまま行動する爽快感が同年代の男子の共感を呼ぶ作品です。

スイーツ要素はまったくないので要注意です。

2010/1/23 Saturday

サロゲート

Filed under: - dekaino @ 18:41 このエントリをはてなブックマークに追加 泣蚊若のはてなBookmark被リンク数

サロゲートを観ました。
アバターのように遠隔操作で自分の代理ボディ(サロゲートマシンと呼ばれます)を操作する設定の近未来SFものです。ただし舞台は何光年も離れた惑星ではなく普通の街です。ちょっと攻殻機動隊の世界観にも似てます。ただしバーチャルリアリティとか個々人の脳が直接ネットワークで接続されているようなサイバー方向の話はありません。あくまでも安全かつファッション感覚でいろんな外見を楽しめるという、服やクルマを選んで楽しむように身体も楽しむみたいな、わかりやすいノリです。

劇中の世界ではほとんどの人間が自分の好みの容貌のサロゲートを持っています。
笑えたのがブルース=ウィリス演じる主役が操るサロゲートは髪が生えているところ! しかも金髪だぜ。そうかそうかやっぱり髪が欲しいかウィリス… もちろん本人(中の人)はハゲです。
金髪(サロゲート)
ハゲ(中の人)
FBIのエージェントという設定からか、操るサロゲートはすこし人間よりも強化されている身体能力をもつようですが、そんなのよりセンサ方向(視力、聴力、その他)を強化した方が操作に役立つんではないのかな? ゼロゼロナンバーサイボーグでいえば003に当たる能力なら簡単に組み込めると思うのだがどうなんだろう?
加速装置とか空を飛べとまでは言わないから、なんとかしてやってほしい。

どうも発想の原点はマルチユーザのオンラインゲームとかセカンドライフ的な世界みたいで、操作する人がトイレいったり食事して操作席からはずしていると、サロゲートはその場で立ち尽くしたままになるところが面白い。ネトゲ世界のシュールさがよく表現できてます。また街中にサロゲートの充電ステーションがそこかしこにあるのも面白い。なんと地下鉄の中にまである。この充電ステーションがバービー人形が入ってるパッケージみたいな形をしているのも笑えました。

設定ではサロゲート技術が開発されてからたった14年で人類の習慣を変えるに至ったとされてますが、さすがに14年間ではむりなんじゃないかなぁ。Win95が発売されてインターネット/WWWが使えるようになって今がちょうど14年余りですが、インタネット技術はひろく利用はされているが不可欠のものにまでは至ってない気がします。

SFとしては2流。映像もアバターにはまったく勝てず、でもブルース=ウィリスのハゲネタにちょっと癒されるそんな作品です。

2010/1/9 Saturday

アバター

Filed under: - dekaino @ 20:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪帥爾里呂討Bookmark被リンク数

アバターを観ました。
前評判通りの傑作でした。予想よりもSFしてて、70〜80年代の脚本に最新のCG技術を駆使して作った映画という印象でした。

世界観は過去の有名作の美味しいところをちゃんぽんにしたような感じ。
有毒ガスの森というのはナウシカの腐海のようで、森に棲む巨大生物が軍団で襲ってくるあたりはまさに王蟲の暴走そのもの。
アバターが生物工学で作られたボディで適合するDNAの持ち主しかリンクできないあたりは明らかにエヴァンゲリオンっぽいです。
二つの文明の衝突はマクロスの人類とゼントラーディみたいな関係か? 日本のマクロスは異星人が圧倒的軍事力で攻めてきて人類滅亡寸前までいってしまうのに対し、本作は地球人側が異星人を攻めるあたりがアメリカ的。インディアンを駆逐する白人のようです。

決着は続編が作れそうな終わり方でしたが、続編作るんでしょうか?
本作の世界観だと地球に統一政府ができおらずアメリカに対抗する大国も存在している感じなので、地球上の覇権争いがパンドラ星に飛び火してベトナムや朝鮮半島のような代理戦争になるみたいな展開も考えられます。

制作費に見合った良質なA級作品。

2009/12/31 Thursday

バッタ君町に行く

Filed under: - dekaino @ 10:27 このエントリをはてなブックマークに追加 水冴茵のはてなBookmark被リンク数

バッタ君町に行くを観ました。
フライシャー兄弟の会社フライシャー・スタジオの集大成とも言える長編アニメ映画。公開は1941年、日本が対米開戦した直後です。
ディズニーアニメとは異な斬新な映像技術と発想で作られた作品で、今の時代に見ても十分に楽しめます。
主要キャラはすべて街中に住む虫たちで、人間は虫たちにとって災厄ともなれば恩恵ともなるいわばあらぶる神のような存在として描かれます。描画技術も使い分けており虫たちは手描きアニメ、人間や人間の乗り物はロトスコープという技法で描かれています。今風にやるなら手描きアニメと3DCGアニメをうまく合成、使い分けているようなもの。このおかげで人間と虫たちの間に超えられない隔絶がある世界観が巧く表現できています。

本作の原題はHOPPITY GOES TO TOWN。HOPPITYは主人公のバッタの名前です。しかしタイトルとは異なりストーリーはHOPPITYが生まれ故郷の街に帰ってくるのであって街に行くわけではありません。この時代は内容とタイトルが食い違っててもあまり気にしなかったのでしょうか? それとも配給会社が適当につけたタイトル名なんだろうか?
とにかくHOPPITYという名のバッタが主人公なのですが、こいつがどうにも主役らしくないんですね。取得といったらダンスが上手くて女子にモテるだけで、キホンいい加減なC調キャラ。特に何かをなしとげようという意思があるわけでもなく、ただ面白おかしく女の子と遊んでいるだけで、ハッピーエンドになってしまう。今風の日本アニメの何の努力もしないのに幸運が空から降ってくるみたいな非常に受身な話です。

世界大恐慌から大不況の10年を過ごした当時のアメリカはこのような話が受けたのだろうか? 今のアメリカ人のマッチョ思想とはかなり違う雰囲気です。
また、高層ビルの建築現場の様子が事細かに描写されるのですが、さすが1940年代だけあって建築技法がかなり違います。溶接はなし、すべての鉄骨はリベット錠で連接。なんと壁はレンガ! 高層ビルにレンガにモルタル。同時期の高層建築の代表格のエンパイアステートビルもレンガが大量に使われているそうです。

不況の時代だからこそ為し得たものすごい人海戦術的物量で作られたアニメ長編映画です。

2009/12/29 Tuesday

フォース・カインド

Filed under: - dekaino @ 12:22 このエントリをはてなブックマークに追加 若鴻祉ゃ潟のはてなBookmark被リンク数

フォース・カインドを観ました。原題はThe Forth Kind。未知との遭遇の原題"Close Encounters of the Forth Kind"の次の種類、いわば第四種接近遭遇の略というところか。
未知との遭遇では…
第一種接近遭遇 異星人の乗り物(UFO)を目撃
第二種接近遭遇 異星人か来訪した痕跡・証拠が残される (ミステリーサークルなど)
第三種接近遭遇 異星人と直接接触する (コンタクト)
という分類だったのですが、更にその先を行く第四種というものがあるそうで

第四種接近遭遇 異星人に拉致され、その後記憶を消去されて戻される (アブダクション!!)
他の派生パターンとして謎のインプラントを埋め込まれるというのもあり

本作はアラスカの寒村で発生した第四種接近遭遇の話です。
構成がこっていて、いわゆるテレビでやるオカルト・ミステリー物番組の再現ドラマを交えたドキュメンタリーという形式をとっています。つまりほとんどのシーンは再現ドラマで役者が演じるがところどころのポイントで「実際の映像」というキャプション入りで別の画質の悪い映像が挿入されたりします。
アメリカのオカルト系テレビ番組の豪華版みたいなつくり。

本作をどう楽しむのかは学研ムーの楽しみ方と同じ。本気で信じるのもよし、よくまぁこんなことでっち上げるぜと斜にかまえて笑い飛ばすのもよし。あくまではフィクションという立場をとりつつ真実を告発するというフォーマットは陰謀論好きな人にはたまらないと思います。なぜか異星人がシュメール語を話すところは笑うところなのか?

ちょっと心臓に悪いホラー要素シーンもあるUFO映画。矢追純一が好きな人にお勧めです。

2009/12/26 Saturday

パブリック・エネミーズ

Filed under: - dekaino @ 23:08 このエントリをはてなブックマークに追加 祉若困里呂討Bookmark被リンク数

パブリック・エネミーズを観ました。
大恐慌のため国力が落ちていた1930年代のアメリカで、銀行強盗を繰り返しやっていたデリンジャーという実在のギャングが主人公で、ジョニー=デップが演じます。
基本的に史実に忠実で、何か誇張することもなくヒストリーチャンネルの再現ドラマのように淡々とデリンジャー一味の悪行と連邦捜査機関(FBIの前身)との戦いが描写されます。それに加えてメロドラマ的恋愛要素をプラスした感じのストーリー。

映像的には1930年代の暗い時代のアメリカを映像資料やCGを駆使して再現しているところが見どころか?
アメリカの老人にはたまらない懐かしい風景なのかも知れません。この頃の世界の覇権国は間違いなくソビエト連邦、そしてナチスの元で台頭しつつあったドイツを中心とするヨーロッパであり、アメリカはかなり弱体化してました。なんたって数年後に東洋の小国に宣戦布告されちゃうくらいに弱ってたんだから相当のもの。
そのような時代に連邦政府が州政府の権限を抑圧して中央集権化を強めていく重苦しい時代の雰囲気をうまく表現しているとは思うのですが、ドラマ要素はせいぜい恋愛くらいしかなく、いわゆるハリウッド映画的な大味な映画ではありません。もちろんアクションシーンはかなりド派手なのですが。

変装のためチョビ髭をつけたデリンジャーを演ずるジョニー=デップがどう見てもジャック=スパロウにしか見えないのは笑うところなのか?

アメリカ版「その時歴史は動いた」みたいな作品です。

2009/12/21 Monday

宇宙戦艦ヤマト 復活篇

Filed under: - dekaino @ 23:03 このエントリをはてなブックマークに追加 絎絎ゃ 緇羇紫のはてなBookmark被リンク数

宇宙戦艦ヤマト復活篇を観ました。
おそらく興行的にはパッとしないだろうけど、これは名作です。80年代前半のヤマトファンは新作ヤマト映画を観るたびにガッカリさせられ、しかしそれにも懲りずまた観にいくという苦行僧のような存在でしたが、とうとうその苦行が必要ないヤマト新作が登場です。
よくあるリメイクものにありがちな表面だけ真似ていて中身がまったく違うニセモノなんて映画ではないのです。これはホンモノ! なんたってしょっぱなから例のスキャット「あーあー ああああ あーあぁぁー」から始まり、渦状銀河の絵を出しながら「無限に広がる大宇宙…」のナレーション。さすが本家本元が脚本監督だけあります。
もちろんデスラー総統とか沖田艦長とかの復活という禁じ手もなし! 安心してみていられます。

キャラクターデザインは松本零士から国友やすゆき(なんで!?)にバトンタッチ。でも作画監督が湖川さんなのでちゃんと必要以上に立体的にアレンジされているので安心です。そして原案は石原慎太郎(これまたなんで!?) いろいろトンデモ要素があるのですが、本作は間違いなくヤマトそのものなのです。
なにやら中東を武力で支配するアメリカを日本が救ってやるんだぜみたいな石原流反米思想を正面に打ち出しつつ、地球の危機を決死の覚悟で救うヤマトを華麗に描きます。

演出もなにやら懐かしさを覚える昔風なものです。いちいちキャラに艦内の廊下を歩かせたり、髭を剃らせたり、意味もなく手間ばかりかかる演技やらせるアニメって今時ほとんどないです。とにかく物量で意味のないところに神作画をもってくる! これぞヤマト魂 昔はCGなしでヤマトの回頭シーンを誤魔化しなしで手描きで描いたものです。

スポンサーのパチンコ台メーカーに媚びて波動砲が連発できるようなギミックが加えられたのはちょっと残念。しかしスポンサーには感謝しなくてはいけません。

たぶん早目に上映は終わってしまうと思われるので、かつてヤマトが好きだった諸君は急いで映画館に走るべし。括目して冒頭の古代雪(旧姓 森)の爆風で服が脱げて全裸になる(どういう理屈で!?)シーンを観るのだ!

2009/12/13 Sunday

イングロリアス・バスターズ

Filed under: - dekaino @ 18:07 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ潟違≪鴻祉鴻帥若困里呂討Bookmark被リンク数

イングロリアス・バスターズを観ました。原題はINGLOURIOUS BASTERDS。バスターズはゴーストバスターズのBusters(破壊者)ではなく、ろくでなしの意味のバスタードの複数形でバスターズ(Bastards)です。いや正確にはそれをわざとスペリングミスしてINGLOURIOUS BASTERDS。余計なUが入り、AがEに化けています。こういう工夫をすると検索エンジンで一発で引けるようになり、そういう意味で賢い題名です。邦題はここらのニュアンスが全然活かせてなくてつまらない。

クエンティン=タランティーノ監督、ブラッド=ピット主演と言う以外特に何の予備知識もなく観ました。ああポスターからなんとなくナチスをやっつける話なのかな? くらいは知っていたかも…
なんというかまったく予想外の映画でした。妙に昔のヨーロッパ映画臭い演出で、露悪趣味と年寄りが好みそうな仮想戦記っぽい歴史のifのストーリー。
酒でも飲みながらバカでーと笑いつつ鑑賞するのが正しい楽しみ方かも。そういう文脈でB級ホラーに通じる作品で、アメリカ映画なのにヨーロピアンなイメージです。

正直、誰がこの映画を観て喜ぶ人間はかなりマニアックなんだろうと思わせる珍作。
もっとこじんまりと単館系公開の方が口コミで噂になって結果的に売れたかも知れません。
面白さタランかったら全額返金しバスターズ」キャンペーンは野暮でしたね。

2009/11/22 Sunday

フツーの仕事がしたい

Filed under: - dekaino @ 17:23 このエントリをはてなブックマークに追加 若篁篋のはてなBookmark被リンク数

ドキュメンタリー映画 フツーの仕事がしたいの上映会に行きました。会場は溝ノ口の高津市民館。
ブラック会社なんとかって作品も今週封切されたようですが、本作はリアルなブラック会社の話です。映像素材はすべて本物。編集されてはいるものの、ノンフィクションしかもすべて実名のドキュメンタリーです。
主人公の皆倉氏は住友大阪セメントの孫請け会社でセメント運送をするトラックドライバー。なんと1ヶ月に552時間も働いていました。固定給も有給休暇もなく給与は完全歩合制で運んだトン数で決まるという完全に違法なブラック就業環境にあった皆倉氏が1人でも加入できる労働組合連帯ユニオン(全日本建設運輸連帯労働組合)を訪れたことから話が始まります。ヤクザ(企業舎弟?)が葬式斎場に乱入して大暴れするシーンもまったく役者を使っていないドキュメンタリー素材。真実は小説より奇なりを地で行くような作品です。

完全歩合制の次には、トラックの運用経費分をドライバーに負担させる償却制を強要されます。償却制は負担経費分のマイナスからスタート。何も仕事をしないと給料をもらうどころか逆に支払いをしないといけない過酷な条件です。本当にここは日本かという酷い世界。

最後には親会社が折れて大団円となるのですが、労働問題でこううまく行くのはレアケースだとのこと。

本作の監督の土屋トカチ氏は富士通ゼネラルで働いていたこともあり、溝ノ口は通勤によく使っていた駅だそうです。また、上映会を行った溝ノ口NOCTY2の12Fホールは富士通ゼネラルを辞めた(辞めさせられた)時に失業給付を受け取る前の説明ムービーを観た会場で、何かの縁かも知れません。

編集も変にフィルタされてなくそのまま事実を垂れ流している感じです。皆倉氏が仕事中にトラックドライバー仲間と違法無線使ってるところまでばっちり撮影されてて脇の甘さも感じられますが、これが嘘偽りのない事実の映像ってことなのでしょう。

あらゆる意味でリアルな作品 →公式サイト

2009/11/15 Sunday

笑う警官

Filed under: - dekaino @ 7:58 このエントリをはてなブックマークに追加 膃茘絎のはてなBookmark被リンク数

笑う警官を観ました。

久々の角川春樹監督の大手配給映画。恐竜物語REX以来だから15年以上経ってます。思えばREXは封切日に見に行って映画館で観ることができてラッキーだった。次週には大麻で角川春樹が逮捕されて上映自粛になってしまったのです。
今回大手配給といっても角川映画じゃなくて東映が配給です。だって角川映画は春樹の敵だから(角川映画は実弟の会社。要は大麻事件も含めて角川家のお家騒動)

さて、笑う警官ですが、佐々木譲の北海道警裏金疑惑事件を元にした警察小説「うたう警官」が原作ですが、本作はかなり原作とは違った味付けとなっています。
演出はかなり古い。古いというのは悪い意味ではなくて、良い意味で古いのです。今風の主演キャストの名前だけで人を呼ぶスタイル(ゼロの焦点の広末とか)ではなく、ちゃんと演技ができる俳優を集め、長回しカットを多用したクラシカルな雰囲気の演出です。しかも長回しであることがまったく鼻につかない、もしかしたら長回し演出に気づかない観客がいるんではないかと思わせるくらいです。アクションは極力少なく、ひたすら登場人物同士のセリフ劇をメインに押し立ててストーリーを進めていきます。
BGMも作劇を盛り上げる方向ではなく淡々とジャズを流すのみ。ここは監督の美学なんだろうけど私はあまり好きではない。ジャズかぶれの年代の人にはたまらないのだろうけど。

話はどんでん返しがいくつもあり、巨悪というよりは小悪党ばかりが絡み合う構図が、警察腐敗モノにありがちな勧善懲悪でも諦観でもない、別の形の決着となり、なんか角川春樹は老いてなお盛んという感じです。
娯楽映画としてまぁまぁ見られるレベル。でも見所は役者の演技の映画だと思います。

2009/10/25 Sunday

飯田線の旅 その6 (最終回)

Filed under: - dekaino @ 16:07 このエントリをはてなブックマークに追加 蕋亥 6 (腟)のはてなBookmark被リンク数

とうとう最終回。その1その2その3その4その5の続きです。

2日目の朝に天竜ライン下りとリンゴ足湯を楽しんだ後は、もう家に帰るだけです。もちろん鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷの旅なので、特急や新幹線は利用せず普通列車で帰ります。
まずは11:00天竜峡発岡谷行普通列車に乗ります。
飯田線天竜峡発岡谷行
前夜泊まった飯田を通過してどんどん北上。
市田(いちだ)駅のあたりは市田柿で有名。沿線どころかホームの裏まで柿の木が植えてあり、柿の実が鈴なりでした。
市田柿

駒ヶ根のあたりで車窓から撮った日本アルプスの山々。ここらの山は高く険しい。
駒ヶ根からみた日本アルプス
なんだかんだ3時間乗り続けて14時頃、定刻より数分送れて岡谷駅に到着しました。
岡谷駅
やっと中央本線にたどり着いた。ここまできたら神奈川県まであっという間なんて思ったら甘いのです。たしかに特急に乗ってしまえばすぐなのですが、普通列車は本数が少ないのです。
まずは駅前で腹ごしらえをして、14:55発高尾行の普通に乗ります。岡谷滞在は1時間弱でした。
高尾行普通列車
途中茅野駅でスーパーあずさに連絡、追い抜かされます(15:12着/15:22発)。
茅野駅で連絡した特急スーパーあずさ22号

15:44に小淵沢駅に到着。終点ではありませんがここで下車します。小淵沢始発の快速列車ビューやまなし号に乗るためです。
小淵沢駅
このまま高尾まで普通列車で行くと大月駅で連絡するのですが、大月駅からでは十中八九座れません。どうせなら始発からいい車両で快適に行こうという作戦です。ビューやまなし号が発車するまで30分ほどこの駅で待ちます。同じことを考えている客がたくさんいるので行列ができていました。行列しながら駅からの風景を楽しみます。
小海線車両
小海線のディーゼル車両
八ヶ岳はとても大きく見えます。
八ヶ岳
富士山
まだ小さいですが、富士山も見えました。

快速ビューやまなしを待つ間、何本もの特急列車が停発車していきました。
まずは特急あずさ24号(16:04着/16:05発)
特急あずさ24号

次に特急はまかいじ(16:10着/同発)
特急はまかいじ
はまかいじはレア度が高い特急で中央本線から横浜線に分岐して松本と横浜の間を走ります。横浜線を走る特急はこのはまかいじだけ。運転も1日1往復で運転日注意の不定期運行です。

2本の特急を見送った後、お目当ての快速列車が入線してきました。
ホリデー快速ビューやまなし号
これがホリデー快速ビューやまなし号。この日は新宿止まりではなく千葉まで運転を延長した、小淵沢発千葉行です。これもレア度が高い運転。
車両は215系。ほとんどが2階席の定員数優先型の車両で、1日目にのった東京発静岡行普通の373系に比べるとやや快適度は落ちますが、東海道線のグリーン席と同等の快適さです。
ビューやまなし 内部
私は天井が低い2階席部分は嫌いなので、出入り口デッキ部の座席に座りました。なかなか快適。しかも快速運転なので速いのがうれしい。

小淵沢駅を16:17に出発。甲府あたりの富士山は見事。
甲府の富士
しかし、もうこの季節の太陽はつるべ落とし。あっという間に暗くなり、車窓の外はまっくらやみ。
18:18に八王子駅に到着しました。ここでビューやまなしから降りて横浜線に乗換え。
八王子18:18発/橋本18:29着。相模線に乗換えて、橋本18:33発/厚木19:09着。

やっと厚木に帰還しました。(といっても厚木駅は海老名市。ここから小田急で本厚木に行かなくてはならないのですが、それはまた別の話)

これにて長かった1泊2日の飯田線の旅も終了です。
鉄道の日記念JR全線乗り放題きっぷの1日分は3060円。
2日目の行程を通常切符で買った場合、同一行程の往復には途中下車は使えないため、飯田駅→天竜峡駅と天竜峡駅→厚木駅の2枚の切符が必要となります。価格は230円+4940円で合計5170円。つまり2110円のお得でした。1日目の3030円には及ばないまでも4割強の割引率、十分に使いこなしたといえるでしょう。
往復とも長距離の行程を普通乗車券で乗れる快適な列車に乗れたので、それほどつらくありませんでした。特急ではなくても快適な旅が可能なのです。

飯田線の旅 その5

Filed under: - dekaino @ 12:07 このエントリをはてなブックマークに追加 蕋亥 5のはてなBookmark被リンク数

その1その2その3その4の続きです。
その5は天竜ライン下り。天竜峡駅付近から天竜川を下り唐笠駅付近まで船で行く観光コースで、料金は大人1人2900円。
天竜ライン下りの船
これから乗る船。40人前後の客が乗り込みました。
船出
船出〜

ガイド
オバ様ガイドがへさきで名所案内します。上に見えているのは先ほど渡った姑射橋。
橋の上の人達が観光船に向けて手を振ってます。
姑射橋で手を振る人々

天竜ライン下り
船から見上げる天竜峡渓谷の奇岩の風景はすごい迫力。
天竜ライン下り

先ほど渡ったつつじ橋をくぐります。
つつじ橋
天竜ライン下り

飯田線
飯田線の線路が天竜川をまたぐ鉄橋。
飯田線
2006年の大雨では水位が線路のすぐ下まで上昇したらしいです。おそるべし自然の驚異。

風景にも慣れてきたところで、ガイドのオバ様が投網のパフォーマンス。
投網
例年だと落ち鮎の時期でたくさん獲れるらしいのですが、今年は水が濁っていてあまり鮎が撮れないそうです。なんとか小魚が1匹だけ網にかかっていました。
トンビ
トンビに向かって小魚を投げるとナイスキャッチ。ここらのトンビは餌付けされていて船が来ると寄ってくるそうです。今回の餌は小さいのが1匹だけなので不満そう。
トンビだけではなく、アオサギやカワウ、セキレイなどもいて、鳥をたくさんみることができます。

売店
なぜか川原に止めてある売店船。この船に寄せて飲み物やつまみを販売します。
よく考えられているなぁ。

古い街道のの塩の道の痕跡が脇の崖にありました。
塩の道
ダムができる前の天竜川が急流で暴れ川と呼ばれたいた頃、この塩の道は重要な街道だったそうです。
飯田線もこの塩の道街道に沿ってひかれた鉄道なのです。

50分ほどの楽しい川下りもそろそろ終わり。そろそろ唐笠駅の近くの川港に到着です。
唐笠港
たくさんのアヒルがお出迎え。コイツらも餌付けされており、お菓子をおねだりします。

かわいい2匹の猫もお出迎え。白いのが親猫でキジ柄が仔猫か?
2匹の猫
仲良く互いに舐めあっていました。

唐笠からは送迎バスで出発地の天竜峡の船着場まで送ってもらえます。
10:40頃に無事天竜峡駅まで戻ってきました。
足湯の看板
帰りの電車まで20分くらい余裕があるので、船着場近くにある足湯で休憩しました。

お湯の中に丸ごとリンゴが浮かんでいる大胆なリンゴの足湯。
リンゴの足湯
協力金として100円を入れてくれと書いてある缶があるので、一応100円を投入しておきました。

次回は最終回 天竜峡から厚木まで帰る家路編の予定。

飯田線の旅 その4

Filed under: - dekaino @ 7:11 このエントリをはてなブックマークに追加 蕋亥 4のはてなBookmark被リンク数

その1その2その3の続きです。
飯田線の旅の2日目、朝は7時20分にチェックアウトし飯田駅に向かいます。

ホテルニューシルク
宿泊したホテルニューシルク。普通のビジネスホテルですが、朝にも大浴場に入れるのがうれしい。飯田駅まで徒歩数分。

飯田駅
朝の飯田駅。

飯田駅の改札で乗り放題きっぷに3日目のスタンプを押してもらいました。
鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ 3日目のスタンプ
07:15発天竜峡行の普通電車で、ふたたび天竜峡に戻ります。

08:15終点、天竜峡駅。
天竜峡駅
ホームには天竜ライン下りのマネキンがいました。
天竜ライン下り人形
ちょっと、オー!マイキー風。

朝の天竜峡は夕方とはまた違った趣きです。
姑射橋
駅のすぐ前にある姑射橋(こやきょう)というちょっと恐いネーミングの橋の上から見下ろした天竜峡渓谷。

姑射橋を渡ると天竜ライン下りの乗船券売り場があります。先にチケットを購入。
天竜ライン下りチケット
09:30出発の乗船券を買ったので1時間くらい余裕があります。そこで天竜峡沿いに作られた散策コースを歩いてみました。

天竜峡散策マップ

散策コースに入ってすぐのところから絵葉書のような天竜峡の写真が撮れました。これでも台風の影響で普段より水が濁っているそうです。
散策コースから撮った天竜峡
散策コースは登りあり降りあり、ちょっとした山歩きコースです。結構急な階段も多い。
散策コースの階段

天竜峡十勝のひとつ「龍角峯」そそり立つ岸壁。
龍角峯

姑射橋の下流にあるつつじ橋。歩行者しか渡れない吊り橋です。
つつじ橋1
つつじ橋2
臨場感抜群。風が強い日は怖くて渡れそうにありません。
つつじ橋3

下流から見た先ほどの姑射橋
下流から見た姑射橋
散策コースを一周するのに約40〜50分。一回りして姑射橋のたもとにある天竜峡ライン下りの船着場まで戻りました。
船着場

次回は天竜ライン下りの予定

2009/10/17 Saturday

飯田線の旅 その3

Filed under: - dekaino @ 23:11 このエントリをはてなブックマークに追加 蕋亥 3のはてなBookmark被リンク数

その1その2の続きです。
その3になってやっと飯田線の登場です。豊橋駅13:43発天竜峡行普通列車に乗ります。
飯田線は全線電化されていますが全線が単線です。それでも昔は運行本数が多かったのか、上りと下りのホームが2つあってすれ違いができるようになっている駅が昔は多かったようですが、今はもう片方しか使っていない駅が多いようです。
サトイモと柿が植えられたホーム
その名残が今に残ってます。もう無用となってしまった片方のホーム。線路が撤去されています。すぐ裏が里芋畑になっているのが物悲しい。柿の木も植えられているようです。

線路は天竜川沿いを走り、車窓から川を見下ろすことができます。
車窓から見た天竜川

中部天竜駅
途中の中部天竜駅。この駅構内には2009年11月1日に閉鎖が決定している佐久間レールパークがあります。この日は連休中だけあって閉鎖を惜しむ鉄道ファンがたくさんたむろしていました。残念ながら中部天竜駅に到着したのは15:35過ぎで、レールパークの入場時間が終わっていたため、見学はできませんでした。

終着駅の天竜峡駅に到着したのは17:19。もう日がかなり傾いたころあいでした。
天竜峡駅1
駅前の踏切を渡ってすぐに観光案内所がありますが、すでに閉まっていました。観光案内所には温泉が引き込んであり、ちょろちょろとお湯が流れていました。
観光案内所の温泉

駅前から天竜峡渓谷につくられた公園を通って徒歩5分くらいのところに市営日帰り温泉施設があります。名前は天竜峡温泉交流館〜若がえりの湯です。倒産した温泉旅館を再利用して飯田市が運営する日帰り温泉で、1回400円。
私が入ったときは先客はおらず、完全に貸切状態でした。入浴中に地元の方が1人だけ入ってきましたがそれでもガラガラ。かなり贅沢な気分で入浴できました。地元の方と話をしたところ、近所の人はみんな入浴回数券を買って死蔵しているそうです。もったいないからたまに入りにくるとのこと。

温泉を出て駅に戻ろうとしたところ、もう完全に日が沈んでおり街灯がまったくない公園は真っ暗。とても歩けそうもないので、遠回りですが街灯がある車道を通って駅まで帰りました。
駅前の蕎麦屋で山かけ蕎麦を食べて、18:39発岡谷行に乗りました。
岡谷発
30分ほどかけて飯田駅に19:05到着。これで1日目の電車のたびは終わり。飯田駅前のホテルニューシルクに宿泊しました。

鉄道の日記念JR全線乗り放題きっぷの1日分は3060円。
1日目の行程を通常切符で買った場合、途中下車を活用するとして、松田駅→飯田駅(国府津・豊橋経由)の乗車券が必要となります。価格は6090円。つまり3030円のお得でした。

その3終わり
次回は2日目。天竜峡ライン下りの予定。

2009/9/21 Monday

カムイ外伝

Filed under: - dekaino @ 20:02 このエントリをはてなブックマークに追加 ゅ篌のはてなBookmark被リンク数

劇場版カムイ外伝を観ました。
超有名な忍者マンガの原作を元に宮藤官九郎が脚本、崔洋一が監督した映画です。

重要な事前情報として、本作は木下工務店が出資していることが挙げられます。
参考 映画界に進出する謎の企業:木下工務店
キノシタ出資+クドカン脚本なのでもっとおちゃらけたB級テイストの作品かと思ったのですが、以外にマトモ。王道のA級映画に仕上がっています。初めてアタリをひけたかキノシタコーポレーション!

ストーリーはカムイ外伝おなじみの抜け忍カムイが追忍に追われて諸国を流浪する逃走劇。原作にあるスガルの島編に大幅に脚色を加えてあります。
ワイヤーアクションを駆使したアクションが素晴らしいです。漁師が住む島が主な舞台になるため、海のシーンがたくさん出てきます。これがまた美しい海原の風景です。
このあたり興行の視点で見ると、中国市場を本気で取りに行ったかと思わせます。中国人は海とワイヤーアクション大好きだし。国内で中ヒットレベルだとしても、アジア市場で大きく当てて元を取る作戦かもしれません。

宮藤官九郎の脚本は巧みにカムイ外伝の世界を再現していると思います。カムイ伝ではなくてあくまでもカムイ外伝であるところがミソ。登場人物に根っからの悪人はいません。みなそれぞれの掟や価値観に基づき行動しているだけで、人を殺めるのも手段であって目的ではない。
カムイ本人は当然として、独裁的な藩主である軍兵衛も幕藩体制の大名当主としては立派な人物。目的意識を正しく家臣に伝え、きっちりと遂行する能力の高さ、決して家臣団に丸め込まれず自分の意思で決断を行い、たとえ家臣を打ち首にしてもそれは家中の掟に従った結果であるため、家臣の反抗心を煽ることはありません。はっきりいって家臣の中精度は高く、むしろ名君といえる人物。ただし残念なことに領民の立場からみたら残虐な殿様であるだけなのです。
伊賀の大頭だって忍者の厳しい掟にしたがって抜け忍狩りをしているだけで、決して趣味で殺しているわけではなく、漁師の半兵衛もその妻も娘も、フカ狩のワタリ衆もそれぞれの信念や正義に従った結果、他者を傷つけることはあっても悪人ではない、そういう世界観です。
そして多くの人が死ぬのに、何も状況が変わらず、カムイは抜け忍として逃げ続け、追忍は追い続ける。この虚無さが正にカムイ外伝の真髄であり、それの表現に成功しているといえます。

各キャストもビッグネームだけ集めたわけではなく、名前に見合うだけの演技を見せてくれます。大後寿々花はやっぱり素晴らしいし、小雪もアクションをがんばっている。やられ役の元仲間のくノ一の芦名星はちょっとよくわからなかったけど。

ここ数年の忍者モノ映画の中ではピカイチの出来。

2009/9/6 Sunday

女の子ものがたり

Filed under: - dekaino @ 17:59 このエントリをはてなブックマークに追加 絅潟絖のはてなBookmark被リンク数

女の子ものがたりを観ました。西原理恵子の漫画の映画化作品です。

この映画、宣伝が下手過ぎ、全然なってません。
女の子ものがたり 宣材
これがチラシやパンフレットなのですが、深津絵里だけをババーン出しているだけ。
年甲斐もなくはにかんでるオバさんが独りだけ出てても、アラフォー女しか反応しないでしょ。あまりにもひどい宣伝です。

実際には深津絵里は大して重要な役割ではありません。出番も少ない。
最後のまとめには出てきますが、演じるのが深津絵里である必然性が感じられないです。

本作では3つの時代が語られます。小学生時代と高校生時代と現代。
小学生時代
これが小学生時代のキャスト。左から、三吉彩花、佐藤初、森迫永依。
右の子が後に深津絵里となる主人公。実写版ちびまる子ちゃんで有名な子役です。

高校生時代
そして特に出番が多い高校生時代は、左から波瑠大後寿々花高山侑子と豪華キャストが演じます。真ん中の大後寿々花が後に深津絵里になる主人公。
こんな贅沢なガールズストーリー映画はそうそうありません。つまり、深津絵里のポスターに騙されてはいけないのです。本作は大後寿々花が主演なのです。波瑠と高山侑子が助演で、深津絵里は友情出演レベル。

小学生・高校生時代の舞台は愛媛県大洲。風光明媚で自然あふれる風景はこころが洗われます。高知県とはまた違った感じです。
バイオレンスばりばりでさすが西原理恵子原作という感じ、容赦ありません。でも面白い作品です。

2009/8/15 Saturday

Wikipedia日本語版で独自研究

Filed under: - dekaino @ 20:43 このエントリをはてなブックマークに追加 Wikipediaユ茯х腥兇里呂討Bookmark被リンク数

8月14日はデンマークの化学・物理学者ハンス・クリスティアン・エルステッドの誕生日で、Googleのトップページのロゴがエルステッドのものになっていた。そこをクリックしてトップに出てくるのがwikipedia日本語版である。
ここまでは日常見かける風景なのだが、さらにエルステッド博士に由来するMKSA系単位エルステッドの記事をみて、おや?と思った。

エルステッド - 2009年7月6日 (月) 20:51; Sera ginera 編集

磁場の強さと磁束密度が別の物理量と誤って信じている人たちもいるが、実際は全く同じ物理量である。

(8月15日現在 正しく修正されている。修正日時は8/14となっていることから Googleロゴのリンクで注目を集めたためだろう。)

これはかなり大胆な考え方で少なくとも主流の説ではない。この記述を加えたSera gineraなるアカウントの編集履歴を調べてみると、電磁気単位について広範にわたって編集している。どうやらCGS単位系(一般には過去にかつて使われていたという歴史的意味しかない)こそが理論的に正しいと信じる人で、自説をwikipedia日本語版に書き込みまくっているようだ。

どうしてもWikipediaという仕組みは独自研究の発表開陳にしたい動機を持つものを引き寄せてしまうようで、そのために記事の信頼性が大きく損なわれている。wikipediaに載ったら世間に認められた説になるとでも勘違いしているのだろうか? これを元に戻したりしたらいわゆる編集合戦となって無駄に労力を使うことになるだろうなと思うと、修正する気も失せてしまう。

Wikipedia日本語版ってやはりもうダメなのだろうか?

ボルト

Filed under: - dekaino @ 17:42 このエントリをはてなブックマークに追加 のはてなBookmark被リンク数

ディズニーの3Dアニメ映画ボルトを観ました。ディズニーといってもPIXARではありません。しかしPIXARに匹敵するクオリティです。
もはや今の時代は、3Dアニメは限られた高い技術を持つスタジオの独占ではなく、よい脚本と演出さえあればよい作品が作れる程度に技術が広い範囲に伝播した時代と言えるでしょう。

ストーリーはトゥルーマンショーの犬版のような話。虚構の世界から現実の世界に出た主人公(犬)がギャップに戸惑うという筋ですが、現実界に慣れた後からが本番です。ニューヨークからハリウッドまでアメリカ横断(ウルトラクイズとは逆方向)するというロードムービーとなります。
ハムスターなのにライノ(犀)というキャラがとぼけてて面白い。
上映時間は96分と結構長めですが、怒涛のストーリーであっという間に終わってしまいます。といってアクションばかりではなく、笑いあり涙ありの上質のファミリー向け作品に仕上がっています。
特に犬好きの人には、ああ犬ってこういうコトやるよねってアルアルネタがたくさん出てきて楽しめること間違いなしです。

2009/8/7 Friday

サマーウォーズ

Filed under: - dekaino @ 7:56 このエントリをはてなブックマークに追加 泣若若困里呂討Bookmark被リンク数

サマーウォーズを観ました。映画館でみた予告編とヒロインの声を桜庭ななみ(80年代懐古風味のミスマガジン2008グランプリ) がやっている以外の予備知識なしで鑑賞。
信州上田市を舞台にリアルな夏の上田の風情とネットのバーチャル世界の両方が描写されるSF風味アクション映画です。

上田の話なのに真田の話が全然出てこなくて不自然だと思っていたのですが、ストーリーの中心となる陣内家そのものが真田家をモデルとした旧家ということのようです → 上田観光コンベンションのページ
だったら堂々と真田の名前を使えばいいのにと思いました。
真田家末裔のお許しが出なかったのだろうか? 真田十勇士モノなんて昔からたくさん出ているのだから、特に許可など不要なんでしょうが、あまりにも地元密着でタイアップしたため、真田宗家の意向を無視できないみたいな難しい大人の事情があるんでしょうか? いくらでも深読みできる製作事情です。

陣内家の面々も元は真田ということを考えると、これは真田十勇士がモチーフかとも思わせるのがチラホラいますね。これ元々は猿飛佐助のつもり? 霧隠才蔵はどれ? 三好入道っぽいでかい人そう言えばいるなぁ…
せっかく上田の話なのに真田の名前が使えなかったのは本当に残念です。

それから中学生男子のカズマ君。谷村美月が声を当ててますが完全な女声。声変わりしてない設定だとしてもかなり苦しいです。最初見た人はこいつをボク女って思うに違いない。これも大人の事情のキャスティングなんでしょうね。角川がプッシュしてるのかな? 桜庭ななみの起用も大人の事情だろうけど、彼女はかなり巧くこなしていたのに対し、谷村美月はちょっと浮いてました。普通にに男児声ができる声優使えばいいのにね。残念。

いろいろ気になった点を挙げましたが、基本的には大変よくできた面白い夏休み映画です。
ただ数学オリンピックって筆算や暗算の正確さや速さを競うものではないよね。そこだけは気になるのです。

2009/7/27 Monday

モンスターVSエイリアン

Filed under: - dekaino @ 10:25 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪潟鴻帥VSゃ≪海里呂討Bookmark被リンク数

モンスターVSエイリアンを観ました。
3Dではなく2Dの方。でも面白さには大差ないです。

設定やシナリオはすごくマニアック。古い怪物映画ファンなら元ネタがすぐわかるはず。日本生まれのモスラも出ます。
元ネタがわからなくても、冒険活劇ものや異形となった葛藤などがちゃんと描かれていて子供だけではなく大人も楽しめる、いつものドリームワークス作品です。
ただ、結婚式シーンから始まるにしては恋愛要素はちょっと少ないかも。どっちかっていうとつまんない男は捨てて貴女の人生を楽しめってバブル時代に流行ったような女子応援系のノリです。

大統領が弾くキーボードがYAMAHA DX7なのがマニアックだなぁと思いました。

2009/7/7 Tuesday

トランスフォーマー/リベンジ

Filed under: - dekaino @ 8:16 このエントリをはてなブックマークに追加 潟鴻若/潟犬里呂討Bookmark被リンク数

トランスフォーマー/リベンジを観ました。原題はTRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN、直訳すればFALLENの逆襲です。FALLENとは今回の敵ボス。

前作と同様マイケル=ベイ監督で、世界観やキャラも前作から引き継がれています。
今回は、主人公のサムが大学に入るあたりから始まります。高校時代からワンランク上がったお色気エピソード満載、とてつもなく永井豪テイストです。キューティーハニーとかけっこう仮面系。

予告編で流されていた空母とか大ピラミッドに隕石が落ちてくるシーンは序盤かと思ったらかなり終盤のシーンで驚きました。予告編とはだいぶ違う印象です。

前作では地球の軍事力ではディセプティコンにはまったく歯が立たない感じでしたが、本作では戦車とか攻撃機で普通に戦えています。敵は弱体化しているかも?
主な舞台はアメリカ人が大好きなエジプト。なぜかエジプトに米軍の空挺団とかヨルダン空軍がきてディセプティコン(敵)軍団と戦ってしまいます。エジプト・アラブ共和国の主権は完全無視です。アメリカ人のエジプト感がよくわかる(笑

ド派手なアクション満載の娯楽作としてはよい出来です。

2009/6/28 Sunday

いけちゃんとぼく

Filed under: - dekaino @ 12:24 このエントリをはてなブックマークに追加 <若のはてなBookmark被リンク数

いけちゃんとぼくを観ました。西原理恵子の絵本が原作です。
高知に住むあまり恵まれていない、急いで大人になろうとする少年ヨシオといつもヨシオと一緒にいてヨシオにしか見ることができない謎の存在いけちゃんの話です。

作品中に出てくる墓が海辺にありますが、たしかに高知県の海岸線は墓だらけです。しかもみんな海のほうを向けて安置されています。たぶん宗教的に死者の魂は海の向こうにいるとか、死後は毎日海を見て過ごしたいとか、そういう理由なのでしょう。
ほとんどの撮影は高知県のロケで風景はたいへん美しいです。
しかし表現はかなりえげつない。子供同士の喧嘩シーンははっきり描写しないでイメージで流してしまいがちですが、ガチで石つぶてを投げられて頭にドゴって結構でかい音で当たって「イテっ」。地味ですが見てて大変に痛々しい表現です。他にも木製の櫂で殴られたり小学生同士という設定でこの暴力表現は、絶対にテレビでは放送できないレベル。

とにかく本作に出演している子役達はみんなとても巧い。特に主役の深澤嵐はとんでもない。CGで後から合成されるいけちゃんと自然に会話する演技を難なくこなすあたり、天才的です。
またエピローグでちょっとだけ出てくる18才のヨシオ役を元子役だった池松壮亮が演じており、子役ファンには美味しい映画です。そういえば池松は実写版鉄人28号で、いけちゃんの声を当ててる蒼井優と競演してますね。

主役以外の子役もみんな巧くてよくぞここまで集めたなと感心します。

本作は、孫がいる老人向けファンタジーをねらったものだと個人的に思います。西原理恵子のさくらももこより売れてやるぜって執念の計画のひとつなのでしょうか? 確かに同系の老人向けファンタジー黄昏流星群より出来がいいかも。少なくとも黄昏は女性が引くけど本作はむしろ孫がいるお婆様方に受けそうです。封切り時の上映館が少ないですが、おくりびとみたいにクチコミでロングランや上映館を増やすのを狙っているのかもしれません。

小学生が観て面白いかどうかははっきりいってわかりません。子供向け要素はほとんどないけれど、子供っていかにも子供向けのものより大人対象のものを喜んだりするから結構楽しめたりするのかな?

傑作というか、異色の作品。こんな企画通してしまう角川は太っ腹です。

2009/6/20 Saturday

TERMINATOR SALVATION

Filed under: - dekaino @ 11:27 このエントリをはてなブックマークに追加 TERMINATOR SALVATIONのはてなBookmark被リンク数

TERMINATOR SALVATIONを観ました。邦題はターミネイター4、かなり安直。SALVATIONは救済とか救いという意味です。
原題でわかるように、本作はターミネーターサーガの外伝的ストーリーです。
時代はジョンコナーが過去に自分の父になるはずのカイル=リースを送り込む数年前、まだシュワルツネッガーが演じたサイバーダインT800型より一つ前のモデルT600がスカイネット勢力の主力だった世界が作品舞台となります。
人型のT800以外にもバイク型や飛行機械型など多様なターミネータがいるのが面白い。またT800も新型として出てくるのですが、それをシュワルツネッガーによく似たボディビルダーのローランド=キッキンガーが演じます。ホントよく似てます。現役州知事本人が全裸で出てきたかと思ってしまった。

ストーリーは結構ハードな感じでよく練られたシナリオ。主人公はジョン=コナーではなく人間と機械のハーフのような存在である元死刑囚のマーカスです。マーカスはデーモン族と人間の中間的存在であるデビルマンのような立場にあり、自らのアイデンティティや宿命などに悩むというありがちといえばありがちなドラマをそつなくこなしつつ、最終的にはかなりカッコつけに成功します。アメリカ人だけではなく日本人にもウケがよさそうなキャラクターです。

最近のテレビシリーズであるサラ・コナー・クロニクルズとも連動しているらしいのですが、その作品はまだ未見なのでよくわかりません。日本ではスーパードラマTVで今月から放送開始らしいです。

2009/6/14 Sunday

南山・権現平

Filed under: - dekaino @ 22:27 このエントリをはてなブックマークに追加 絮宴紙┤憜抗のはてなBookmark被リンク数

神奈川県の愛川町、清川村、津久井町(現・相模原市)の境界にある宮が瀬湖畔の南山と権現平に登りました。

本厚木駅から野外センター経由半原行きのバスに乗り、愛川大橋バス停で下車しました。所要時間は約40分。
バス停からちょっと車道の坂を上ると半原日向の交差点。そこには遊歩道の案内図があります。
半原日向にある地図
案内図をスルーしてひたすら車道を津久井方向に上っていきます。
次の信号の清正光入口についたら左に曲がり山へ向かいます。

バスを下車してから30分ほど歩くとやっと登山口に到着。
登山口1
階段近くにコースの案内地図があります。
登山口2

登山口から30分ほど登るとあずま家があります。ここでちょっと休憩。
あずま家
津久井町方向の見晴らしがよいです。
あずま家からの風景
あずま家から1時間ほど山道を登ります。山頂近くにはクサリ場があるくらい急坂ですが、ここを登りきると南山の山頂です。
南山山頂
山頂は狭いですが、宮ヶ瀬湖がよく見えます。
南山山頂から宮ヶ瀬湖
ここから尾根づたいに権現平に行けます。あまりアップダウンはありませんが、権現平直前はちょっと急な階段です。南山山頂から権現平まで30分くらい。

権現平
権現平はけっこう広い広場になっており、トイレやあずま家も完備しています。
権現平から見た宮ヶ瀬湖
宮ヶ瀬湖もよく見えます。晴れた日は房総半島まで見えるらしいです。
ここで昼食をとりつつ休憩。

権現平から鳥居原までは急な下り坂を降りていきます。50分くらいで車道に出ます。そこから数分で宮ヶ瀬湖の湖畔にある観光施設のひとつ鳥居原に到着します。
鳥居原の売店
鳥居原には軽食もとれる売店があります。宮ヶ瀬ビジターセンターがあるところほどではないですが、そこそこ整備されています。津久井町の産物も販売していました。
鳥居原からみた宮ヶ瀬湖

ここから連絡船みやがせ21で宮ヶ瀬バス停がある宮ヶ瀬ビジターセンター方面に渡ります。
乗船券
乗船券は売店で買えます。片道200円。船の本数は少ないので注意。船に乗らなくても鳥居原から宮ヶ瀬バス停まで無料シャトルバスが利用できます。歩くと30分くらいかかる距離です。

宮ヶ瀬湖連絡線
鳥居原から乗船する人はほとんどいないらしいです。

航行中に鹿が湖畔に出てきたので、船長が急停止して乗船客に鹿の説明をしてくれました。
野生の鹿
野生の鹿です。

廃棄された旧宮ヶ瀬水力発電所
船からは廃棄された旧宮ヶ瀬水力発電所の導水管が見えました。
宮ヶ瀬ダムを建設する前に使用されていた水力発電所の設備です。今はもう使用されていません。
発電所本屋は湖に沈んでいます。
ダムが出来る前の旧宮ヶ瀬水力発電所

宮ヶ瀬ビジターセンターからはバスで本厚木まで1時間半ほどかかります。途中の別所温泉前バス停で下車し清川村ふれあいセンター別所の湯で汗を流してから帰途に着きました。

2009/5/30 Saturday

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2 第四回

Filed under: - dekaino @ 6:31 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC若ャ若 筝蕋 激若冴2 膃のはてなBookmark被リンク数

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2 第四回を見ました。
今回のサブタイトルは「インド・ビハールでネズミを食する」です。
BBCワールド公式サイト

インド北部でダリットと呼ばれる最下層民(不可触賎民と訳される)の人々を取材。
とにかくインドは人が多すぎ。中国のように一人っ子政策もやってないので、地方の農村において農産物のおこぼれに預かれない階層民がたくさんいます。それがダリット。ダリットの中でもよい方は地主の畑をわずかな報酬で耕したり刈取りして生計を立ててます。さらに下の階層は畑を荒らす野ネズミ生計を立てています。害獣駆除に役立つので地主が畑への立ち入りを許しているだけで、報酬は何もなし。つまり捕ったネズミを食べて生きているわけです。

その他、地主階層が組織した自警団も取材。ここが一番危険度が高い取材。武装した集団はみな顔を隠しています。国家の警察力が及ばない範囲で非合法的に地主の権利を守る集団のようです。つまり用心棒?

次に鉄道でムンバイまで移動。車両の中のいろいろな人々に取材。お弁当を分けてもらい、食文化紹介番組としての義理を果たします。
ムンバイでは金持ち相手の高級レストランを経営する人、オフィスに家庭からのお弁当を配達する人々、貧民街で住む人々などを取材。

正直、今回はあまり面白くなかったです。NHKでそのまま放送できるくらいゆるい。
次回に期待。

2009/5/14 Thursday

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2 第二回

Filed under: - dekaino @ 23:24 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC若ャ若 筝蕋 激若冴2 膃篋のはてなBookmark被リンク数

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2 第二回は「ロシア・チェルノブイリ産の野菜を試食」です
BBCワールド公式サイト

今回も濃い話です。1986年に黒鉛型原子炉が大事故を起したチェルノブイリに行って地場野菜を食べる企画。
当時はソ連邦内でしたが今はウクライナ共和国となっています。
BBCのスタッフには迷彩服を着た軍人のガイドがつきっきり。決して離れません。ガイドなしでの行動は禁止だそうです。

ロシア・チェルノブイリ産の野菜を試食
まずは有名な石棺の前に。実は石棺の前の広場はあまり放射線レベルは高くないらしい。
チェルノブイリの石棺
それでも他の土地よりは線量多いのですが。

チェルノブイリの街は基本的に立ち入り禁止ですが、研究者達の宿舎など、いくつか人が住んでいる建物があります。なんとホテルも1件あります。半分観光地みたいな感じ?
チェルノブイリの唯一のホテル
チェルノブイリ唯一のレストランはホテルの中。早速試食。ここで提供される料理の食材はすべて他地域から搬入したもの。特に可もなく不可もなく普通のロシア料理。安心して食べます。
従業員も被爆量抑制のため、1ヶ月のうち2週間しか働いてはいけない規則だそうです。

次は、事故当時にたくさん死の灰を浴びた森林地帯。通称「赤い森」に行きます。
赤い森
危険だから防塵服を着ろと言われます。しかしガイドの軍人達はいつもの格好で防塵服なんか着ない。バカらしいのでレポーターも顔の部分をはずしてしまいます。健康よりカメラへ顔が見える方が大事。

ここからが本番。次はプリピャチの街へ。ここは当時原子力発電所で働く労働者が住んでいた街で、事故直後に立ち入り禁止になったまま現在に至る街です。
プリピャチの街
なんかもうSFの世界。人間がいなくなって20年もたつとここまで自然に帰ってしまうのです。
プリピャチの廃墟1
がんがん緑が侵食しています。
プリピャチの廃墟2
事故当時のプリピャチでは遊園地がほぼ完成していたのですが、開園予定の日程の直前に例の事故が発生してしまい開園しないまま廃墟となってしまいました。
プリピャチの豚1
街中では野生化した豚が我が物顔で歩き回っています。
プリピャチの豚2
立ち入り禁止にも関わらず勝手に入ってくるそうです。まぁ豚だからしょうがないか。

と思っていたら人間まで不法侵入。近所に住む男性が自転車に乗って、何事もない風に通行しています。
謎の男1
さっそくつかまえて話を聞くと豚を捕まえに来たとのこと。捕まえた豚をどうするのか尋ねると、「もちろん食うのさ」と当然のように応える男性
謎の男2
まぁそうだよね。放射能は怖くないのだろうか? なんか未来少年コナンに出てくるハイハーバーのような世界です。

近くにある男性のうちにお邪魔すると、奥様も出迎え。
謎の夫婦
事故直後に別の土地に移住させられたが、ひどい沼地で半分の人間が最初の冬を越せなかったそうだ。悩んだ末に元の土地に帰ってきて住み続けているのだそう。もちろん不法居住。Vガンダムの地球上に勝手に住んでる難民みたい。
食料は昔のごとく畑で作った作物と、たまに街で捕まえる野豚。

めったにこない客にものすごい勢いでもてなしてくれるお婆さん
もてなし料理
料理は絶対食べてくれるよねとすごいプレッシャー。これはヤバいよ。
夫婦曰くずっと土地のものを食べてきた私らは見ての通り全然平気だ。大丈夫大丈夫。
悩んだ末にレポーターは食べることに決めました。犬を食べるときは英国にいる家族にケータイで電話して相談していたのに、放射能料理の決断はサクっと独断してしまいました。その程度のことなの??

次は立ち入り禁止地区からはずれたスラブティッチの街。ここも昔のプリピャチと同じく発電所で働く人たちの街。
勇者達
この街には命をかけて原子炉をコンクリート詰めにして石棺をつくった殉職者達の勇姿の像があります。
さすが現役の発電所の街!
市場には食料があふれ、人もたくさん行き交います。
バーベキュー
市場で買った食糧でバーベキュー。美味い。

スラブティッチの町長が取材班をポルチーニ茸のキノコ狩りに誘ってくれました。
ポルチーニ茸はヨーロッパでは珍味です。場所は郊外の林。
町長
ポルチーニ茸
キノコって放射能が蓄積しやすいんではなかったか? 念のため町長に聞くと全然OKとの回答。

しかし後日にいただいたキノコの放射線量を測定してもらったところ、許容量の8倍の放射線が出ていることが判明。あわてて町長に電話するも、「平気平気 うちの街のキノコは安全で美味いんだから」と相手にしません。東西問わず政治家というものは風評被害を防ぐために身体を張って毒とわかってても地場作物を食べないといけないのでしょうか? 原子力発電所に依存する経済の街だけに原発の悪口は口が裂けても言えないのでしょう。

今週のも大変濃い料理レポートでした。
事実はSFよりもセンス・オブ・ワンダー。

2009/5/13 Wednesday

丹沢湖

Filed under: - dekaino @ 8:09 このエントリをはてなブックマークに追加 筝号旺羚のはてなBookmark被リンク数

五月連休の最後に神奈川県丹沢湖に行ってきました。
今回の旅はクルマでドライブ。

国道246号線から丹沢湖方面に曲がる交差点のすぐ先にある道の駅山北
道の駅山北
道の駅と河内川をはさんで反対側にあるオートキャンプ場には無数の鯉のぼりが泳いでいました。
鯉のぼり

ツバメ
道の駅の農産物直売場にいたツバメのつがい

道の駅のさらに奥に行くと丹沢湖出現。
丹沢湖

さらに奥に進み、中川温泉郷のさらに先に箒杉(ほうきすぎ)があります。
神奈川県で確認された樹の中で一番樹齢が多いそうです。天然記念物指定。
箒杉(ほうきすぎ)
根元には小さなお社があります。
箒杉の神社
いかにも御神木にふさわしい樹があるのに神社が小さいのは、古代からここら一帯はしてつもない辺境だったことを思わせます。街道からだいぶ外れた地だからしょうがない。

さらに奥に進むと、神奈川県の施設の西丹沢自然教室があります。
バス路線はここまで。一般の駐車場もここが最後です。
西丹沢自然教室の脇を流れる河内川。
河内川
河内川の読みは「こうちがわ」、「かわちがわ」でも「かわうちがわ」でも「ハノイがわ」でもありません。

河内川にかかる歩行者用の橋を川原から見上げました
河内川の橋

西丹沢自然教室のバス停
西丹沢自然教室 バス停

時刻表のアップ(画像クリックでさらに拡大)
西丹沢自然教室 バス時刻表
比較的たくさん便があるようです。道が険しいので、大雨、大雪で運休はやむなしか。

クルマではここまでしか行けないので、おとなしく撤退。
帰りに中川温泉ぶなの湯で入浴してから帰路につきました。

2009/5/6 Wednesday

グラン・トリノ

Filed under: - dekaino @ 11:36 このエントリをはてなブックマークに追加 違潟祉、里呂討Bookmark被リンク数

グラン・トリノを観ました。
クリント=イーストウッドの監督作にして最後の主演出演作(と本人は言っている)です。

タイトルのグラン・トリノは今から37年前の1972年に発表されたフォード社のスポーツカーのモデル名。
主人公が勤めていた工場で作られ、主人公が大事に動態保存しているビンテージカーのことです。
このクルマが発端でいろいろな事件が起こります。

本作は老人向け映画なのですが若者が観てもいろいろ考えさせられる深い作品です。
古き良き強かったアメリカの時代へのノスタルジーや、アメリカで生きていく少数民族の想い、そしてブルーカラー労働者の矜持など、いろいろな要素が詰め込まれています。
サイゴン政府に加担したため米国に移民してきたモン族は当然として、主人公のウォルト=コワルスキもポーランド移民といういわゆる少数民族であり、宗教的にもカトリックはアメリカ社会ではメインストリームではないわけで、雑多なアメリカを象徴するような構成となっています。

モン族の少女スーと少年タオの役者がめちゃくちゃ巧いです。演技が巧いのにアジア系の顔のためハリウッドではなかなか役が取れない層からちゃんと引き上げてくるあたり、イーストウッドのプロデューサとしても顔もうかがえます。

ドラマとしては地球の危機とか世界の破滅とか、そんな大層なものは出なく、だんだん少数民族の居住区に変わりつつある古い住宅地が舞台の、ありがちといえばありがちのトラブルという映画のネタとしては小さいストーリーなのに、深いドラマです。
日本的感覚で言えば、死に場所を探す年老いた侍の物語なのかもしれません。

2009/4/30 Thursday

ニセ札

Filed under: - dekaino @ 7:36 このエントリをはてなブックマークに追加 紙のはてなBookmark被リンク数

ニセ札を観ました。
木村祐一初監督作品。ちりとてちん人脈で草々役の青木崇高や四草役の加藤虎ノ介などが出ています。他に吉本芸人が多数、そして倍賞美津子が主役を務めます。

戦後の占領下日本(Occupied Japan)の時代に山梨県で実際にあった、村の名士や小学校の女教師など村の有力者たちが共謀して偽札を作り流通させた事件を映画化したものです。
戦後すぐというのはある意味アナーキーな時代で様々な事件が起きているのですが、これも平時なら絶対にやりそうもない地位の人々が進んで悪事を行う戦後特有の事件です。

本作は、ただ時系列に沿って発生したイベントを淡々と描写しているだけで、各登場人物の内心の動き、特に犯行の動機について明示的には説明しません。
倍賞美津子が演じる女教師についてはちょっと心の動きについて深堀りしてますが、それでも動機は不明。作中には出てきませんが昭和21年に新円切替えというインフレ対策施策があり、これで政府に騙された、紙幣なんて結局紙切れなんじゃないか、だったら自分達で刷ってもいいじゃないかって境地に達したのかも知れません。

青木崇高が演じる哲ちゃんは知恵遅れだが彫刻が巧い青年で、女教師が引き取って育てているという設定。
彫刻が巧いんだからいつかは偽札の原版作成に協力する流れになるのかと思いつつ、みていたら見事スカされました。ただ彫刻と亀が好きなだけだったみたいです。

戦後風俗の描写は結構がんばっています。でも昭和25年にあんな立派なオート三輪はないんじゃないかなぁ… あれは昭和30年代だろ。
本当に淡々と妙な演出なしにつづられる映画です。

2009/4/22 Wednesday

カルフール跡地にケーズデンキ

Filed under: - dekaino @ 8:20 このエントリをはてなブックマークに追加 若莊≦違宴若冴潟のはてなBookmark被リンク数

レッドクリフ PartII109シネマズグランベリーモールで観たのだが、グランベリーモールに行く途中で今年の1月12日に閉店したカルフール南町田店の跡地にケーズデンキが出店していたのに気づいた。
今年の1月12日に閉店したカルフール南町田店の跡地にケーズデンキが出店した。4月16日開店だったらしい。支店名は南町田店ではなくて、ケーズデンキ横浜町田インター店です。
ケーズデンキの店舗検索サイトから探すとき、神奈川県ではなく東京都の方に分類されているので注意が必要です。あの辺り神奈川県扱いした方がみんな幸福だと思うんだけどなぁ…

せっかくなので入店してみました。開店セール中でかなりの人出。駐車場とエスカレータはカルフール時代とあまり変化はありませんが、その他のフロアはだいぶ変わっていました。

1階にあった小店舗はすべて撤去、缶ジュースの自販機が1つだけぽつねんと設置されていました。カルフール時代と比べて広々とした印象。カルフール時代は一般客からアクセスできなかった1階のトイレが使えるようになってしました。

2階のメインの売り場は通路が広くて好印象。カルフール直営時代のようです。イオン傘下になってから通路は狭くするし、ただでさえ狭い通路の真ん中にワゴン台を置いて、とてつもなく窮屈だったのが嘘のよう。
ケーズデンキは空間の使い方がわかっています。2階も小店舗はすべて全滅。各ATMもすべて撤去されていました。万引き防止のためか入口と出口が分離されており、OKストアのような感じ。

駐車場はなんと無料! 大丈夫なのか? むかしカルフールが開店当初も平日無料にしていたら、駐車場にクルマをとめて歩いて駅まで行って通勤通学してしまう人が続出して、結局平日も有料化・時間制限となった経緯があるので心配です。

それから、駐車場の出入り口のいくつかが閉鎖されていて大変不便。246上り線から直接入れる入口と、246上り線につながる路地に出る出口が閉鎖。これは開店セールで混雑して駐車待ち車列が246本線に出ないようにするための一時的なものなのか、それとも恒久的なものなのか? とにかく不便でしょうがないので早急な改善を望みます。

とりあえず開店セール品のDVD-Rメディア10枚300円というのを買いました。
ケーズデンキパスポートなるカードをつくると3%引きだというのでそれも作成。ポイントカードではなくてその場で3%割引だということです。

レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-

Filed under: - dekaino @ 6:40 このエントリをはてなブックマークに追加  PartII -ャ吾腟羆堺-のはてなBookmark被リンク数

レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-を観ました。言わずと知れたレッドクリフPartIの続編かつ完結編です。つまり前後編の2部構成。原題は「赤壁 決戦天下」。変な横文字にせずに原題のままの方がかっこいいと思います。

前作にも増してアクションに次ぐアクションの連続、かなりハイレベルのアクション映画です。
そしてアクションだけではなく人間ドラマもなかなか面白い。伝統的な三国志ドラマと比較して性善説な甘っちょろい友情ごっこみたいなストーリーなのですが、演出がいいので勢いで納得してしまいます。
曹操はもって悪役悪役してもいいと思うのに、なんか妙に正々堂々としてるし。雲行き怪しくなったらとっとと逃げろよ!
特に孫権の妹の尚香(史実では、後に劉備の妻となる)がスパイとして曹軍に忍び込んだ時に知り合った千人隊長の叔材と淡い恋仲になるくだりとか、甘酸っぱすぎるー。叔材は名前だけで三男坊とわかるとってつけたような名前なのがまたいいです。日本で言えば茂三みたいな名前?
前編に出てきた子馬の萌萌(もんもん)も重要シーンで出てきます。

三国志にうとい人でも楽しめる傑作。

2009/4/17 Friday

ウォッチメン

Filed under: - dekaino @ 7:00 このエントリをはてなブックマークに追加 <海里呂討Bookmark被リンク数

ウォッチメン
ウォッチメンを観ました。アメコミヒーローの映画です。正確には原作のウォッチメンはカートゥーンではなくて大人向けのグラフィックノベルに分類されるそうですが、とにかくDCコミック作品です。
…カートゥーンとグラフィックノベルの違いは、児童小説とライトノベルの違いみたいなものなんだろうか?

かなり過激なヒーロー集団の話です。ものすごく悪趣味というか露悪的ですが、SFとしては結構いい出来なのかもしれない。舞台は仮想戦記もののような過去のパラレルワールド、1985年が基本軸で、そこから過去をふりかえる演出で1940年以降の話がコマ切れに出てきます。

とにかくタブーをすべて無視した独りよがりな中二病的設定がスゴい。
本作でのヒーローとは、自らが信じる正義を為すために覆面をかぶって実力行使する徒党とされていて、法律で活動が禁止されている非合法集団。基本的にKKK団とかネオナチスと変わらない不逞のやからです。(あのナチスだって合法だったんだぜ)
政治的正しさなんか一笑にふす勢いで、ヒーロー達はすべてアメリカ人で白人で愛国心にあふれています。ヒーロー活動も車に轢かれかけた少女を間一髪で救うみたいなぬるいものではありません。世界の敵、アメリカの敵に敢然と立ち向かうべく、ベトナム戦争だってキューバ危機だってがんがん介入します。ベトナムでスーパーパワーを駆使してベトコンどもを焼き尽くすヒーロー達のシーンは衝撃です。

なぜか(当然?)アメリカ以外にはヒーローはいないのでアメリカ独り勝ちの歴史がつづられます。
ベトナム戦争は早期にサイゴン政府が勝利し、アフガニスタンはアメリカが支配しています。この世界では革命の輸出は非常に限定されたものになっているらしく、本編には出てきませんが中国もおそらく国民党政府が本土を支配していると思われます。

しかし、いいことばかりではなく、アメリカ国内はニクソンが失脚せず三選しており、市民がお互いに監視しあう状況、まさにオーソン=ウェルズの1984年そのままのビッグブラザーが君臨する世界となっています。
アポロ11号が月面着陸するときも、ヒーローのひとりDr.マンハッタンが先回りして監視していたり、歴史上重大イベントの影にはすべてヒーローありなのです。

そしてパラレルワールドの歴史のifの歪みぐあいが仮想戦記SF的に大変面白い。
どうやら本作のアメリカは1985年になっても大陸弾道弾を持っていないが、ソ連は大量の核弾頭つき大陸弾道ロケットを保有しているらしいのです。アメリカがソ連を大攻撃をしかけるときに爆撃機で一挙に核をお落とそうとするシーンからうかがえまます。ということはソ連もサイロから発射する弾道弾は持っていても、核ミサイルを搭載した原潜はもっていないということか?

はっきりと明示はされませんがアポロ11号の乗員はスラブ語圏の名前だったりして、実はアポロ計画を実行したのはソ連なんじゃないかという暗示があるのです。ここがSF的に面白い。
確かにヒーロー達という絶対的軍事力により優勢に立ったアメリカなら、ソ連の宇宙開発競争に大金費やしてつきあう必要はないわけで、そうするとアメリカは弾道弾を開発しないし、世界初の月旅行はソ連が実現するという流れも納得なのです。そして原潜が核ミサイルを持つというアイデアはどこの国も実現していない。現実のリアル世界よりかなり軍事緊張力が少ない、核の傘が確立していない世界ということです。
ありがちな無茶設定で破綻してしまった仮想歴史モノは多いのですが、ウォッチメンは妙に裏設定がキッチリしていてSF者としてカナリ萌える作品と言えます。

ヒーロー達のキャラもかなり立っています。
一番強いのはおそらくDr.マンハッタン。放射線事故で体が真っ青になってしまった超人(どこかで聞いた設定?)。念動力、過去透視、未来予知、瞬間移動などとにかく万能に近い能力を持ち、ただ過去は人間だったと言うだけの別種の存在で、もはや人間性すら失っている存在。スタートレックTNGに出てくるQ連続体よりも強力かつ人間離れしており、話そのものをぶち壊しにするほどのパワーがあります。
こんなに強いのにフルチンというのが笑えます。フルチン全裸のブルーマン。成人の男性器を正々堂々とCGにしてしまった一点だけでも本作の突き抜け度がわかろうというものです。

そしておそらく人気が一番高いであろうロールシャッハ。ロールシャッハ試験に使うような墨の流し絵模様が常に変動する柄のマスクをかぶった変人ヒーロー。身体能力は並みのヒーローですが探偵能力はかなり高い。暗闇のスキャナーが元ネタでしょうか?
他にも金持ちの一人息子が遺産でスーパーハイテクメンつくりまくったバットマンもどきとか、天才実業家のヒーローとか、どこかで聞いたような設定なのに、キャラ立ちまくりです。
天才実業家はデスノートのキラっぽい世直し思想にかぶれたヒーローですが、頭のよさも実行力もキラの比ではありません。

エロ・グロ表現もタブーを無視してバリバリ出てきます。とにかくデーモーニッシュな悪趣味演出のあらし。
1985年当時のか音楽や風俗の表現もまた楽しい。昔のMacとか懐かしすぎる!
好き嫌いが分かれると思いますが、他には絶対ない無茶苦茶クォリティが高い作品です。

2009/4/16 Thursday

真・女立喰師列伝

Filed under: - dekaino @ 6:17 このエントリをはてなブックマークに追加 糸コ腴医見篌のはてなBookmark被リンク数

劇場公開で観そびれた映画をCS放送(スカパー)で観たシリーズ第3弾。
真・女立喰師列伝を観ました。放送していたチャンネルは東映チャンネルです。

本作は立喰師列伝の続編に当たります。
前作はblogに書いた通り、悪乗りした押井守のセルフパロディ的異色作でしたが、本作は複数の監督(主にアニメ業界のクリエータ達)が参加するオムニバス形式になっており、商業作品としてのエンタテイメント性を確保しています。前作のやりすぎを反省して作られたはっきりいって売るために作られた作品です。
キャストも佐伯日菜子や小倉優子など、マニアックな配役がされており、話題性にも事欠きません。
佐伯日菜子をGIRL役をやらせるのは柴咲コウを少女と呼ぶよりスゴいと思いますが、アニメ声優業界の現状を考えると全然問題ないように思えてしまうのが不思議です。

ここまで売れる要素があるのにあまりに前作が無茶したせいでしょうか、上映館がとてつもなく少なく名前どおり単館系作品となってしまいました。やはり興行実績がモノを言う業界らしい。そのため不本意にもCS放送(スカパー)で観たシリーズになってしまったわけです。ちなみに今回の東映チャンネルの放送は地上波/BS/CS通してテレビ初放送らしいです。

商業性が向上した代わりに、立喰師つまり専ら食逃げを業とする人々とは関係ない話がほとんどとなってしまいました。チンケな食逃げ芸では場が持たないというか商業性以前の問題なので、しょうがないところです。

押井マニアよりはProductionIGファンに観てほしい作品。

2009/4/12 Sunday

ポルフィの長い旅 最終回

Filed under: - dekaino @ 8:03 このエントリをはてなブックマークに追加 c激 腟のはてなBookmark被リンク数

アニマックスで放送されていた名作劇場第25作ポルフィの長い旅が最終回を迎えました。
原作はシミトラの孤児という小説なのですが、アニメ版は脚色は入り過ぎで特に後半の方が全然違う話になっています。
原作のあらすじ

原作でのポルフィは、転々と各地を遍歴して得た語学力を活かしつつ最後まで自動車関係の仕事を続けるのに、アニメ版では父の形見の工具を盗まれた後はすっかり自動車関係にも興味をなくしてしまいます。最後はローズと言う女優くずれのパリジェンヌに囲われるヒモ生活にどっぷりつかる日々。天然の空気の読めなさが母性本能をくすぐってしまう生来のジゴロ、それがポルフィー。名作劇場の主人公がヒモってそんなのアリですか!?

もうひとつ特筆すべきことは、アポロというフクロウ。名作劇場すべてに存在するマスコット的動物キャラクターです。このアポロがなんとシリーズ半ばで猟銃に撃たれて死んでしまうのです。かつて途中退場したマスコット動物がいたでしょうか? 確かにギリシャからパリまでずっとフクロウがついてくるのは不自然だし、特にギリシャ料理店で働くときに、飲食店でペット飼うのは難しいのだろうけど、殺すことはないでしょう。誰か別の飼主に託すとか、もうちょっと工夫すればよかったんじゃないだろうか?

いろいろ話が破綻しているポルフィー、もしメディアミックスでコミカライズするならぜひとも八潮路つとむ氏に描いてほしいです。副題は「ひもの道in欧州」でひとつよろしく。
有名女優になった妹のミーナにちょくちょく金をせびりに行くダメ兄ポルフィーなんてシーンをばっちり描写してくれそう。

2009/4/11 Saturday

ザ・バンク 堕ちた巨像

Filed under: - dekaino @ 22:56 このエントリをはてなブックマークに追加 吟祉潟 <綏のはてなBookmark被リンク数

ザ・バンク 堕ちた巨像を観ました。原題はThe International
悪のプライベートバンク(ゴルゴ13が取引しているスイス銀行の類)と戦うインターポール捜査官の話です。

とうとう銀行が悪役になる時代がきたというのが最初の感想。紛争地域を借金で支配する悪の組織らしいです。サブプライムやらリーマンショックやらでアメリカ人にとって銀行はパブリックエネミーになったのです。

舞台設定はともかくアクション映画としては大変よく出来ています。特にニューヨークの美術館での銃撃戦は出色の出来。それ以外にも欧州中心に各国の主要都市を舞台にアクションシーンが繰り広げられます。
原題がThe International命名されているだけはあります。邦題は苦労してつけたんだろうけど、ちょっと説明しすぎですね。だいたい巨像ってなんのことやら? 別に自由の女神が空から降ってくるようなことはないです。

最後のオチはスッキリするようなしないような…
さすがにキレイに勧善懲悪というわけにはいかなかったようです。

2009/3/22 Sunday

日向山ふたたび

Filed under: - dekaino @ 7:16 このエントリをはてなブックマークに追加 ュ絮宴泣海里呂討Bookmark被リンク数

日向山にまた行ってきました。前回行ったのは昨年の12月です。
日向山ハイキングマップ

神奈中バスで馬場リハビリバス停まで乗り、そこから徒歩で日向薬師の裏側まで行きました。
もっと近くまで行くバスもあるのですが本数が少ない。でもリハビリまでなら比較的多く本数があります。

ここ5年くらいは木が伸びすぎて七沢展望台は展望が望めない元展望台だった観光遺跡と化していたのですが、今年度の予算で整備されているようです。
↓工事中の写真。見晴らしを邪魔していた木が伐採されたようです。
七沢展望台 工事中
今年の4月以降はまた展望台として甦ることでしょう。→ 復活しました(2009年5月)

日向山からも遠くがよく見えました。前回はガスが出てましたが今回はくっきり遠くの相模湾まで見通せる絶景ビュー。
日向山山頂からの展望
三浦半島や江の島も見えました。
江の島

山頂から、広沢寺温泉側に下山してゆっくり温泉に使ってきました。
滑り岩よりだいぶ広沢寺温泉寄りのところにある自動販売機(チェリオ!)が空っぽになってました。
空になった自動販売機(チェリオ)
前に通ったときはまだ商品入ってたはず。百年に1回と言われる不景気の影響でしょうか? ここの立地じゃ電気代の元も取れなかったのかもしれません。

2009/3/21 Saturday

劇場版 釣りキチ三平

Filed under: - dekaino @ 9:52 このエントリをはてなブックマークに追加 雁 c筝綛海里呂討Bookmark被リンク数

劇場版 釣りキチ三平を観ました。
期待していた以上に面白い。三平を演じる須賀健太は、三丁目の夕日で茶川さんが引き取って育ててる淳之介役や花田少年史の花田一路(主役)などをこなし、実績たっぷりの実力派子役で、本作でも素晴らしい演技をしています。

世界観も原作をほどよく平成風にアレンジしていてさほど違和感がありません。

三平は原作そのままの釣りマニア(釣り気違い→略して「釣りキチ」)の少年。両親はすでに鬼籍で祖父と二人暮らし。
ガールフレンドのユリっぺは三平と同年代っぽい。つまりこれは原作の後半のユリっぺ。実は原作初期のユリっぺは三平よりかなり年上のお姉さん的キャラだったのに、連載が続くにつれだんだん低年齢化していった経緯があります。
祖父の三平一平も原作に近い和竿作りの名人。ただし原作にある気性の荒い部分は出てきません。(原作では、和竿を大金で買いあさろうとする客を激怒して追い返したりします。)

魚紳さんは、原作よりかなりゆるいです。まったく紳士ではありません。特に酒が入るとヤバい。
見た目も怪しいので警官に職務質問されますが、サングラスや現住所について一悶着あります。
でもクルマで来てるんだから免許証見せてで一発解決って気がするのは気のせい? 片目見えないことも運転免許証には書いてあるはずだし。

そして、原作にはない劇場版オリジナルキャラ 三平の姉の愛子。香椎由宇が演じます。
高校から上京してバリバリ東京に染まった姉が弟も東京に連れ出そうとするのが本作のメインストーリーです。野外で連泊キャンプしても眉毛をキッチリ描くのは忘れないあたりが都会かぶれの娘という演出なのでしょうか?

冒頭の鮎釣り大会で鑑札(遊漁券)を帽子につけていたのが本当に現代風。原作の連載していた時代にはこんな風習なかったもんなぁ…
そして魚とファイトするシーンで多用されるCG。これがしょぼい。なんかPS2の釣りゲームで出てきそうなCGっぽい。白組のブランドが傷つくレベルです。

まぁ映画の宣伝にするために白組の名を出したんだろうけど、幸運なことに知名度低かったはずの監督の滝田洋二郎がおくりびとでアカデミー賞をとっちゃったので、本当にいい宣伝になってます。だったら白組の名を出すことはなかったかも。

かなりの佳作。マンガ原作の映画としてはよくできています。さすが少年マガジン50周年企画。

2009/3/8 Sunday

劇場版ヤッターマン

Filed under: - dekaino @ 21:43 このエントリをはてなブックマークに追加 雁ゃ帥若海里呂討Bookmark被リンク数

劇場版ヤッターマンを観ました。
実写のヤッターマンです。
主題歌は山本正之が歌います。これだけでリメイクテレビシリーズとは雲泥の差で観るべし!
メカ製造中の「スッタモンダ コッタモンダ ヤッタモンダ〜」で始まる名曲 天才ドロンボーも、ドロンボー一味の謎ダンスつきフルコーラスで楽しめます。ヤッターキングのテーマはなぜかクロマニヨンズが歌います。エンディングクレジット画面はやはりジャニーズ縛りの掟のため嵐の曲なのが残念。
それでも山本正之節たっぷりのBGMが楽しめるのは間違いなし。

話はいつもの調子のマンネリお決まりパターンをそのまま踏襲。
メカ戦は3回、うちゾロメカは2回登場。戦いの舞台は
1. 渋山(しぶやま)ハッチ公前 (みなしごハッチの像がある!)
2. オジプトのピラミッド
3. 南ハルプス → イカメカが飛び交うマトリックスの現実世界に酷似した謎の空間
です。モジリ地名がヤッターマンのお約束をちゃんと遵守しててナイス!

ドロンジョは深田恭子、ボヤッキーは生瀬勝久、トンズラーはケンドーコバヤシが演じます。ドロンジョ様はもちろんとてもいいのだけど、一番おいしいのはやはりボヤッキーかな。トンズラもいい味出してました。それにモシカしてモシカする〜のドロンボー一味おハコのインチキ商売も2つも出てきます。

旧作に対する愛をものすごく感じさせる作品です。

2009/2/28 Saturday

チェンジリング

Filed under: - dekaino @ 23:22 このエントリをはてなブックマークに追加 с潟吾潟阿里呂討Bookmark被リンク数

チェンジリングを観ました。
1920年代後半にロサンゼルスで実際に起きた連続少年誘拐殺人事件(通称Wineville養鶏農場事件)を元に再構成した再現ドラマ映画です。
チェンジリングとは西洋の童話にでてくる取替えっ子のこと。
誘拐された息子が発見されたと警察に知らされ、迎えに行ったら息子と別の子供だったと言う事件が発端として、恐ろしい一連の事件が始まります。

当時の腐敗したロス市警(LAPD)の一大スキャンダルとなり、市長を含め市警幹部も失脚した有名な話だそうです。ハリウッドがあるロサンゼルス市を中心とした話だけに、映像的にもかなりこって1920年代風俗を再現しています。オスカー賞の授賞式中継をラジオで聞くなど当時から映画の中心地であったことが伺えます。

アメリカ全土で女性参政権が認められたのは1920年。それから10年も経っていない当時は女性に対する偏見と戦いつつ女性の社会的地位が向上しつつある時期であり、そのために生じた悲劇ともいえます。
特に主人公のクリスティーナのようなシングルマザーはいわゆる良家の子女の範疇に入らない軽蔑の対象だったため、軽く扱われたのかも知れません。

ひとつ面白いのは、入れ替わりの証拠のひとつとして本当の息子は割礼してないのに、息子を詐称する子供は割礼されているというのが挙げられていること。割礼の有無で見分けるなんて日本ではありえない話です。

本作の時間軸は、真犯人が判明して処刑された後のさらに数年後まで続きます。なかなか終わらず結構ひっぱります。しかしそれは蛇足的な後日談ではなく、とても重要なエピソードがあるのです。ストーリー構成が綿密に設計されています。

警察組織の事なかれ主義によって醸成される隠蔽体質、権力による不当な威嚇・拘束は、本当に怖いです。
日本でも高知白バイ衝突死事故なんてのがつい最近あったし、こんなの80年前の昔話なんて安心することはできません。

2009/2/20 Friday

チェ 39歳 別れの手紙

Filed under: - dekaino @ 22:31 このエントリをはてなブックマークに追加  39罩 ャ膣のはてなBookmark被リンク数

チェ 39歳 別れの手紙を観ました。チェ 28歳の革命に続くチェ・ゲバラ二部作の後編です。

本作は39才で突然キューバから姿を消してからボリビアで処刑されるまでの1年余りについて描かれます。前作の人生の頂点を極めるまでの話とは違い、敗退を重ねていくチェの姿がみられます。

キューバでは革命が成功したのにどうしてボリビアでは革命が成就しなかったのか?
基本的にゲバラにはブレがありません。キューバ革命と同じ方法論で武装闘争による革命を画策していきます。しかし国民はゲバラたちキューバの革命闘士たちを外国人といって嫌います。しかしキューバでもゲバラはアルゼンチン出身の外国人だったはずなのです。

ゲバラの革命思想は原住民であるインディオの農民には理解されなかったと言うことなのかもしれません。
(カリブ海の島々にもかつてインディオと禁煙の原住民がいましたがスペイン人が持ち込んだ天然痘によって絶滅しました。いまキューバに住んでいる人はスペイン系を中心としたヨーロッパ系白人とアフリカ系国ドン、その混血がほとんどです)

住民に支持されないゲリラの日常は悲惨です。まず食料入手が困難で常に飢えと向かい合わせです。しかも住民は政府軍にゲリラの居場所を通報します。しかしゲバラは住民を迫害することなく、あくまでも住民を搾取する政府をつぶし、住民達の生活をよりよくするという理想のもとに戦い続けるのです。

ゲバラが処刑されてからエンディングに入りクレジットが流れるのですが、BGMはまったくなし。無音で文字がスクロールアップしていくだけの画面はゲバラ追悼の精神を感じさせます。
中南米最大のカリスマ ゲバラの人生はあまりにも短かい。

本作の最大の教訓: 喘息の持病があるのに葉巻吸っちゃダメです

2009/2/14 Saturday

少年メリケンサック

Filed under: - dekaino @ 22:45 このエントリをはてなブックマークに追加 絨綛眼<宴潟泣のはてなBookmark被リンク数

少年メリケンサックを観ました。
宮藤官九郎が脚本監督をつとめるパンクロックロードムービーです。

少年メリケンサック
宣伝ポスターのイメージとは違って、宮崎あおいは歌わないしメリケンサックも手にしません。タバコも吸いません。
あくまでもおやじパンクバンドのマネージャー兼ディレクター兼プロデューサーという役どころです。
「車内でおならをしたら500円」ルールを有無を言わさず施行する強権ディレクター(?)を演じます。

宮藤官九郎らしい過激でぶっ飛んだストーリーですが、もともとは主役キャラは男性だったんじゃないのかと思わせる設定ではあります。まぁ原作つき地上波ドラマでは原作では男性だった主役がドラマでは女に性転換するのはザラなので、らしいといえばらしいのですが、おかげでレコード会社社長がホモであるという設定が空回りしてます。本当はもっと主役と絡めたかったんだろうなぁ…

しかしを主役をカンナという女性にしたからってつまらないことはなく、カンナの恋人(ヒモ)のイケメンのマサル君というキャラとうまく絡めて過激に面白くまとめているのはさすが。
宮崎あおいのリアル夫である高岡蒼甫の浮気暴露報道が耳に新しいですが、実は本作のプロモーションのためのやらせスキャンダルじゃないかと思わせるような絵に描いたようなダメンズだったりします。劇団の主宰まではしてないようですが…

劇中にいかにも2Dバリバリのアニメーションシーンが挿入されますが、鉄コン筋クリートのキャラクターデザインと作画監督をした西見祥示郎が作っています。鉄コン筋クリートには声優として宮藤官九郎が参加しているのでその人脈で受けた仕事なのかな? 画風は基本的に鉄コン筋クリートと同じなので、ものすごいデフォルメされた手描きのキャラがにゅるにゅる動く絵です。何がすごいってアニメ絵の宮崎あおいがリアル宮崎あおいにまったく似ても似つかないってところ。宮崎あおい本人の声があてられているので、ああこれがカンナ(宮崎あおいキャラ)なんだってなんとか判断できるけれど、もし声がなかったら絶対わからないレベルです。
これでヨシとしてしまう宮藤官九郎は監督してパンク魂ばりばりなんだぜッ

つまりこれってデトロイト・メタル・シティのパクリなんだろとおっしゃる方もいるようですが、DMCはデスメタルであってパンクではありません。パンクとメタルは全然違うよ、混ぜるな危険
ちなみに、本作はパンクとメタルの区別がつかない人でも楽しめるのでご安心ください。

2009/2/8 Sunday

20世紀少年(第2章)最後の希望

Filed under: - dekaino @ 22:27 このエントリをはてなブックマークに追加 20筝膣絨綛(膃2腴)緇絽のはてなBookmark被リンク数

20世紀少年(第2章)最後の希望を観ました。
全3章のうちの第二話目、2008年秋に公開された第一章の続編です。

第一章の記事では、だいぶつらいのではないかと書いたのですが、作り手側も同じ懸念があったようで、かなりのテコ入れ策がなされているようです。

まず、原作時の「ともだちの正体は誰?」で煽ることは完全にあきらめ、人間ドラマにだけ注力しています。とはいえ本作には登場人物が大量に出てくるので感情移入対象を厳選、遠藤カンナと小泉響子ふたりの心情描写を中心に作品は進みます。
時間軸としては第一章冒頭の2015年のうみほたる刑務所のシーンから始まり、ともだち暦時代に入るまでで終わります。初めのほうの中国マフィアとタイマフィアの抗争をカンナが止めるまではアクションも適度でテンポもよく、なかなか改善されているなと思いました。でも、ともだちランドに入ったあたりからどうしても原作をなぞるだけのダラダラ展開です。

しかし、人間ドラマ的にはそれなりに上手につくられています。カンナを演じる平愛梨も頑張っています。
この役が女優としてのラストチャンスというのが本人もよくわかっているようで、気合の入りようはものすごいものがあります。だからといってすごく巧いってほどでもないのが悲しいのですが… いつも睨みつける単調な表情で柴咲コウみたいな大味な演技しかできていません。
しかも脇役の小泉響子を演ずる木南晴夏がすごい巧い! オーラが出ていて完全に主役のカンナを食ってます。もはやともだちの正体なんてどうでもいいのだから、サダキヨが出てくるくだりは全部カットしてもいいはず。しかし、響子が拉致られるというカンナを絡ませずに思いっきり響子を活躍させられる美味しいシーンなので、あえてカットせずに木南晴夏の出番を増やした! と私には思えます。

もうひとつ気がついたことですが、今回は前作ほど制作費かかってません。かなり経済的に作られている感じ。1970年前後の再現シーンは極力減らし、派手な画面はCGまたはエキストラ(おそらく無料で動員)大量投入だけ。なんか作り方が東映の劇場版仮面ライダーっぽくて、厳しい予算の中でも頑張ってますよって声が聞こえてくるような絵作りです。
そういえば前回の公開時には制作費総額60億みたいな景気のいいこと言ってましたが、今回は具体的金額は全然出してしません。勝手な見積もりですが前回の半分も制作費使ってないんじゃないでしょうか?

続編を観て貰うためのテコ入れ策としてすごい露骨だなと思ったのは、エンディングクレジットでの秒読みです。「エンディングの後に次回作の予告があります」とテロップを入れるのなら普通だと思いますが、なんと次回予告まで後○○秒と言わんばかりに右下に残り秒数が表示されてカウントダウンしていきます。
まったくもってヒッシだな!

正直、この手の三部作の最終作って前の2作を観た人以外は観ないので、かなり厳しいことになると思われます。といって決着をつけるとなると本作みたいに制作費を削って水を濁すのにも限界があるだろうし、他人事ながらツラそうです。

原作厨にとってはやや期待はずれかな? 木南晴夏に関しては観る価値あり。

2009/1/25 Sunday

装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版

Filed under: - dekaino @ 22:24 このエントリをはてなブックマークに追加 茖臥泣 若若潟祉<ゃ 雁のはてなBookmark被リンク数

装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版を観ました。25分×12話のOVAシリーズの劇場版です。
ガンダム0083と同じく、劇場版のために各エピソードを圧縮しているため、いまひとつ総集編的なノリです。やはりオリジナルをじっくりみた方が楽しめそう。

時間軸は野望のルーツとテレビ版第1話の間となります。今回のキリコは主役のようでドラマ的には主役ではなく、ペールゼンやキリコ以外の分隊員4名が話の中心。キリコただ死なないキャラと言うだけでドラマ上は何の役割もなく、異能生存体であることを暗示するだけです。メインキャラであるはずのキリコが狂言回しですらない投げっぱなしのところがいかにもボトムズらしい。
また、女性キャラがまったく出てこない男臭さもボトムズらしくてよいです。
メカはほとんど3D CGで、結構よくできています。ちゃんと伸び縮みして歪むという手描きATのいい所は取り入れつつ正しく立体化可能な造形をとどめているバランスが素晴らしい。

100年戦争がまだ終結する前の話でキリコがいる部隊も戦時中の正規軍のはずなのだが、どうにも規律がゆるい。本来ボトムズテレビ版は終戦のため職を失った素行の悪いあぶれ職業軍人の物語という形でリアリティさをもたせていたはずなのに、実は戦争中でもゆるゆるの規律だったというのはちょっと世界観を壊しているかも。まぁ些細な例外として目をつぶるのが吉なんでしょうね。

本作は新宿ピカデリーという映画館で観たのですが、土地の高い都会のシネコンのためか、高層ビルに入っています。私が観たのは11階にあるスクリーンでそこまでエスカレーターで延々昇るか、エレベータで長時間待つのを強いられる構造。行きはいいのですが帰りはもっと混雑するので大変でした。たぶん火事が発生したら異能生存体でない限り生還は無理という覚悟が必要。

2009/1/22 Thursday

IN THE SHADOW OF THE MOON

Filed under: - dekaino @ 23:36 このエントリをはてなブックマークに追加 IN THE SHADOW OF THE MOONのはてなBookmark被リンク数

IN THE SHADOW OF THE MOONを観ました。アポロ計画のドキュメンタリー映画です。制作国はアメリカではなくてイギリス。
原題を直訳すると"月の影の中"、アポロ宇宙船と太陽の間に月がきて、文字通り月の影の中に入った状態のことを指しています。地球上だったら日食。
そして邦題は「ザ・ムーン」ちょっと短くしすぎだろ。

まだ存命のアポロ計画に参加した宇宙飛行士のインタビューをまじえて資料映像を流す典型的ドキュメンタリースタイルです。ストーリーの進め方、資料映像は特にとりたてて言うべきところもなく、普通にディスカバリーチャンネルなりナショナルジオグラフィックチャンネルなりヒストリーチャンネルでやってるBBC制作のドキュメンタリー程度のレベル。
それでも劇場の大画面で観ると迫力があります。

アポロ計画を知らない子供に見せてあげると喜ぶかも。

2009/1/3 Saturday

K-20怪人二十面相・伝

Filed under: - dekaino @ 22:01 このエントリをはてなブックマークに追加 K-20篋坂∝吾私のはてなBookmark被リンク数

K-20怪人二十面相・伝を観ました。
日本テレビ系で執拗に流されるCMで、これバットマンのパクリかな? ああまたテレビ局制作のつまらない映画だなって一見思ってしまいがち。しかし実際に観たら期待を裏切ってめっぽう面白いのです。

北村想の怪人二十面相・伝が原作とされていますが、原案といっていいくらいに違う話になっています。
まず舞台が日米開戦がなかった時代の昭和24年という架空史の世界です。つまり米国はモンロー主義のままヨーロッパ戦線にも参戦せず、おそらくヨーロッパや北アフリカはドイツを中心とした第三帝国が支配しているという世界観。核兵器もおそらく開発されていなかったと思われます。
当然東京大空襲もなかったわけで、震災後の建物がそのまま残っている昭和24年の帝都が素晴らしいCGで再現されています。

ストーリーや演出もかなりよい出来。それも当然で、監督・脚本は佐藤嗣麻子。15年ほど前にテレビ東京の深夜枠でやっていた学園ホラードラマ、エコエコアザラクやねらわれた学園の劇場版の監督・脚本をやっていた、いわゆるキャラ萌えではない面白いストーリーの映画を作れる人です。

本作でもスピーディーな展開と映えるアクションの連続でとても面白いです。
大人の事情でどうしてもつらいキャスティングがありますが、それも巧く誤魔化しています。具体的に言えば松たか子なんだけど。良家のお嬢様がレールに乗って結婚するって設定なら、二十歳そこそこか下手したら十代のはず。なんでまた松たか子なのか? 少女じゃないのに少林少女の柴咲コウぐらいひどいキャスティングです。正直いまの松たか子ってお嬢様の母親役で出ても不思議じゃない貫禄ですよね。
でもそんなの気にしない。松たか子は二十歳だと劇中設定したなら、15〜25歳のリアルな若い女優をまったく出演させないのです。こうすることで、なんとなく観客はああ若いお嬢様なのかもなぁと納得してしまうのです。もし一人でもリアル十代の女性が松たか子の隣に並んだらその魔法は解けてしまうはずです。おかげで初々しい女優好きの人にはちょっとさびしい映画になってしまいました。
この大胆な思い切りのいい詐術が気持ちいい。嘘をつくというのはこういうことだという巧みな演出! かっこいいぜ佐藤嗣麻子。
スターウォーズだってレイア姫がキャリー=フィッシャーだったし、スパイダーマンだってヒロインのメリー=ジェーンがキルステン=ダンストなんだから、いけてない女優がヒロインやってても映画は面白く作れるし、ヒットだって可能なはずなのです。(それでもかなりのハンデだぜ。松たか子)

アクションについてもかなり冴えてます。本作はサーカスの曲芸兼手品師が主役なのでサーカス曲芸やそれに類するアクションがたくさん出てくるのですが、これがワイヤーアクションじゃないんですよ。もちろんCGで誤魔化しているのでもなく、生身の体術でこなしているのです。中国雑技段バリのアクションが心地いい。ワイヤーアクションやCGと違って動きが物理法則に反していないのでテンポもキレもよいかっこいいアクションシーンに仕上がっています。

細かいところをつっこむとテスラ装置の操作盤の文字がすべてドイツ語だったのですが、テスラってアメリカに移民しないまま、ドイツ語圏で研究開発したと言う設定なんでしょうか? テスラはオーストリア・ハンガリ帝国領内の出身なのでその可能性は高い。もしくはアメリカ人も輸出品にはドイツ語の銘版をつけるくらいアメリカの地位が低い世界観と言うことなのでしょうか? まぁ確かに1940年代にアメリカがモンロー主義を貫いていたら今のメキシコかブラジル程度の国際的地位しかなかった気もしますね。
世界観を必要以上に説明しないところも嘘のつき方が巧いなぁって思います。

また、孤児が住む貧民街はノガミにある設定、そして主人公が住む盗人宿は浅草という設定になっています。ノガミは当然上野の符丁なんでしょうが、だったら浅草もエンコって符丁で呼ぶべきじゃないのか? なんかノガミと浅草って言葉が一緒に出てくるとすわりが悪いです。ノガミ&エンコ または 上野&浅草のどちらかにしてほしい。大人の事情で浮浪児が住むところに実名の上野を出すわけにはいかなかったというところなのかな?

同じ日本テレビ制作の252とはまったく違う次元の出来の良さ。佐藤嗣麻子の名前がメジャーになるかも知れないし、下手な宣伝のおかげで不入りのまま早々に公開が終わってしまうかも知れない、先が読めない映画です。でも面白いことは確か。劇場の大スクリーンで観たい方はお早めに。

2008/12/29 Monday

252 生存者あり

Filed under: - dekaino @ 22:44 このエントリをはてなブックマークに追加 252 絖のはてなBookmark被リンク数

252 生存者ありを観ました。
いかにも民放テレビ局の企画映画です。

災害シーンの特撮や演出はできるだけリアルに撮ろうとすごい努力をしています。群集がパニックなるシーンなどは素晴らしい出来上がりです。しかしキャラ設定とシナリオがクソ過ぎます。
もう配役が先に決まっててそれを無理やり役にあてはめているのが見え見えのひどいシナリオが泣けます。まったくリアルの欠片すらないグズグズのお涙ちょうだいドラマです。

科学考証も企画当時はある程度筋が通っていたのでしょうが、ダメダメシナリオのために矛盾の嵐となっています。
雹が銀座だけに局地的に降るというのはあり得るとして、高潮の被害は広範囲のはずで、銀座・新橋地区だけにレスキューが集中して出動すると言うのはいかにも不自然です。銀座線なんかよりりんかい線の方が絶対やばいことになってるって! 銀座線とか丸の内線みたいな戦前に作った地下鉄は江戸城の地下通路(抜け道)を再利用してるんだから、冠水はするかもしれないけど崩落なんてめったなことではしない。なんたって400年もってる地盤なんだから。
おおかた、三丁目の夕日でつくった新橋・銀座のCGデータを流用したってところでしょうか。どうせやるんだったらシャレでもいいから壊滅状態のお台場でフジテレビ社屋が倒壊したシーンを入れてほしかったなぁ…

クライマックスの台風の目が過ぎた後ふたたび暴風と豪雨に戻るはずなのに、なぜかなんとなく雲ひとつない無風状態になってしまっているし。そんなにすぐ天候が回復するならそれまで待てばいいじゃんってことになるよね。単に香椎由宇がボケてただけなのかも知れないけど。

ちなみにモールス符号では 短点2回 短点5回 短点2回 は 252 ではなく i5i なので間違いのないように。

多くを期待せずにドラマ部分を捨てて特撮シーンだけ楽しむつもりで観るなら楽しめる映画です。

ミラーズ

Filed under: - dekaino @ 22:18 このエントリをはてなブックマークに追加 若困里呂討Bookmark被リンク数

ミラーズを観ました。
24のジャック=バウアー役で有名なキーファー=サザーランド主演。

ホラーと言うよりは超常現象ミステリと言った方が正確かも。X-Fileのノリがちょっとあります。
流血シーンはかなりどぎついです。
それにしてもキーファー=サザーランドは病んだ警官を演じるのが上手いです。アルコール中毒関係の演技は私生活でも十分予習済みだもんねってぐらいのリアルさです。

主人公の小学生くらいの息子のマイケルというのがいるのですが、彼の部屋に貼ってあるポスターがヤバいです。やれツバサクロニクルやらねぎ魔やら日本のダメ系萌えアニメのポスターがいっぱい。スタッフの趣味なんだろうか。こんなアニメに小学生男子がはまってる方がよほどホラーです。

ニューヨークにある数年前に火事で全焼してしまったデパートの廃墟が舞台です。ここに主人公のベンが夜警として見回りして事件に巻き込まれるという趣向。日本でいえば、かつて赤坂にあったホテルニュージャパンの廃墟が近いイメージでしょうか。確かにお化けが出てもおかしくない感じ。

なんだかんだいってキリスト教文化の悪魔ばらい(エクソシスト)の流れっぽいストーリーです。

2008/12/27 Saturday

多古の五百羅漢

Filed under: - dekaino @ 22:38 このエントリをはてなブックマークに追加 紊ゃ篋丞羲△里呂討Bookmark被リンク数

小田原市多古にある五百羅漢で有名な玉宝寺に行ってきました

小田急線では足柄駅が最寄駅になります。
小田急小田原線足柄駅
非常に小さな駅。ホームは6両列車がとまる長さしかありません。
駅前から玉宝寺まで「五百羅漢こちら」という案内看板が出てるので迷わず行けます。

途中に白山神社があったので寄ってみました。
多古白山神社その1
正確な名前は多古白山神社で、10月に行われるお祭りでやる小田原囃子というのが有名だそうです。小田原市のWEBサイトにも案内が出ています。
多古白山神社その2
12月は本殿前もがらーんとして誰もいません。

白山神社から100mもないすぐ近くに玉宝寺はあります。
玉宝寺(多古五百羅漢)
普段は本堂の扉が開いており、自由に中に入って五百羅漢を拝観できるのですが、法事などが執り行われている時は部外者は入れません。この日は3つも法事が入ってたので、法事の合間の短い時間に拝観させていただきました。

玉宝寺 鐘楼
境内には他にもいろいろあります。鐘も立派。

玉宝寺 地蔵尊
大きいお地蔵様もいらっしゃいました。

寺のすぐ近くには大雄山線の五百羅漢駅があります。こちらの方が足柄駅よりはやや近いかな。
足柄駅から五百羅漢駅までは歩いて数分と乗り換えは楽です。しかし足柄駅はほとんどの急行がとまらないので小田原まで行って乗り換えた方が便利な場合が多いです。
大雄山線五百羅漢駅
駅舎はマンションが併設されている新しい建物です。ローマ字表記が500RAKANってのはすごい超訳。この方式なら六本木は6PONGIになってしまうぞ!?

2008/12/21 Sunday

カルフール南町田店 閉店日は1/12

Filed under: - dekaino @ 22:03 このエントリをはてなブックマークに追加 若榊医 綺ャ1/12のはてなBookmark被リンク数

先月、カルフール南町田店の閉店について記事を書きました。その時は閉店予定日は確定していなかったのですが、今月21日に再来店したところ、閉店日の告知がされてました。

その運命の日は2009年1月12日
成人の日の3連休の最終日です。12日をもって完全閉店だそうです。
残念!

気になるスリランカのカレー屋ディヤダハラでチキンカレーを食べました。
ディヤダハラ チキンカレー・ナンセット
こんどはサフランライスではなくてナンのセットを頼みました。たいへん美味かった。
ディヤダハラはカルフール閉店後、つきみ野サティに移転するそうです。
ディヤダハラ 移転案内
イオングループのつてで場所を斡旋してもらったのかな? それほど遠くないところでよかった。

2008/12/20 Saturday

地球が静止する日

Filed under: - dekaino @ 23:39 このエントリをはてなブックマークに追加 亥罩≪イ里呂討Bookmark被リンク数

地球が静止する日を観ました。原題は"THE DAY THE EARTH STOOD STILL"です。ほぼ直訳。1951年に制作されたオリジナル版のリメイクです。1951年版の原題は同一ですが、邦題はちょっと変化してて「地球静止する日」です。なぜかリメイク版は地球〜ではなくて地球〜。ジャイアントロボにひきずられているのか? それとも50年経って日本語が変化したのか?

テーマ、メッセージ、そしてSFとしての格はオリジナル版と変わりません。ただし、舞台を冷戦終了後の現代にうつし、SF考証も今風になっています。主人公の異星人クラトゥが地球人と同じ姿かたちをしている理由もきれいに説明されますし、くわえて護衛ロボットのゴートがかなりSFギミック的にかっこいいです。かなり月光蝶っぽい。

降下ポイントがオリジナルではワシントンDCだったのに、本作ではニューヨークになっていたのは国連本部があるからなのでしょう。だからといって国連にまかせたりせず、アメリカが独裁的に処理しようとするあたりはオリジナルのままであり、アメリカって国は1951年から変わっていないのかもしれません。

以下はネタバレ談義
タイトルにある地球停止とは全世界的停電のことなのですが、オリジナル版と本作では発動するタイミングがだいぶ違います。オチがあいまいなところは変わらずなので、映画が終わった後の世界がどうなったかは観客の想像力に任されます。
本作での停電現象は飛行機だけ例外ということはなさそうなので、エアフォースワンに乗ってるであろう合衆国大統領は墜落死したことは想像に難くありません。徹底的に破壊されたのはアメリカ本土だけだし、実はクラトゥの文明は地球の突出した超大国を弱体化するという高度に政治的な介入をしただけなのかもしれないですね。
食物連鎖の頂点としての人類を完全に滅ぼしてしまうと逆に生態系を損なってしまいそうです。アメリカのロッキー山脈の狼は人間の駆除活動によって絶滅寸前までいったのですが、そのために生態系が崩れてカリブーなどが増えすぎてしまったそうです。そこでカナダから狼を連れてくるなどの保護施策を行って生態系を維持しようとしているとのこと。クラトゥ達も同じように人間の個体数を制御しようとしているのかも?

オリジナル作の良さを損なわずに、巧妙かつ大胆に現代風アレンジを断行した傑作です。

2008/12/14 Sunday

劇場版ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 雁蚊蚊蚊薔弱お ユ茖!!のはてなBookmark被リンク数

劇場版ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!を観ました。
東映動画/東映アニメーションのゲゲゲの鬼太郎40周年を記念した初の劇場版長編アニメです。(過去にも劇場版はあったけど中編でした)

いきなり冒頭は、白黒時代から2007年から放送している現行版まで5代の鬼太郎勢ぞろい。もちろん声優も野沢雅子、戸田恵子、松岡洋子、高山みなみが勢ぞろい! なかなか見ごたえがあります。残念ながら墓場鬼太郎は出てきません。今度は猫娘も5代全員勢ぞろいしたところをみてみたいです。

本編は、シナリオも作画も十分時間をとってていねいに作ってある印象です。序盤はいかにも学園が舞台のJホラーな作り方で、いかにもセーラー服を着て辛気臭い顔をした佐伯日菜子が転校してきそうな雰囲気です。
日本全国を6ブロックにわけ、それぞれで猫娘が出てくるパートが違う趣向が凝らしてあります。私はTOHOシネマズ小田原で観たので、関東甲信越バージョンです。猫娘がチャイナ服着て中華街で中田横浜市長と出てくる謎展開。他のブロック地区も似たような展開なのかなぁ?

尺は90分弱と完全に長編なので学齢に達してないお子様だとちょっとつらいかも。大人が観ても楽しめる良作です。

2008/11/30 Sunday

大雄山最乗寺の紅葉

Filed under: - dekaino @ 22:30 このエントリをはてなブックマークに追加 紊ч絮掩箙絲冴膣のはてなBookmark被リンク数

夏にも行った大雄山最乗寺に再び行ってきました。
晩秋の道了尊は紅葉で有名。
道了尊の紅葉1
道了尊の紅葉2
なかなか見事な紅葉でした。

夏には行かなかった奥の院まで行ってみました。
ながーい階段
道了尊奥の院の階段1
これを登り切らないと奥の院に参拝できません。

汗をかきつつ登頂したら結構人がいました。
道了尊奥の院
実は寺の坊さんは別の舗装された道をスクーターで登ってくるらしい。ずるい。

さっき上った階段を上から見たらこんな感じ。
道了尊奥の院の階段2
やはりかなり高い。

今回も大雄山駅からすべて徒歩でいったので結構いい運動になりました。
疲れた〜

2008/11/9 Sunday

レッドクリフ Part1

Filed under: - dekaino @ 6:39 このエントリをはてなブックマークに追加  Part1のはてなBookmark被リンク数

レッドクリフ Part1を観ました。言わずと知れた赤壁の戦いの映画化。監督は呉宇森(ジョン=ウー)。私が見たのは中国語音声で日本語字幕のバージョンです。

基本的には三国志演義をベースとした話なので、劉備は人徳が高い君子の善玉で、曹操は後漢帝国を専横する奸臣という悪玉という人物設定。劉備軍が新野城から敗走して、孫権と同盟、赤壁の地に陣を組み、曹操軍に陸戦で快勝するまでがPart1です。クライマックスの水軍の戦いはPart2までお預けです。

冒頭に三国志世界の背景について説明がこれは日本版だけなのか? 三国志を知らない人には量が多すぎてよくわからないだろうし、といってマンガやゲームで知った程度の人には当然過ぎることばかりで何の助けにもなっていない謎の説明パートです。

存在意義がよくわからない馬の難産シーンで、諸葛亮が見事を仔馬をとりあげます。そして付けた名前が萌萌(もんもん)。なんで もんもん?
しかも諸葛亮に「馬の出産も牛のも似たようなものでしょう」なんて言わせてるし、おそらく女優の牛萌萌にかけたギャグ? よくわからないネタが豊富に折り込まれているようです。

アクションシーンはかなり派手。三国志無双ばりに武将が一騎で出て行って雑兵を百や千くらい千切っては投げの大活躍。もうどうにでもしてくれ的なサイヤ人なみの無茶苦茶な戦闘力です。

時代考証的には矛盾だらけなのですが、そこはあえて目をつぶらないと精神衛生上よくありません。でも、赤壁の戦いの前から「赤壁」という地名があって地図にも書かれているってどうなのよ (赤壁という土地は実在するが、地名は赤壁の戦いがあった故事によるもので、その前に赤壁と呼ばれていたはずはない)

金城武が演ずるスーパー軍師の諸葛亮孔明、劇中中国語音声では普通に「諸葛亮」って呼ばれているのですが、なぜか字幕では「諸葛孔明」出ます。いやいや誰も孔明のコもいってないよ! どうも字幕製作者は日本だと孔明って言わないと通じないと思っている節があります。別に諸葛亮でいいのに、そこまで日本の三国志おたくに迎合しなくてもいいのではないかな?
余談ですが、中国語と日本語で呼び名が違うキャラって結構いて、たとえば西遊記の三蔵玄奘の仏弟子の豚の妖怪。日本だと猪八戒という名が有名ですが、中国では普通に猪悟能って呼びます。三蔵の弟子は悟空、悟能、悟浄とちゃんと統一性が法名を持ってるんです(ただし三蔵本人は弟子達を孫行者、猪八戒、沙和尚と呼ぶ)。これも中国語音声で「悟能」となってても日本語字幕で「八戒」と超訳されてしまうんだろうなぁ

映画の最後、クレジットが流れた後にPart2の予告編があります。当然のごとく燃える展開のようです。はやくPart2が観たい!

2008/10/24 Friday

木更津 證誠寺の旅 その3

Filed under: - dekaino @ 0:12 このエントリをはてなブックマークに追加 贋乾 茘茯絲冴 3のはてなBookmark被リンク数

前回たらふく魚介類を食べた話の続きです。
ご飯を食べた後は、ちょっと腹ごなしがてら中の島まで散歩しました。
中の島は木更津港湾内にある中州のような小さい島です。港からは中の島大橋を渡って行くことができます。
中の島大橋
これが中の島大橋。車両が渡れる大型の橋です。徒歩でも車道を歩いて渡ることができます。
中の島大橋
登り口からみた中の島大橋。けっこう威圧感あります。

橋の最高地点からみた君津方面。新日鉄の製鉄所らしき建物が見えます。
君津方面の工場
最高地点にあった銘版。木更津キャッツアイのパネルと同じく落書きだらけ。
中の島大橋の銘版
海面から26m弱とかなり高いです。

中の島に渡るとあまり人はいません。
中の島
潮干狩りのシーズンは人でごった返すそうですが、オフシーズンは寂しい限りです。

中の島でちょっと食休みした後は、このたびのメインイベントを見るべく證誠寺にいきました。
證誠寺
2008年10月18日は證誠寺でたぬき祭をやる日だったのです。
近所の子供が狸の扮装をして踊るという、いかにもなお祭り。子供たちの親や親戚が押しかけています。
證誠寺本堂
踊りの舞台となる本堂には狸の置物やら屏風やら掛け軸やら、これでもかっと飾り立ててあります。

證誠寺の境内にもたくさん狸がいます。
證誠寺境内の狸1證誠寺境内の狸2
狸塚なのものもありました。狸汁として食われた狸の冥福を祈っているんでしょうか?
證誠寺 狸塚

踊りが開始される頃合には見物人がますます増えてきました。人ごみが苦手なので早々と撤収。神社仏閣が多い周辺地域を散歩しました。

水辺の街にはつきものの弁財天。
木更津弁財天
お堂の梁の上をよく見るとウサギがいます
弁財天のウサギ
そして手水にはカメの像が。やはりウサギとカメはセットなんでしょうか?
弁財天 手水
神社の周りに水がめぐらされているのですが、そこに生きている亀もいました。
弁財天の生き亀様

また、由緒正しい八剱八幡神社(やつるぎはちまん じんじゃ)も近くにあります。
木更津 八剱八幡神社

商店街にもタヌキだらけ
商店街の狸1
商店街の狸2商店街の狸3
かわいらしいのが多いです。
タヌキだけでなく猫だっています。
商店街の猫
港町の猫は美味い魚たべているんだろうなぁ。気持ちよさそうに寝ています。

帰りは、千葉駅まで内房線普通列車で移動し、そこから横須賀線直通・総武線快速のグリーン車に乗りました。
木更津からは総武線快速直通の電車は1時間に1本しかないのに、千葉まで出ると総武線快速は10分に1本出ているからです。
千葉駅の回りも少し散策したのですが、それはまた別の機会に紹介しましょう。

千葉駅で茅ヶ崎までの普通列車自由席グリーン券を改札外の自販機で買ったのですが、これが小さい
駅自販機で買った普通列車自由席グリーン券
いわゆる普通のきっぷと同じサイズ。みどりの窓口で買ったものとは大違いです。でも効力は大きい券とまったく同じです。

帰宅した後で気づいたのですが、グリーン券を検札したときにつけられる印が大きい券と小さい券ではやり方が違うようです。
グリーン券の検札
大きい券だと日付入りスタンプが押されていますが、小さい券だと穴をあけるだけみたいです。小さい券にスタンプ押すと券面表示が読めなくなってしまうからでしょうか?
ちょっと小さな発見でした。

以上で木更津旅行の話はおしまい。大変に充実した旅でした。

[完]

2008/10/13 Monday

さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン

Filed under: - dekaino @ 22:41 このエントリをはてなブックマークに追加 遺皿≪ゃ守紫 <ゃ祉潟海里呂討Bookmark被リンク数

さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウンを観ました。
劇場版電王第三弾、一応今回で最後にすると宣言してますが、人気が出たらどうなるかわからない人気シリーズ。

今回は良太郎の孫の幸太郎がニュー電王として活躍。電王ワールドにおける2号ライダーなのか? V3やライダーマンを出せばまだまだ続くのか、もう初期設定なんかすべて忘れてしまったような開き直って勢いで押しまくった作品です。
今回もアクション満載の良作。ただ、ヒロインの神田沙也加は泣いているばかりで何もしてないのがちょっと寂しい。もうちょっと何か気のきいたことをやってほしかった。

最後のクレジット画面でイラストがたくさん出てくるのですが、大きいハナ(白鳥百合子状態)が描かれたイラストも出てきてました。とりあえずイラストではなかったことにはされていないようです。次に電王映画つくるなら白鳥百合子を出してほしい。でも無理だろうなぁ…

まだいくらでも話が続けられそうな決着でしたが、そろそろ小ハナ役の松元環季(子役)が育ちつつあるから、限界が近い気がします。メインキャスト総とっかえで続けられないものかな?

富士山一周 鉄道の旅

Filed under: - dekaino @ 17:58 このエントリをはてなブックマークに追加 絲紕絮延 のはてなBookmark被リンク数

青春18きっぷというものがありますが、残念ながら10月は使えません。
しかし10月には鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷというものがあります。
鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ
これは10月4日から10月19日までの間だけ使用できる企画乗車券で、使用ルールは18きっぷとほとんど同じ。異なる点は3枚綴りであること、価格が9180円(1枚あたり3060円)、使用可能期間が違うの3点だけです。18きっぷよりやや割高ですが、3枚綴りなので余ってしまう心配は減ります。

海老名市にあるのに厚木駅。通称ニセ厚木。
厚木駅
10月11日朝、この厚木駅から出発しました。
厚木駅の駅印
改札で、出発駅の駅印が切符に捺印されます。
08:02発相模線下り茅ヶ崎駅に乗ります。いきなり単線&半自動ドア(車体外にあるボタンを押さないと扉が開かない)というローカル色満点のスタート。

08:26茅ヶ崎着。ここで東海道線に乗り換え。
東海道線下り熱海行き in 茅ヶ崎駅
08:37発東海道線下り熱海行きに乗りました。

09:30熱海着。ここでJR東日本とお別れ。ここから西はJR東海エリアです。
伊豆急
駅にいた伊豆急行の車両。残念ながらJR全線乗り放題きっぷでは伊東までしか行けないので今回はパスです。

09:36発島田行きに乗車。
熱海発東海道線下り島田行き
JR東海になると東海道線といえども思いっきりローカル線の香りがします

10:16富士駅着。ここで身延線に乗り換えます。
富士駅
富士駅の線路
富士駅のまわりは工場が多く、貨物用の引き込み線もたくさんあります。
ここで20分の待ち時間があるので改札の外を散歩しました。

駅前にいきなり王子製紙の工場があります。
王子製紙
ですが、駅前のショッピングセンターがつぶれていたりしてかなり商業的には寂れつつあるようです。静岡県の東海道沿線はどこも衰退している印象。

北口のコンコースに出たら謎の像を発見しました。
飛躍
「飛躍」らしいです。さっそく真似てみます。
富士駅北口 飛躍

10:36発身延線甲府行き。
富士発身延線甲府行き
富士から甲府までの直通普通電車は希少です。
これを逃したら2時間くらい甲府への到着が遅れてしまいます。
整理券発券装置
この電車は甲府直通なので車掌がいましたが、普段はワンマン運転しているようです。車両内に整理券発券装置がありました。今回は車掌がいるので活躍することはなかったようです。

身延線は富士川の東岸に沿って進みます。東京電力と中部電力の営業エリアの境界の東電側、つまり50Hzゾーンぎりぎりを走る鉄路です。
身延駅
途中の身延駅では11:49着12:12発と23分の停車時間があります。改札の外に出てみました。しかし昼ごはんを食べるほどの余裕はなし。
富士川(身延)
駅のすぐ近くに富士川が流れていて素晴らしい景色。

甲府駅
甲府駅には13:23着。富士駅から3時間弱の鈍行旅行でした。
とにかく空腹なので、駅前の有名なほうとう店の小作で昼食。
信玄セット
信玄セット(かぼちゃほうとう+松茸ご飯)
きのこほうとう
きのこほうとう
どちらも大変美味です。

食後は腹ごなしに駅近くの鶴舞城に散歩
甲府からみた富士山
富士山がきれいにみえました。

甲府14:48発中央本線上り高尾行きに乗車し、勝沼ぶどう郷で下車しました(15:13着)
勝沼ぶどう郷駅
ここから徒歩で甲州市勝沼(旧勝沼町立)ぶどうの丘まで15分。天然温泉やワインの試飲を楽しみました。
勝沼の夕焼け空
帰る頃にはきれいな夕焼け空。
勝沼ぶどう郷駅の駅舎も赤く染まります。
夕日に染まる勝沼ぶどう郷駅

17:25発立川行きに乗車し、18:45に八王子で下車。
18:52発の相模線直通の上り電車に乗って、出発駅の厚木駅に到着したのが19:40でした。

これで富士山の周囲を鉄路でぐるっと一周するというJR全線乗り放題の旅を終えました。

2008/9/14 Sunday

名称が長い特許

Filed under: - dekaino @ 11:12 このエントリをはてなブックマークに追加 腱違激壕┗のはてなBookmark被リンク数

すごく名称が長い特許を見つけた
特開2003-200898
発明の名称「航空機墜落防止方法、ならびに、航空機用パラシュート、ならびに、飛行機ハイジャック激突テロ防止システム、ならびに、コンデンサ、ならびに、真空生成方法、ならびに、ヘッドマウントディスプレイシステム、ならびに、鏡、ならびに、テフロン(R)加工食器、ならびに、磁気テープデバイスアクセス高速化方法、ならびに、光ファイバー、ならびに、光通信システム、ならびに、個人情報送信システム、ならびに、伸縮補助定規付きハンディスキャナーシステム、ならびに、微細加工方法、ならびに、微細加工装置、ならびに、姿勢制御方法、ならびに、プロジェクションテレビ、ならびに、電子レンジ、ならびに、コンパクト無人ATM設置方法、ならびに、」
長すぎて尻が切れてます。どうやら特許庁のシステム的には300文字までらしい。

発明の内容もかなりはっちゃけてます。航空機そのものにパラシュートをつけてエンジンが止まっても軟着陸できる発明。出願日は2002年1月だから間違いなく911同時多発テロで着想した発明。実現方法がちゃんと書いてあればいいんだけれどただの思いつきのようです。

その他思いついた発明ネタをすべてつっこんでいる様子。特許出願の手数料も安くないからとにかくなんでもかんでもつっこめということなのか? こんなの代行してくれる弁理士いるのかなと思ったら、代理人はいないようで本人出願です。この行動力をなにか他の方面に向けたら大成しそうな人だ。
発明者の名前があまりにもありふれているので検索してみてもよくわからなかったのが残念。

2008/8/31 Sunday

劇場版デトロイト・メタル・シティ

Filed under: - dekaino @ 22:51 このエントリをはてなブックマークに追加 雁ゃ祉<帥祉激のはてなBookmark被リンク数

劇場版デトロイト・メタル・シティを観ました。アニマル連載の漫画が原作。映画化は1年遅いとも言われた作品です。

原作の世界観を活かしつつも、大胆なアレンジを加えて原作とはだいぶ違った話になっています。NO MUSIC NO DREAMという言葉の導入して、映画としてはちゃんとまとまった話になったと思います。

それにしても加藤ローサのセリフの棒読みっぷりはすごい。女帝からまったく変わりません。ライブのシーンで「Go to DMC」と棒読みで叫ぶところは、もはや芸の域に達してるかもしれません。これに対抗できるのはNHK朝連ドラ「瞳」のKENを演じるMAKIDAI(EXILE)ぐらいです。

それにしてもクラウザーさんは大分から上京するのに飛行機じゃなくて新幹線なのは、あの格好では飛行機に搭乗できないからなのか?

2008/8/9 Saturday

コエだしてエコのうしろの女

Filed under: - dekaino @ 11:55 このエントリをはてなブックマークに追加 潟潟絅海里呂討Bookmark被リンク数

ACキャンペーン コエだしてエコ
コエだしてエコ

主演:大後寿々花、森岡龍

コエだしてエコ
もちろん大後寿々花に大注目のCMなのですが、名前も出てない3人目の登場人物が気になります

コエだしてエコ
後ろにならんでレジ待ちしているのでしょうか?

コエだしてエコ
下に目線をむけつつも、大後&森岡が作る二人だけの空間をチラチラと横目で様子を伺う

コエだしてエコ
ひたすら後ろの壁を凝視しつつも、耳ダンボ状態で様子を伺う

コエだしてエコ
最後になぜかハートマーク出現。意味不明。

大後寿々花が小さいせいもありますが、3人目の彼女けっこうでかく見えます。たぶん森岡より背が高いんじゃないか?

謎の3人目の役者について情報募集中です

2008/7/31 Thursday

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

Filed under: - dekaino @ 22:09 このエントリをはてなブックマークに追加 蚊蚊蚊薔弱お 綛翫罩のはてなBookmark被リンク数

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌を観ました。ウェンツ鬼太郎第2弾。最初の時のインパクトはありませんが、丁寧な作りになっています。
今回のゲストヒロインは北乃きい、そしてゲスト妖怪の濡れ女を演じるのは寺島しのぶです。純情きらり以来の因縁の対決!? 主人公の姉の笛子、子供のときは北乃きいが演じてて可愛かったのに大人になったらいきなり寺島しのぶ。「これはいくらなんでもあんまりじゃないの」「何いってんの可愛いだけの小娘が こちとら血筋も芸歴も一流なのよ」てな感じでキャットファイト(妄想が暴走)

しかし実は本作で一番可愛かったのはブラバン部の部長やってた山下結穂です。撮影時23才とは思えないほどの高校生ぶりがよかった。
本作の冒頭ではヒロインの楓(北乃きい)の学生生活を丁寧に描写していたのにいきなり中盤以降どうでもよくなってしまって構成がかなりぬるいです。ちゃんと最後にブラバン大会の結果を出す流れにしないとダメでしょう。たぶん心をこめてトランペット吹けるようになって優勝! みたいなプロットが当初はあったんだけど、尺が足りないとか種々の事情で捻じ曲げられたんでしょうね。
ボーリング場のシーンとかけずってブラバン決着シーンいれとけばいいのにね。だいたい下駄でレーン歩くとは鬼太郎はけしからんよ。
もしかしたら脚本家途中で降板してるのかもしれない。それくらいストーリーはダメ、後半は響鬼ぐらいグダグダな感じです。

でも、遊び心があって子供と一緒に観るにはいい映画だと思います。意外にしょこたんの出番が多かった。もっとチョイ役かと思ってました。

2008/7/15 Tuesday

クライマーズハイ

Filed under: - dekaino @ 7:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ若冴い里呂討Bookmark被リンク数

クライマーズハイを観ました。1985年の盆休みに群馬県御巣鷹山に日航機が墜落した。群馬県地方紙の北関東新聞(架空)は特別報道体制に入り、主人公は日航事件全権デスクに任命される…というストーリー。

時代考証がマニアックすぎるほどされています。それでいて全然それをひけらかさない。不必要な場面でわざわざ古い紙幣を見せたり、懐メロ流したりせずに、必然性のある場面に1985年にあるべきモノが出てくるという淡々さがいい。
また団塊の世代が40代でバリバリ働き盛りの時代の汗臭い仕事っぷりが堪能できます。この頃のブン屋って全共闘世代で、新聞は社会の木鐸って本気で思ってそうです。特に地方紙はその比率高そう。

非常に密度が濃く迫力のある映画です。でもテーマ性は希薄。とってつけたような親子ドラマは、仕事優先人生をおくった報いでリタイヤ後は妻子に冷たくされている現代の団塊世代へ送る黄昏流星群風のファンタジーでしかありません。

2008/7/4 Friday

アンテナの森

Filed under: - dekaino @ 8:02 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪潟罍のはてなBookmark被リンク数

東京都小平市の某工場付近で見かけた光景
アンテナの森1
普通の集合住宅(たぶん社宅)のようなのですが、屋上が大変なことになっています。テレビアンテナが林立!!

隣の棟も同様。
アンテナの森2
すべての建物の屋上に空中庭園よろしく八木・宇田アンテナの森ができてました。八木博士宇田博士も草葉の陰で泣いて喜ぶ風景です。

おそらく共聴システムが導入されてなくて各部屋が1本ずつアンテナを立てていると思われます。でもこれVHF用アンテナなんですよね。つまり2011年7月24日のXデーにはすべて無用の長物と化してしまう可能性大です。その後いったいどうするんでしょうか? そのまま放置なのか、それともUHFアンテナの森を再構築するのか。

Xデー後にまた訪れてみたい場所です。

2008/5/17 Saturday

てんてこししまい君

Filed under: - dekaino @ 15:46 このエントリをはてなブックマークに追加 障のはてなBookmark被リンク数

ファイテンション☆テレビでやってるてんてこししまい君。これがけっこう面白い。
みんなが思ってても言えないことをズバッと言ってしまう。そんなカタルシスあふれるキャラが謎のかぶりモノ少年、てんてこししまい君なのだ。

てんてこししまい君
某お台場キー局が仕掛ける映画、少林少女で一題。

それを言ったらおしまいだ! それを言うのがししまい君!
これを地上波でやれたら神なのだが、ちょっと無理かなぁ。このくらい毒が欲しい。

それにしてもチャウシンチーは文句言わなかったのか!? いくらなんでもキャスティングに無理があると思うよ

視聴者からネタ募集してみると毒性が強いネタがたくさん集まるかも?

2008/5/5 Monday

HDDクラッシュ

Filed under: - dekaino @ 22:45 このエントリをはてなブックマークに追加 HDD激イ里呂討Bookmark被リンク数

5月3日午前08:40頃HDDがクラッシュしました。IBMと合併する前の日立製、2.5インチの40GBハードディスクでした。使用開始して2年弱で故障しました。何の前兆もなくいきなりカコーンカコーン派手な異音を発して死亡。
換装したHDD
やはり無理して小さく作っているから寿命は短いのでしょうか? 運よく、家から歩いて5分かからない店で同型HDD(ただしIBMと合併した後)が買えたので換装はすんなりできました。8980円とやや高かったけどすぐ近くで買えたのはラッキー。

/homeやblogデータなどはちょうど5月1日未明に自動バックアップしたデータがあったのでほとんどロールバックなしで復旧できたのですが、/etc下の設定ファイルが古いものしかなく、復旧に少し手間取ってしまいました。

現在はほぼ復旧しています。

2008/4/22 Tuesday

うた魂(たま)♪

Filed under: - dekaino @ 6:48 このエントリをはてなブックマークに追加 薛()のはてなBookmark被リンク数

うた魂(たま)♪を観ました。
夏帆主演の高校女子合唱団のお話。高校のクラブ活動らしいほのぼのとしたノリの中で主人公が成長していく物語と要約できないことはないけれど、なにか微妙な感じがする映画です。

不思議なことにこの映画の中ではオザキは笑うところじゃないらしいです。普通、長ランリーゼントの不良軍団が高らかに15の夜をハモって歌ったらそこは笑うところだよね。尾崎豊と同世代の人間は1%の熱烈オザキ信者と99%のオザキが出たらって笑うところだよねって意識の一般人なわけですが、現役高校生世代にとっては真面目にカッコヨク見えてしまう?? いやそんなことないよね? 薬師丸博子が路上でキーボード弾きながらオザキを熱唱するとこも笑うところだと思うんだけどなぁ…

夏帆をいじめる役として岩田さゆりが出てきます。「いっぺん死んでみる?」とかいって地獄に流したりはしませんが、ちょっとパーマかけてて取巻きひきつれてスカート丈短いという、これまた典型的なちょいわる女子高生? ここも笑うところなんでしょうか?

正直ギャグセンスがよくわからない映画です。でも"I am フルチン"と叫ぶ夏帆はかわいいです。

2008/4/21 Monday

菅井君と家族石 THE MOVIE

Filed under: - dekaino @ 8:13 このエントリをはてなブックマークに追加 篋絎倶 THE MOVIEのはてなBookmark被リンク数

19日にTOHOシネマズ海老名で開催されたTHE FROGMAN SHOW 神奈川まつりをみにいきました。作者のFROGMAN氏のトークと、秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜、古墳ギャルのコフィー 〜桶狭間の戦い〜と、菅井君と家族石 THE MOVIEの上映がありました。
また、今年5月末に劇場版鷹の爪団の第二弾が公開されるそうで、予告編の上映もありました。今度はマトリックス風らしいです。しかもゲスト声優として野沢雅子、銀河万丈、滝口順平などが出るそうです。超豪華(昭和の)大物声優ですね。もちろん古墳ギャルのコフィーも新作が同時上映されるとのこと。

さて、本題の菅井君と家族石 THE MOVIEですが、従来のフラッシュアニメに加えてサイケトランス(?)系のプロモーションビデオみたいな昔っぽい蛍光色アニメがふんだんに導入されてます。短いエピソードを重ねつつも大きなストーリーが動いていく形式をとっています。無理やりたとえれば劇場版ガンバレ!タブチくんみたいな感じ。
昔の映画やミュージシャンをとことんパロディしまくり、しかもそれが30〜40才以上の人間にしかわからないだろうという、徹底的なとっつきにくさが素晴らしいです。
スターウォーズもパロディされてますが、当然旧三部作です。アミダラ姫の影も形もありません。チューバッカが元ネタのグチバッカの声がすごい似てて爆笑です。ぜひとも最後の叙勲シーンで「おれの勲章はないのかウォーーーン」って叫んでほしい。
また、商業映画でここまで宮崎アニメを下らなくパロディ(いやリスペクトなのか?)できるのは蛙男商会だけです。

1970〜80年代に通じている人向け

2008/4/13 Sunday

仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事

Filed under: - dekaino @ 12:59 このエントリをはてなブックマークに追加 篁≪ゃ守紫& ゃ劫篋のはてなBookmark被リンク数

劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事(デカ)を観ました。

戦隊ものにはよくある前作と新作の合同企画OVAのノリをそのまま仮面ライダーにもってきて映画化したような作品。電王90% キバ10%くらいで電王がメインです。

ちょっとパラレルワールドっぽくなっていて、電王の設定からすこしずれてますが、まぁしょうがないでしょう。いきなりコハナがユウトのことを「パパ」とか呼んでも興ざめだし。
残念なのが電ライナーの食堂車のシーンがないこと。セット壊しちゃったんですね。そのかわりになぜか電ライナー署の刑事部屋が電車の中にあります。貼ってるポスターが面白い。「だめ 絶対」とか細かいところにこってます。

イマジンの憑依も自由度が高くなってて、誰にでも憑依できるみたい。キバのワタルにモモタロスが憑依なんてシーンも! ゼロノスは錆バージョンではなくて緑色。カードもたくさん残ってるらしい。それにしてもデネブが一番笑えますね。

子供に安心して見せられる良作です。

2008/4/12 Saturday

CLOVERFIELD

Filed under: - dekaino @ 13:46 このエントリをはてなブックマークに追加 CLOVERFIELD のはてなBookmark被リンク数

CLOVERFIELDを観ました。邦題はクローバーフィールド/HAKAISHA。
LOSTで有名なJJエイブラムスの怪獣映画です。初代ゴジラに匹敵するエポックメイキング的作品。
いわゆるハリウッド映画的なヤマとかオチがないので、ハリウッド的サービス満点作品に慣れきった人にとってはつまらないかもしれません。でもこの不条理かつ理不尽な存在こそが怪獣、まさに天災によるパニックムービーです。

制作費をふんだんに使っているせいか映像はよく出来ています。本作の特徴としてまったく劇伴音楽が流れません。音楽なしで鑑賞に耐える密度の濃い映像を90分弱持続しているのは驚異的でもあります。
正直、字幕も要らないです。英語が全然わからない人でも原語字幕なし版で十分楽しめるはず。音楽やセリフに頼らずとも問題くらいの勢いがあります。
また、見えないものよくわからないものに対する恐怖感をうまく使ったホラー映画としても傑作。
世界設定の説明や謎解きをまったく放棄した潔い姿勢が、天災は理不尽なものであり、不条理な世界の解説は口をあけて待ってても降ってこないってことをシビアに表現します。ハードボイルドな映画なのです。そして説明してないからこそいろいろ想像で補う余地がある余白の美を意識した作品でもあります。

まさかこのような作品がハリウッド資本から出てくるとは思っていませんでした。JJはマジ天才です。

2008/4/8 Tuesday

ドラえもんのび太と緑の巨人伝

Filed under: - dekaino @ 20:38 このエントリをはてなブックマークに追加 喝お膩綏篋坂のはてなBookmark被リンク数

劇場版ドラえもんのび太と緑の巨人伝を観ました。
新キャストになってから3作目、初めてのオリジナルストーリーです。
オリジナルといってものび太と雲の王国のオマージュというか翻案したもので、完全なオリジナル新作とはいえないかもしれません。
のび太と雲の王国は制作中に藤子F不二夫先生が病に倒れ、残念ながら歴代ドラ映画の中でも完成度が低い作品でした。エコがテーマで設定としては悪くないのでうまく再利用しようという狙いだったのでしょうか?

しかし本作はかなりグダグダの出来上がりとなってしまいました。各パートの作画や演出はよくできているのに構成が全然ダメです。言い換えると、分業できるパートはある程度のクオリティに達していますが、脚本や構成などの分業できないパートにおいてもうグダグダです。
上映時間が112分と低学年にはつらい長さであるのにもかかわらず、高学年のお子様にとってはグダグダさが理解できてしまいやはり楽しめません。緑の惑星と地球の間の移動が上手く表現できてないところが特にグダグダ。説明的セリフで「この洞窟を通り抜ければ地球だ」って演出としてどうなんでしょう? これ一応劇場版だね? なんとも中途半端な仕上がりです。

また藤子F不二夫的なSF要素も皆無です。いきなり植物星人たちが日本語を話すのですが、ここは藤子F不二夫が健在であれば必ずホンヤクコンニャクを出しているところ。こういう細かいツッコミどころをご都合主義で無視せずに、ユーモアを交えた説明をつけるところがいかにもドラえもんというSF。こういうSF考証がまったく抜け落ちています。
だいたいドラえもんの秘密道具があらかた修理に出してて使えないって無理設定を導入しちゃってる点で本作はドラえもんである必要はないのです。
ぶっちゃけ21えもんご一行が主役でも全然問題ないストーリー。

伏線らしきものをばらまきながらまったく回収せずよくわからない決着がつくという、旧キャスト版後期作品(雲の王国もそのひとつ)にありがちなストーリー展開は、上手く再現できているというかそのまんまです。当時の作品と同じように、マンガ版を先行して制作して、それを追いかける形で劇場版を制作してたのでしょうか?
渡辺歩監督って中編ではきっちり構成を作りこむやり方をしていたのに、長編ではなんでこうなってしまうのかなぁ…

ちなみに通りすがりの堀北はまんまディアナ様でした。

2008/3/16 Sunday

映画クロサギ

Filed under: - dekaino @ 2:46 このエントリをはてなブックマークに追加 祉泣のはてなBookmark被リンク数

映画クロサギを観ました。ヤングサンデー連載漫画を映画化した作品です。

テレビ局(TBS)が仕掛けた映画になるのかな? キャストが豪華だけど中身がスカスカの映画です。結論から言うとすごい駄作。
まず、詐欺ネタがしょぼい。Vシネマのミナミの帝王以下のリアリティのなさ。手形詐欺が基本線なんですが、裏書きとか基本的な事柄が押さえられていません。この手の詐欺師の話によくある世の中にあまり知られていない詐欺手口を紹介するという要素は皆無です。

よっぽど、難病幼女が米国でしかできない難しい手術の順番待ちを長い間やっていて、やっとこさ順番が回ってきたけど明後日までに5000万デポジットとして入金しないと話が流れてしまうって設定の方が、とてつもなく詐欺くさい。
なんでいきなり2日後? なんでデポジットしないと渡航ビザおりないの? 振り込まなくても残高証明でいいじゃん? 短期間の期限を切ることにより冷静に考えられなくしてサッと金を振り込ませる詐欺にしか思えない。唯一これだけがリアルな詐欺エピソードっぽいな。

それにしても無駄にいろんな場所にロケして制作費はふんだんに使っているようですが、くどい心理描写ばっかりやっていてテンポが非常に悪いです。
だいたいこの映画を観ようと思う観客層が孫がいてもおかしくない年齢の山崎努と大地真央の恋愛ドラマを見て喜ぶと思ってるんでしょうか?
単に大御所に見せ場となる演技をさせなくてはいけないという制作側の都合を押し付けているだけ。観客のことより芸能プロダクションの都合を優先させている、つまり正に現代の地上波テレビドラマ的作り方がされていてまったくもってダメダメ。

竹中直人つかってここまでつまらないってある意味ですごい映画です

2008/2/5 Tuesday

ウォーターホース

Filed under: - dekaino @ 23:03 このエントリをはてなブックマークに追加 若帥若若垢里呂討Bookmark被リンク数

ウォーターホースを観ました。スコットランド版のび太の恐竜です。
時代は第二次大戦中、舞台はスコットランドのネス湖湖畔にある貴族のお屋敷です。

お屋敷の家政婦の子供がのび太役で、ウォーターホースという伝説のモンスターの卵を拾って育ててしまいます。そこにドイツのUボートのネス湖への侵入を防ぐ目的で軍隊が駐留、お屋敷は士官の宿舎として接収されてしまい、ごたごたアクションが巻き起こるという話。

ウォーターホースのCGはかなりいい出来です。そしてかわいいだけではなく、野生のモンスター的な獰猛さも魅せてくれます。最後にはハクション大魔王に出てくるブル公に似た犬をペロリといっちゃいます。

しずかちゃんのシャワーシーンのようなサービスシーンはないけれど、少年と恐竜の心温まるふれ合いの物語としてはよくできていると思います。

2007/12/24 Monday

魍魎の匣

Filed under: - dekaino @ 23:17 このエントリをはてなブックマークに追加 薛薛のはてなBookmark被リンク数

魍魎の匣を観ました。京極夏彦のベストセラーの映画化。姑獲鳥の夏の続編になります。
キャラ設定も役者も前作と同じですが、監督は違います。前作の姑獲鳥の夏を撮った実相寺監督は残念なことに撮影後しばらくして亡くなってしまい、前作が長編では最後の作品となってしまいました。今回の監督は原田眞人。もちろん実相寺とはまったく作風が違います。
いわばルパン三世劇場版のルパンvs複製人間とカリオストロの城のような関係で、設定は同じシリーズではあるのにまったく違う作品となっています。

原作は京極堂シリーズの中では一番壊れている話といってよく、まったくミステリではなく、幻想小説といった方が正しい作品。これをうまく再構成して一般人にも理解しやすいようにミステリ映画っぽく仕上げています。時間軸もかなり入れ替えて、関係のないと思われていた事件が実は1つの糸でつながっており、それが明らかになっていくという構成がわかりやすい。これはなかなかの手腕だと思います。

しかし逆に原作の幻想度がほとんど削り落とされてしまっている感もあります。要はこれは原作のダイジェストであり解説文のような作品です。
勢いで押しまくってる原作だともはや考証ミスみたいな重箱の隅をつつくようなことは野暮に思えてしまいますが、ここまで整理されるといろいろアラが見えてきてしまうかも。

映像面では、三丁目の夕日シリーズのような昔の日本をCGやセットで再現する意向が強く見られます。ただし昭和30年代ではなくて20年代、いわゆるOccupied Japan時代です。占領下の復興期にあたる日本。団塊の世代にはこの時代も懐かしく思えるのかもしれません。

この後の続編は作られるのでしょうか?

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

Filed under: - dekaino @ 22:52 このエントリをはてなブックマークに追加 激с祉吾c種潟若恰罧肴ヨのはてなBookmark被リンク数

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記を観ました。歴史がない国アメリカで強引に伝奇ロマン冒険ものをでっちあげるシリーズ、ナショナルトレジャーの第二弾です。

時代考証はもちろんタイムボカンシリーズ級のデタラメさですが、そんなことは気にしてはいけません。インディージョンズとは違って、ディズニー映画なので滅多なことでは人は死なないし死んだとしても流血したりしないので安心です。

それにしてもアメリカ人のリンカーンの持ち上げようはスゴイですね。やはり殉職すると聖人化されるってやつなんですかね。

2007/12/16 Sunday

アイ・アム・レジェンド

Filed under: - dekaino @ 20:39 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪ゃ祉≪祉吾с潟のはてなBookmark被リンク数

アイ・アム・レジェンドを観ました。
地球最後の男の三回目のリメイクです。
ウィルスミスの演技と特撮が素晴らしい。特にニューヨークで鹿狩りをするシーンが出色の出来です。
その反面、SF映画としてはかなり駄作です。あまりに有名な作品なのでSF的驚きを与えるのは無理なのでしょう。謎や伏線が投げっぱなし状態で何も説明してくれません。SFとして楽しむなら1964年版1971年版を観た方がいいかも。本作は極限状態になった人間描写と廃墟化したニューヨークの表現だけがウリです。

以下、ネタバレあり
SFとしてやるなら、血清が効いて回復した患者にもっと注目するべきなんだよな。記憶は残っているのかどうかとか。どう考えても行き擦りの母子より回復患者を生還させた方が治療法の助けになるだろうし、人道的なのに、あっさり心中だもんなー。試験管の血清なんかどうでもいいだろう。どうにも話が壊れています。これでハッピーエンド扱いとは能天気な脚本です。

2007/11/5 Monday

スターダスト

Filed under: - dekaino @ 8:12 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻帥若鴻のはてなBookmark被リンク数

スターダストを観ました。イギリスの有名作家ニール=ゲイマンのベストセラーグラフィックノベル(大人向けマンガ)が原作です。

話やキャラクターがとても面白い。原作が面白いんでしょうね。典型的な英国ファンタジーを舞台にして正統ファンタジーと思いきや実はそうでもない。キャラクターがみんな不道徳・背徳(immoral)の要素を持っている、といっても悪いヤツってわけではなくて人間くさいという意味で。唯一裏が無い正直ものキャラはヤギだけかな?
ヒロインである地上に落ちてきた星のイヴェインが、初めは純真(?)だったのがだんだん人の世の不道徳に染まってきて愛を知るみたいな流れが従来ファンタジーにはない人間ドラマって感じです。

重要アイテムとなる王位の証の宝石が、字幕ではルビーってなってるんですけど、セリフでは一言もそんなこといってない。Stormって固有名詞で呼ばれているようです。そういう王家に伝わる宝石に固有名詞(この場合王国がStormholdだから国名由来の名)をつけてるってことは字幕からではわかりません。

ちょうど公開が邦画大作(三丁目の夕日とか恋空とか)にガチでぶつかって、いまいちぱっとしないイメージですが、良作なので見ておくべし。イギリスらしいかなりブラックな笑い要素がふんだんに入ってて面白いです。ハリーポッターとはまた違うイギリスファンタジーが楽しめます。

2007/10/28 Sunday

仮面ライダー THE NEXT

Filed under: - dekaino @ 22:15 このエントリをはてなブックマークに追加 篁≪ゃ THE NEXTのはてなBookmark被リンク数

仮面ライダー THE NEXTを観ました。仮面ライダー THE FIRSTの直接的な続編です。

前作と同じく戦闘シーンは素晴らしいが、ストーリー的には陳腐なJホラーとTVオリジナル版設定と絡めたレトロファンサービスだけのしょぼいものです。劇場映画というよりはVシネマっぽい出来上がり。製作体制もVシネマにしてはちょっと贅沢な感じって程度です。

前作から2年経過した世界が舞台ですが本郷猛は今度は高校教師やってます。2年前に発表した疑似科学の王道ともいえる水の結晶論は結局黙殺されたんでしょうかね? 一文字隼人はホストやっててときどき喀血してるし… 井上敏樹というよりは浦沢義雄な設定になってます。 もし3作目が作られるなら今度は場末の土方バイトとかコンビニ店員バイトとかやってそうだ。

今回初登場のV3の風見志郎は元IT社長でいまでもそこそこの財産家です。でもシスコン。一文字も前作で女絡みでショッカー裏切ってますが、こんどは妹絡みでショッカーを裏切ります。ショッカー怪人の忠誠心ってかなり低レベルっぽい。
また、ショッカー怪人 頭も弱いっぽいです。ナノロボットをわざわざ液体窒素のケースから出して運ぶし。あんた馬鹿力が売りなんだから容器ごと運べるだろうに。

ところで敵はいつゲルショッカーとかデストロンに変わるんでしょうかね? 2作目に至ってもショッカーは全然弱体化できてない状況。この分だと後4〜5作はやらないとゲルショッカーは誕生しなさそうであります。

パチンコ台新作の映像素材を作るという目的は達していますが、それ以上でも以下でもないような作品。

2007/8/18 Saturday

トランスフォーマー

Filed under: - dekaino @ 22:28 このエントリをはてなブックマークに追加 潟鴻若爾里呂討Bookmark被リンク数

マイケル=ベイ版トランスフォーマーを観ました。
ものすごいおバカ映画です。主人公はバリバリ発情期の気の弱い男子高校生。いわゆるアメリカ映画にありがちのちょっとエッチな高校青春ものです。

CG特撮はすごいし、原作ファンへのサービスもあるけど、このバカバカしさはすごい。なんでいまどきラジカセに変形するロボがいるのか(サウンドウェーブの生まれ変わり?)、エアフォースワン機内に落ちてても誰も不審に思わないのか、ちょっと深く考えただけでも穴だらけなので、深く考えるのは厳禁!
だいたい過去に火星でファーストコンタクトしてたとか無駄な設定が多すぎです。数で攻めて考えさせない作戦に違いないです。

マイケル=ベイ監督らしいバカ映画が好きな人にはたまらない映画。

2007/8/12 Sunday

ルネッサンス

Filed under: - dekaino @ 6:47 このエントリをはてなブックマークに追加 泣潟垢里呂討Bookmark被リンク数

ルネッサンスを観ました。フランス・イギリス・ルクセンブルク合作。
ルネッサンス
スキャナー・ダークリーと同じモーションキャプチャー/ロトスコープ系のCGアニメ作品で、画像を見てわかるように完全なモノトーン、しかも人物はハーフトーンなしのハイコントラストな絵です。この切り絵のような絵がロトスコープによってなめらかに動くと、なんともいえない印象の動画になります。全編ほとんどこの切り絵動画で昼と夜の違いや水の表現、雨のシーンすら表現してしまいます。

世界観は2040年代のパリが舞台で、それなりにテクノロジーも進んでいるが貧困層も相変わらず存在している世界です。主人後は刑事である失踪事件を捜査するという形でストーリーが進んでいきます。
SF的な未来ガジェットもふんだんに出てきます。それがまたモノトーンで上手に表現されます。透明化スーツだって出てきます。
ストーリーそのものはSFとしては昔からありがちの陳腐な話なのですが、表現が奇抜かつかっこよく素晴らしい作品となっています。

日本で公開されているのは、日本語字幕+音声英語ですが、字幕の文字が白いのでちょっと読みづらいかもしれません。簡単な英語なので英語音声だけ聞いてても大丈夫かも。

2007/8/5 Sunday

劇場版 電王

Filed under: - dekaino @ 22:32 このエントリをはてなブックマークに追加 雁 紫のはてなBookmark被リンク数

劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!を観ました。
テレビシリーズとストーリーが密接にリンクしているのが新しい試みです。別のエンディングとか真のエンディングとかってパターンはいまいち面白くなかったもんなー
良太郎はギリギリ昭和生まれであることが確認されました。1988年12月26日生まれ。あと2週間遅ければ平成生まれだった。惜しい! (何が?)

いろんな時代を行ったり来たり盛り沢山。豊富な予算を贅沢に使いまくってます。牙狼(ガロ)の称号保持者だったはずの渡辺裕之がなぜか牙王(ガオウ)役として登場! 渋い悪役振りです。7年前の良太郎の子役もいい演技してます。テレビシリーズが好きな人は必見です。

モモタロスのなつやすみ
ところで、併映のモモタロスのなつやすみ。子供の反応が一番良かったのはキンタロスでした。「泣けるでぇ〜」。
やっぱチャラい軟派男やダンス男は男児のウケわるいっすね。どっちかっていうとお母さん向けキャラだもんな。

劇場版ゲキレンジャー

Filed under: - dekaino @ 22:10 このエントリをはてなブックマークに追加 雁蚊潟吾c爾里呂討Bookmark被リンク数

電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ! ホウホウ! 香港大決戦を観ました。スーパー戦隊の劇場版のタイトルが年々長くなっている気がする。

香港大決戦といいつつも香港ロケやってません。香港に石切り場があるのかよ!ってくらいチープな構成。まぁテレビシリーズ放送と平行しての撮影では海外ロケは無理なんだろうなぁ…

インリン・オブ・ジョイトイが敵役で出てきます。M字開脚で平田裕香にマウントポジションとるなどサービス満点の働きをします。しかしインリンの動く姿は久々に見た気がします。
味方側のゲストキャラとして小野真弓が出てきますが、いまいちパッとしません。一応ワイヤーアクションもやってるんだけど、どうにも華がない感じ。

とりあえず仮面ライダー電王のオマケとして観るなら観ておいてもOK

2007/8/4 Saturday

レミーのおいしいレストラン

Filed under: - dekaino @ 18:25 このエントリをはてなブックマークに追加 若鴻海里呂討Bookmark被リンク数

レミーのおいしいレストランを観ました。原題はRatatouille。フランス郷土料理ラタトゥイユとネズミのRatをかけたタイトルになってます。

アイアンジャイアントMr.インクレディブルで有名なブラッド=バードの脚本&監督作品。
リングイニとコレット
過去のブラッド=バード作品のヒロインはシングルマザーだったり人妻だったりするのが常だったのですが、本作のヒロインであるコレットはノーマルな独身の女性です。ただしバリバリ仕事に生き、かっこよく単車を乗り回す、男勝り(死語?)の女性ですけど。
バイクや自転車など二輪の乗り物がたくさん出てくるところも本作の見所です。

対象年齢がだいぶ大人、少なくともアイアンジャイアントくらいには大人向きの作品です。子供向け映画のように売り出していますが、子供本人よりも子供に同伴した大人の方が感動するでしょう。クレしんモーレツ!オトナ帝国のように子供向けというのは仮の姿という戦略なのかもしれません。

また、エンディングの2Dアニメが素晴らしい出来です。クレジットが流れたら最後まで見てほしい。もはや2Dアニメでもディズニー本家ではなくピクサーの方が出来が良いという時代になってしまったようです。古き良きディズニーアニメはもう復活不能なんでしょうか?!

それにしてもパリって街というかフランスという国には猫という生物はいないんでしょうか? ネズミが主人公なのに猫が出てこないってどうにも納得がいきません。
それにネズミの寿命ってたかが数年のはずだよね。つーことはハッピーエンドのように見せかけて数年後には破綻間違いなしというオチなのか?

とても感動的で元気が出る映画ですが、あまり設定の細かいところをつついてはいけない作品です。

2007/8/1 Wednesday

奥大井 寸又峡の旅

Filed under: - dekaino @ 10:25 このエントリをはてなブックマークに追加 絅ュぇ篋 絲後絣<のはてなBookmark被リンク数

静岡県奥大井 寸又峡温泉に行ってきました。大井川鐵道にも乗ってきました。
2007年7月30日〜31日の1泊2日の旅。

1日目
早朝、小田急線で小田原駅まで行き東海道新幹線に乗換、08:08発こだまに乗ります。
小田原駅上りホームに停車中のこだま
小田原駅でひかり通過待ちの間に、上りホームにいたこだまを激写。

順調に熱海駅に到着。
熱海駅下りホーム 車掌用ホーム設置マイク
熱海駅は通過線がないのでホームガードがあります。ホームガードにつけられた車掌用マイクを激写。

ここまでは順調でしたが、掛川あたりで記録的な集中豪雨! なんと1時間に70mmも降ったらしい。当然新幹線も運転待機。ここから大変なことになっていくのです。
私が乗っていたこだまは豪雨のため新富士駅に停車したまま長々と待機しました。でもこれはまだマシ。

新富士駅通過線で待機する700系のぞみ
通過線には追いついたのぞみが待機。こだまの客は駅のホームに降りることができ売店にもいけるのですが、のぞみの客は駅が見えているのというのに社内に缶詰め。のぞみの客の方がつらかったと思います。

新富士駅で1時間近くも待機した後、なんとか新幹線は線路の点検が終わって運転再開。静岡駅に50分遅れで到着しました。しかし、新幹線は動いていても在来東海道線は掛川-静岡間で不通のまま。通常なら大井川鉄道の接続駅の金谷駅まで30分で着くはずなのに、ここから大変でした。

しばらくして用宗駅までの運転は再開、とりあえず行けるところまで行ってみようと電車に乗りました。用宗駅はたくさんの客で大混雑。しばらく復旧しそうもないので途中下車して駅の近くを散歩することにしました。

用宗駅
いかにもローカル駅っぽい風情の用宗駅舎。

大崩海岸
駅から歩いて10分もしないで砂浜へ行けます。海岸の西のほうには大崩海岸の岩塊が見えます。

密漁禁止カンバン
こういう看板があるくらいなので、素人でも魚がとれるくらい豊かな海なのでしょう。

海水浴場
局地的豪雨直後の曇天の海水浴場。無人です。

海沿いの公園
海岸沿いにある公園。元は防砂林用地だったのでしょう。シュロが植えてあって南国な雰囲気。

商店街の肉屋
商店街を歩いててみつけた肉屋。看板が面白い。

下半身丸出しのブタさん牛 なのか?
左のブタさんはシャツは着てるけど下半身丸出し。赤シャツ変態熊のプーと同じスタイル。シャツを着る知恵がありながらあえて下半身丸出し。筋金入りのブタなのです。
そして右の獣は牛…なのか?? どうも別種の生物に思えてならない。もうちょっと似せる努力があってもいいんじゃないのか!?

しずてつバス
用宗駅前にきていたバス。バスに描かれた謎のキャラクターは地元パチンコ屋アプティのマスコット アプエルというものらしい。確かにキャッチーだが見た子供が泣きはしないだろうか?

なんとか東海道線も運転再開し、金谷駅に到着したのは12時過ぎでした。
JR金谷駅
予定では09:30頃到着予定だったので2時間半も遅延ということになります。当初は井川駅まで行って井川ダムを見てくる予定でしたが、予定を変更、井川ダムは次の機会となりました。
13:24発の電車まで少し時間があったので、また駅の近くを散歩してまわりました。

東海道金谷坂石畳
金谷駅の近くに旧東海道の石畳が残っている場所があって名所になっています。

巖室神社
駅の近くにある巖室神社。由緒正しい神社らしい。別名を姫宮という。
賽銭箱がないと思っていたら、よくみると賽銭箱はお社の中にある。
巖室神社 賽銭箱
そして格子のガラスがところどころ抜けていて、そこから賽銭を投げ入れる方式らしい。賽銭泥棒が多いのだろうか? あまり関東の神社では見かけないやり方だ。他の神社でも同じ形式だったので静岡ではよくある形式らしい。

大井川鐵道 電車
散歩をしているうちに時間となりました。駅に電車が入ってきます。ぞろぞろと降りるお客様たち。

駅弁包み紙駅弁中身
おなかがすく頃合、売店で駅弁を買って食べました。とても豪華。
お茶缶もついてきます。
お茶
SLの図柄缶!
窓の外を見れば、そこもお茶。
茶畑
場所があったらとにかく茶畑にする執念を感じる茶畑の嵐。これでもかこれでもかとお茶を作りまくっています。

大井川
豪雨のせいか大井川の水も茶色く濁っています。
大井川鐵道も雨のせいで不通/遅延していたらしいのですが、午後には復旧していました。不幸中の幸いです。

塩郷の吊り橋
塩郷の吊り橋。有名らしいです。自転車をひいて渡っている人がいました。電車はこの吊り橋の下をくぐっていきます。

緑の電車
そうこうしているうちに終点の千頭駅に到着。上り電車がホームで待っていました。

千頭駅で南アルプスアプトラインに乗換えするのですが、40分間待ち時間があります。またしても駅の周りを散歩。
千頭駅前の滝
滝みたいな噴水(?)があって水煙のおかげで意外と涼しい。

寸又峡行きバス
目的地である寸又峡行きバス。バスで行くと新しいトンネルを通るためアプトラインでは奥泉まで30分かかるところを10分で着いてしまう。でもここはあえてアプトラインに乗って風光明媚な景色を楽しむ計画なのです。

千頭駅のSL
千頭駅に保存してあるSL機関車

千頭駅に到着したSL急行
千頭駅に到着したSL急行 着き立てホヤホヤ湯気が出てます。

南アルプスアプトライン
これがアプトラインの客車。ディーゼル機関車に引かれて動きます。かなり狭くてでかいの一族にはちょっとつらい客車なのです。
15:20に千頭駅を発車し、15:50に奥泉駅に到着。奥泉駅から先ほど紹介した千頭駅発寸又峡行のバスに乗ります。奥泉駅から寸又峡まで30分です。

縄文時代風トイレ
奥泉駅の近くで縄文時代の遺跡があるらしく、縄文モチーフであふれています。まず駅前のトイレが縄文住居風になってます。

縄文家族の像
ロータリーの中には縄文家族の像が! うさぎを獲って大喜びのお父さん。土器を抱えて微笑むお母さん。魚に夢中の息子。そしてうさぎの次は自分の番かとビビる飼い犬。

縄文家族のお父さん
お父さん「うさぎの次は犬にするか…」

寸又峡の宿は湯屋 飛龍の宿。とてもいい温泉宿でした。アルカリ性の硫化水素泉でいかにも効きそうな香りとヌルヌルさがいいです。食事も美味でした。
携帯電話はソフトバンクがバリバリ圏内。ウィルコムは残念ながら圏外でした。

2日目
外森神社参道
チェックアウトしたあと、宿のすぐ隣にある外森神社にお参りしました。

外森神社参道
急な階段の参道を登っていくと、落ちない大石というくいかにも受験生ウケがよさそうな岩がありました。
いかにも不安定ですぐにも転げ落ちそうな岩なのに、天狗の霊力のおかげで落ちることはないらしいです。

外森神社
この落ちない大石の右側に行くと、すぐお目当ての外森神社にたどり着きます。ここも金谷の巌室神社と同様の賽銭箱システムでした。こんな山奥でも賽銭泥棒がいるんでしょうか?

寸又峡簡易郵便局
帰りがけにみつけたかわいい郵便局。郵政民営化の流れで消え去ってしまうのでしょうか?

大井川ダム
帰りのバスの途中で見えた大井川ダム。がんばって発電してほしい。

音戯の郷
千頭駅から200mくらいの場所にある道の駅音戯の郷

トトロもどき?トトロもどき?
入口の脇にはととろっぽい木の彫刻があります。これはジブリの許可とっているのだろうか?

やんばいです でかいの
「やんばいです」とは「いい塩梅(あんばい)」がなまった方言で、アイサツに使われる言葉だそうです。茶摘み格好をしたおばさんの像の隣で写真を撮ってみました。
「やんばい」というよりは「やばい」?

上り電車
千頭駅に到着した上り電車。1日目に乗った車両と違い、クーラーがついてないけど、涼しいので全然問題ありません。

SL急行
途中、新金谷駅ですれ違ったSL急行

帰る途中せっかくなので清水駅で途中下車。駅から歩いていける魚市場 河岸の市に行きました。
清水 河岸の市

魚市場
午後なので魚市場はガラーンとしています。

この施設の中にあるみやもとという店に行きました。これが安くて美味い。2006年末にはNHKの鶴瓶の家族に乾杯がいきなり撮影して行ったそうです(放送は2007年正月だったらしい)。
穴子天丼
美味くてボリュームたっぷり。

楽しい旅でした。

2007/7/9 Monday

Googleブック検索

Filed under: - dekaino @ 23:07 このエントリをはてなブックマークに追加 Google罎膣△里呂討Bookmark被リンク数

Googleブック検索の日本語版が先週からβ運用を開始した。
ためしにGNU-screenと入れてみた結果がコレ。結構面白い。中身を覗き見できるし出版社やオンライン書店へのリンクも出てくる。
ドイツ語の書籍が結構ヒットしててやはり開発コミュニティがドイツにあるだけあってドイツ語圏で流行ってるんだなぁと思わせる。

これってオンライン書店として登録してもらう販促プログラムとして結構な額を書店からふんだくれそう。圧倒的に強いポータルサイトはガンガン稼げるんだと実感。でもwinner takes allって感じで2番手以降は儲からないんだろうなぁ…

そのうちマンガも検索できるようになるのだろうか? 「お前はすでに死んでいる」とか「見ろ 中川 手が汚れてしまったではないか」とかで検索できると楽しいと思う。

キサラギ

Filed under: - dekaino @ 21:54 このエントリをはてなブックマークに追加 泣のはてなBookmark被リンク数

キサラギを観ました。
舞台演劇のようなワンシチュエーションドラマです。長回しが多いけど役者がみな巧いので気になりません。
如月ミキというアイドルの一周忌にファンたちが集まるという話なのですが、回想シーンでの如月ミキはみな絵がぼやけてて顔が映らない。このあたりがいかにも芳賀ゆいっぽくて、平成初頭のアイドルファンの琴線に触れるかもしれません。

それにしても「遅れてきた清純派」ってキャッチフレーズで初露出(公式)が週刊プレイボーイってどーゆーことよ。講談社とか学研とかの雑誌の方がよくないか? どうしても集英社というならYJ制服コレとかDunkあたり狙いなさいよといいたくなるような、ズレというか、製作スタッフ各々にとっての「アイドル」像がバラバラなゆえにブレまくってるのがこれまた面白い。ドキ女だらけの水泳大会in大磯ロングビーチってのもまたステレオタイプなアイドル像だけど、それってB級といってもイッバシの全国区に顔が売れたアイドルな訳で本編とはちょっと矛盾するような気もします。

blog時代なのにお宝コレクションにデジカメ画像や動画がないのもちょっと古いアイドル像ゆえですね。しかしラッキー池田の振り付けは楽しめます。時代を超越した面白さがありますね。

基本はコメディなのでただ観て笑うのがいい映画です。

2007/6/23 Saturday

ダイハード4.0

Filed under: - dekaino @ 23:11 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ若4.0のはてなBookmark被リンク数

ダイハード4.0を観ました。
ブルースウィリス、もはや頭髪の影も形もない不毛の坊主頭となってついてない刑事役としてがんばっております。

サイバーテロの話で、派手なアクション満点です。どかどか破壊しまくり。最後は勢いでハッピーエンドのように見せかけてますけど、冷静に考えたらコリャ911同時多発テロよりずっと深刻なテロ事件が発生したことに変わりはないわけで、ジョン=マクレイン刑事はまったく能天気です。能天気度は24のはるか上を行っています。最初のダイハードではまだ頭を使ってたと思うんだけどなぁ…

big boyを「でかいの」と訳した戸田奈津子、実はでかいの計画のシンパなのかも!?

ザ・シューター/極大射程

Filed under: - dekaino @ 22:00 このエントリをはてなブックマークに追加 吟祉激ャ若帥/罐球ぇ絨腮のはてなBookmark被リンク数

ザ・シューター/極大射程を観ました。
原題はSHOOTERでtheなんかついてません。ちょっとダイソー風な感じ。そして極大射程とか謎の副題をつけてて中華映画風でもある謎の邦題なんですが、アメリカ純血でバリバリのハリウッド王道アクション映画です。

シューターといってもシューティングゲーム名人という意味ではなく、元海兵隊の天才スナイパーが主人公です。そのスナイパーが政財界にうごめく巨悪の陰謀とゴルゴ13ばりに大活躍して戦うというストーリーです。

アクションは良質で、かなり金がかかってます。またフィラデルフィアのロケシーンもかなり良い感じ、観光気分で見るのも可能です。

ほんと、アメリカ人は大統領とか州知事は好きだけど、上院議員とか司法長官は嫌いなんだよなぁと思わせます。
政府の誤りを正すためには個人が銃を持ち行動することをヨシとするNRA(全米ライフル協会)の思想が全面的に出ており、連邦裁判所や上院は悪者扱いです。アメリカの銃マニアにはたまらない銃賛美映画と言えるでしょう。

2007/6/16 Saturday

夜宴/The Banquet

Filed under: - dekaino @ 21:39 このエントリをはてなブックマークに追加 紊絎/The BanquetのはてなBookmark被リンク数

夜宴/The Banquetを観ました。邦題は女帝・エンペラー。
章子怡(チャン=ツィイー)主演、周迅(ジョウ=シュン)助演の綺麗どころを集めた大作の中国香港映画です。周迅は射雕英雄伝の黄蓉役でも有名。
映像的に美しく、宮廷の重苦しい空気を見事に表現しています。基本は宮廷内の物語なのですが野外シーンも多くアクションもバッチリです。

それにしても、ダサい邦題は誰がつけたんでしょうか? 配給会社のお偉いさんが思いつきで「『女帝』がいいんじゃね? ああ『エンペラー』って副題もつけるといいかもな」とか言い出して、誰も逆らえなかったとか? まさに宮廷人の誰もが間違ってると思っているのに誰も言い出せないような重苦しい雰囲気の中で決まったんでしょうか?! つーか誰か教えてやる奴はいなかったのか? 女帝はエンプレス(Empress)でエンペラー(Emperor)じゃないって!

2007/5/19 Saturday

JASRACとAPPLE

Filed under: - dekaino @ 23:42 このエントリをはてなブックマークに追加 JASRACAPPLEのはてなBookmark被リンク数

朝日新聞がAppleからJASRACに金が振り込まれてないという報道をして、即座に誤報だとJASRACが訂正した事件について、どうやらJASRACの闇はかなり深いらしいという話。
参考blog

訂正で発表したAppleから一時的に受け取ったという2.5億円が決算報告には出ていない点をつっこまれたら、相当グダグダになっているらしい。というか粉飾決算や脱税を自らカミングアウトした状態に近い?!

iPodのダウンロードの曲目と数量のデータはJASRAC以外にも曲を提供した権利者にも届く仕組みになっているらしい(まぁ普通にシステム作ればそうなるよね)。Appleからダウンロード数を知った権利者は、あーもうすぐお金が入るなぁと思っていたのに、いまだにJASRACから入金がまったくないってのが問題の発端のようです。

結局、いままでのメディアでは課金データを独占できていたのにそれが崩れたもんだから、今までのドンブリ勘定が通らなくなって大慌てというのが真相らしい。おそらく今までの決算も粉飾だられだったのが今になってポロが出てきているんでしょう。

代行徴収団体の存在意義がどんどん薄れつつある時代、JASRACはどう生き残り戦略を立てていくのか興味があるところです。

のび太の新魔界大冒険

Filed under: - dekaino @ 23:24 このエントリをはてなブックマークに追加 喝お育紊у困里呂討Bookmark被リンク数

映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜を観ました。
1984年に公開されたドラ映画のリメイクです。もう23年前になるのか…
旧作は藤子F不二夫が脂が乗り切っていた時期の傑作。パラレルワールドとタイムパラドックスをネタにした話で最も出来がよい作品の一つです。(ちなみにパラレルワールドネタで最悪なもののひとつに仮面ライダー龍騎があります)

旧作の出来がいいだけあって、新作も基本プロットは変更なしでほとんど同じです。ただし、旧作は製作時間が足りなかったのか勢いで突っ走ったところがあって細かい矛盾点が散見されたのですが(それがまったく気にならないくらい面白いからこれまた凄い)、そこらへんが落穂拾い的にフォローされています。
また現実界での満月牧師/博士と美夜子の存在にも触れているし、旧作ではいつのまにか退場したメデューサにも重大な役割が付加されています。

事件はあくまでもパラレルワールドの話であってやめようと思えばいつでもやめられるんだけど、でもやっぱり助けに行くんだってくだりが旧作でも新作でも秀逸です。理と情がうまくミックスされた葛藤が子供向け作品とは思えない。特に旧作は1984年作品で完全な子供向け企画だったわけで、藤子F不二夫ってやっぱりすごい。

新作の見所は、魔法少女マミ(なぜか佐倉魔美似)とそのペットのトンポコ(なぜか魔美のペットのコンポコ似)かな。あとセクハラ魔法は新作でも健在です。しずかちゃんはツンデレというよりデレデレだ。

2007/4/22 Sunday

蟲師

Filed under: - dekaino @ 20:25 このエントリをはてなブックマークに追加 峨見のはてなBookmark被リンク数

蟲師を観ました。
大友克洋が監督で、オダギリジョーや蒼井優などのビッグネームが出演するという、邦画としては大作扱いの製作体制ですが、やはり大友マジックで微妙な出来上がりとなりました。少なくとも出資した人が期待してものとはかなり違う仕上がりです。といっても駄作では決してありません。かなりよく出来ているのですが、興行的にはちょっと厳しい感じです。

マンガの原作や、それを比較的忠実に映像化したアニメ版とは異なり、本作はかなり独特の雰囲気があります。原作は蟲の図鑑にストーリーを付け足したというか、個々の蟲の生態をいかにも理系っぽく明解に分析して読者にみせるのですが、大友監督版は民俗学臭がするというか遠野物語のようによくわからない怪(あやかし)の伝承をそのまま切り取って記録したという、遠野物語に通ずるようなつくりとなっています。説明のないまま隠語が使われるし、旅装束は垢まみれでいかにも臭そうなリアルな表現で、かなり土臭さを感じる作風です。原作は設定としては明治初期というのがあるみたいですが、それを肌で感じる土臭さというものは感じられないのとは対照的です。

原作ではくどいほど説明されている世界観の設定は、本作ではほとんど説明されないというか、説明する必要性をまったく感じていないようです。確かに、ファンタジーを語る上では鼻白む矛盾さえなければよくて、すべての設定をつつみ欠かさず説明する必要はないわけです。しかも何から何まで説明してしまうとよくわからないものにたいする不気味さとか怖さというものがスポイルされてしまうのだから、これはこれで正しいのかもしれません。
考えてみると原作って不気味さや恐さとはまったく無縁の作品ですね。それに対して本作は不気味で重苦しい雰囲気がよく出ています。

もう一点つけくわえるとすれば、本作の主役は実はギンコではなくて虹郎(こうろう)だと思います。ギンコってキャラクターはどうにも狂言回しに都合がいい薄っぺらいもので、いわゆる怪談にでてくるキャラではないので、虹郎を持ち出してきたんじゃないかなぁ。

原作に忠実な映像化を期待する人にはお勧めできません。アニメ版のDVDを買うのがよろしいでしょう。

2007/4/1 Sunday

鉄人28号 白昼の残月

Filed under: - dekaino @ 20:04 このエントリをはてなブックマークに追加 篋28 醇若罧のはてなBookmark被リンク数

今川監督の鉄人28号 白昼の残月を観ました。

今川監督のテレビシリーズと似た雰囲気ですが、人物関係やバックグラウンドが微妙に変わっています。まさに今川ワールドの鉄人が大活躍。とにかく包帯巻きまくる。そして敷島博士は相変わらず役立たず。思わせぶりで実はてんで役に立たない度はガッチャマンの南部博士に匹敵します。非常時にぶらり一人旅かましてんじゃねーよ (ややネタバレ)

ナレーションの矢島正明氏がいい仕事してます。やはりいい声ですね。昭和の良識を思わせます。

商業的にはかなりキツそうですが、作品のクオリティは悪くありません。ただ作画はちょっと大スクリーンで見るにはつらいかも。でもDVDで家庭用テレビで見るなら十分でしょう。

2007/3/3 Saturday

鶏のでかいの一族

Filed under: - dekaino @ 8:33 このエントリをはてなブックマークに追加 藏с筝のはてなBookmark被リンク数

天草大王
熊本に天草大王という鶏の品種があるそうです。オスはなんと7kgにもなるという。まさに大王の名にふさわしいドデカさ!
江戸時代には有名な品種だったらしいのですが、明治以降に絶滅。なんとか似た品種を調達して復元したらしいです。

世界は着々とでかいの化しつつある!

2007/2/18 Sunday

ジョジョの奇妙な冒険〜ファントムブラッド

Filed under: - dekaino @ 13:13 このエントリをはてなブックマークに追加 吾с吾с絅絋冴<潟のはてなBookmark被リンク数

ジョジョの奇妙な冒険〜ファントムブラッドを観ました。
俺は人間をやめるぞ ジョジョー!」のセリフで有名な第一部の映画化です。

100分ほどにまとめてあるので、ストーリーはかなり簡略化、登場キャラクターも減っています。なんたって究極のお節介役兼説明セリフ担当のスピードワゴンがひとかけらも出てきません。代わりといっては何だが同名のお笑いコンビが出てるらしい。脚本の山田光洋に言ってやりたい!「何をするだぁぁぁ 許さん」。
他に少年ジャンプ無用ガキの系譜において、北斗の拳のバットやるろうに剣心の弥彦に匹敵する、「明日って今さ! 姉さん」のポコも完全抹殺状態です。
ディオとジョナサンの生い立ちについては、生きたまま焼却炉にぶちこまれた飼い犬ダニーのエピソードも含めほとんど原作どおりに描写されますが、「スポォォォツ!」の描き文字が原作で印象的だった大学時代のフットボール(ラグビー)選手時代は出てきません。いきなり二人ともマッチョに成長するあのシーンがないとインパクトに欠けるよなぁ…
それから、エリナの顔が荒木顔じゃないです。世界観から思ってきり浮いた今風アニメの美人顔。こんなんでいいのか? 荒木世界に細眉という文化はありえんのだーーーっ!

ダイアーやストレイツォなどの助っ人波紋の戦士も出てこないので、ディオとのバトルの流れもかなり違います。つーかストレイツオを抹殺したら第二部に続かないじゃないか! 新約ゼータ並みの無茶をしてます。
敵のゾンビもキャラクターづけされているのはワンチャイ(ワンチェン)のみ。切裂きジャックもタルカスもブラフォードもそれらしき姿は見えますがキャラ付けどころかセリフもなしです。敵のバックグランドがわからないと戦いもいまいち盛り上がりません。

つー感じで原作ファンには思うところがいろいろありますが、アニメ映画としてみたらまぁ及第点じゃないでしょうか。荒木流のトンチが効いたバトルではなくて、根性まかせの力押しバトルになってしまっていて、いまいち「波紋」という技の魅力にかけるところはありますけど。

2007/2/12 Monday

幸せのちから

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 綛吾<のはてなBookmark被リンク数

幸せのちからを観ました。原題はthe Pursuit of Happyness、米合衆国憲法や日本国憲法にある「幸福の追求」です。ただしハピネスの正しいつづりはHappiness、チャイナタウンにある保育園のつづり間違いからとった題名です(作品中で説明されます)。

ウィル=スミスとその実子のジェイデン=クリストファー=サイア=スミスが演じる父子が大変すばらしい。子供はとても演技がうまいです。
でも話そのものはあまり感動できないかも。なんていうかモデルとなったクリス=ガードナーってかなり問題がある人物です。幼児かかえてるのに、もうちょっと地に足つけた仕事やれよと思うのだが、なんでわざわざあんなテレアポ会社に6ヶ月もインターンしたがるのか、本当に謎です。ネットワークビジネスにハマる人ってこういうタイプだよなぁと思いつつ引きながら映画を観てました。もしこれが現代の話だったら絶対にカード破産して再起不能だったんじゃないかと思ってしまいます。1980年代前半のアメリカってクレジットカードはステータスがある人しかもてなかったのかな??

強引に話をまとめると詐欺師の素養がある貧乏人が合法詐欺を商売とする企業にうまくもぐりこみました、めでたしめでたしってなとこです。最後にクリス=ガードナー本人がチラって出てきます。アメリカ映画ってこういうの好きですね。

2007/2/5 Monday

墨攻

Filed under: - dekaino @ 22:42 このエントリをはてなブックマークに追加 紜擦里呂討Bookmark被リンク数

墨攻を観ました
元々は小説なんだが、10年ほど前ビッグコミックで連載されていたコミカライズ版が大変有名な墨攻が映画されました。中国・香港合作映画です。韓国と日本も出資してるらしい。
主役の革離はアンディ=ラウが演じます。でもハゲてません。やっぱ革離はハゲててほしかったなぁ…

ストーリーも戦闘シーンもよくできています。とってつけたように原作にはない主人公の恋人役が出てくるのが昔の邦画っぽいです。
革離が梁城を守りきるまでが前座の話で本番はその後から始まります。なかなかの長丁場で大河ドラマのような展開。最後はイデオンほどではないけどゼータ程度には主要人物がバンバン死にます。
いかにも封建領主的な梁王が義を欠いた小人物として書かれているのも昔の邦画風かもしれない。

お金をかけたアクション大作です。

2007/1/29 Monday

劇場版 僕は妹に恋をする

Filed under: - dekaino @ 22:21 このエントリをはてなブックマークに追加 雁 絋鴻のはてなBookmark被リンク数

劇場版 僕は妹に恋をするを観ました。
主演の松本潤の人気のせいか、観客席は若い女性でいっぱいの大入りでした。先週は満席御礼でチケット売切だったくらいです。

原作はベストセラーの少女マンガらしいのですが、私は読んでいません。ストーリーはまさに典型的エロゲーそのまんまの話です。
以下ネタバレあり!

登場人物は
ヨリ(頼) 二卵性双生児の兄。秀才。演ずるのは松本潤、演技は微妙。

イク(郁) ヨリの二卵性双生児の妹。演ずるのは榮倉奈々、演技は微妙。
ヨリと同じ高校に通っているのか謎なくらい学業不振。高校生なのにヨリとイクは同じ部屋に暮らし二段ベッドで寝る(上がヨリ、下がイク)。兄との初エッチはイクのベッドで。

くすのきともか ヨリと同級の女子で、ヨリのことが好き。演ずるのは小松彩夏。演技は巧い。
理科室でヨリとイクがキスしてるのを目撃したのをネタに脅して、無理やりヨリと付き合う。初デートでヨリにラブホテルに連れ込まれて初エッチ。ヨリいわく「好きでなくてもいいならつきあってやる」

矢野 ヨリと同級の男子。イクにモーションかけまくり。演ずるのは平岡祐太。演技は巧い
モーションをかけるも結局はイクにふられてしまうが、その後もいい友達関係にある。実はイクではなくて兄のヨリが好き(ウホっ)。でも告白できずに片思い。肉体関係なし

まともなセリフがあるキャラは他にはヨリ、イクの母(浅野ゆう子)だけ。主要登場人物すべてが主人公が好きという、まさにエロゲー感覚満載の設定です。

映像はかなり安っぽいです。高校か大学の映画サークルの自主制作映画のようなつくりです。またはアダルトビデオのしばしば早送りされてしまうドラマパートのような感じ。具体的に言うと、基本的に長まわし、1カット2分や3分は当たり前。しかも手持ちカメラでぷるぷるゆれながらフレームが移動します。BGMは基本まったくなし。音声はセリフだけで淡々と進みます。例外的に盛り上げどころではしょぼいギターソロとかピアノソロ、クライマックスでもせいぜい器楽四重奏程度です。まったくもって安っぽい!!
制作費はかなり安く上がってるはずです。これで大入りなんだからものすごく儲かってます。商業作品としてはかなり上等の部類でしょう。

本作の見所はヨリが大きくなったり小さくなったりするところ。ヨリ役の松本潤はちょっと小柄。そしてイク役の榮倉奈々はモデル出身らしく長身。普通に二人が並ぶとやや榮倉奈々が背が高いくらいなのですが、さまざまな特殊効果を駆使して松本潤を大きく見せています。あるシーンでは一回り以上大きく見えるのに、次のシーンではいきなり縮んでしまったり。ある意味ギャグとしか思えない伸縮自在さに気づくことができれば、本作をかなり楽しむことができるでしょう。芝生に寝転んだシーンで松本潤がひとまわり大きく見える特殊効果には感動しました!

2007/1/21 Sunday

マリーアントワネット

Filed under: - dekaino @ 12:28 このエントリをはてなブックマークに追加 若≪潟のはてなBookmark被リンク数

マリーアントワネットを観ました。
ベルサイユのばらという作品のおかげで、ほとんどの日本人が知っているあのブルボン王朝最後の王妃マリーアントワネットの話です。

主演のキルステン=ダンストは、スターウォーズのレイア姫役のキャリー=フィッシャー以来久々のメガヒットした映画なのにイマイチきれいでないヒロイン、スパイダーマンのメリージェーン役で一躍有名になりました。やもすると野暮ったい田舎娘が分不相応な贅沢三昧している風にも見えてしまいます。実際のマリーアントワネットは生粋のお嬢様だったはずですが…

ベルばらの濃さを期待するとやや期待はずれに終わるかもしれません。デュバリ夫人とかポリニャック夫人とかフェルゼン伯は出てくるし、懐妊出産もありますが、あの首飾り事件はまったく出てきません。よってロザリーの出番なし。もちろん架空の人物であるオスカルやアンドレが出てこないのはいうまでもありません。

登場人物はほとんど英語を話します。よってマリーアントワネットがベルサイユに来た当初、フランス語がまったく理解できなくて孤立したような描写はまったくありません。非英語なのは司祭の祝辞(たぶんラテン語?)とオペラのセリフ/歌詞(たぶんフランス語)ぐらいなものです。

はっきりいうと予告編はめちゃくちゃいい出来なのに本編は凡庸です。予告編を誰が作ったか知りませんが、その人に全編まかせた方がよかったんじゃないかなぁ? または出崎統に監督させるとかね。

2007/1/8 Monday

地獄通信のphishingサイト!?

Filed under: - dekaino @ 0:18 このエントリをはてなブックマークに追加 亥篆<phishing泣ゃ!?のはてなBookmark被リンク数

毎週土曜深夜日本テレビ系で放送している地獄少女に出てくる、呪いのわら人形をもらうためのサイトが地獄通信だ。この地獄通信のフィッシング、言い換えると偽サイトが出現したらしい。

偽地獄通信にアクセス1 偽地獄通信にアクセス2
岩佐真悠子が地獄通信にアクセスすると

宅配便が到着1 宅配便が到着2
すぐに宅配便が届く。え? 宅配便!?

荷物を開梱1 荷物を開梱2
箱を開けて中を見てみると、ウハッ
呪いのわら人形が入ってる!!! 地獄通信の存在意義の98%ぐらいは閻魔あい(岩田さゆり)が手渡ししてくれるところなのに、岩田さゆりが直接届けてくれなきゃ意味ないだろ!
もちろんこの人形は偽物。サイトそのものが巧妙に作られたフェイクで詐欺サイトだったというオチ。

でもよく考えると最近のCMでは直接URLを示さずに「○○を検索」ってやることが増えているから、偽サイトに騙される確率は少なくないんだよね。なんでURLを表示しないのかね? 閻魔あいもサイト構築するくらいならちゃんとわかりやすいドメイン名を取得しとけよな

2006/12/27 Wednesday

TOHOシネマズの前振ムービー

Filed under: - dekaino @ 23:32 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO激冴若爾里呂討Bookmark被リンク数

最近109シネマズに行くのが多くて、TOHOシネマズはご無沙汰していたのですが、先日久々に行ったら上映前のマナームービー、携帯の電源切れとか前の席を蹴るなとかいうやつが、鷹の爪団バージョンに変わってました。
鷹の爪団
(実際は吉田君こんなこと言いません)

はっきり言ってTOHOシネマズの前振ムービーはかなり退屈でしたが、かなり面白くなったと思います。

過去の順位: ワーナーマイカル > MOVIX >> 109シネマズ >>>>> TOHOシネマズ
新しい順位: TOHOシネマズ > ワーナーマイカル > MOVIX >> 109シネマズ

2006/12/23 Saturday

首藤剛志のコラム

Filed under: - dekaino @ 0:37 このエントリをはてなブックマークに追加 薤ゅ綽潟のはてなBookmark被リンク数

アニメ脚本家としてはカリスマ級の首藤剛志がアニメスタイルにて週1でコラムを連載している。コラムの名前はシナリオえーだば創作術。一応シナリオライターになりたい人のための指南コラムみたいな企画らしいのだが、ほとんど首藤氏の昔話語りとなっている。

首藤氏の文章は毒舌というか直球ストレート過ぎるきらいがあって、読んでる方がドッキリさせられます。
たとえば第80回のようこそようこの話で

おまけに、ようことリンクしているはずの実物の歌手、田中陽子さんの人気もぱっとしない。

ちょっとこれは思ってても言っちゃダメだろ? 確かに彼女は人気なかったし、それ以前に仕事に対してやる気がなくて、結局ホリプロをクビになったわけだが、それにしてもストレート過ぎ。

他にも第60回のミンキーモモのパロディ漫画誌(今風に言うと二次著作)を描いた作家について

その作家の方は、後にプロになった……というより、と学会(トンデモ本学会)でよくその名を見るようになった。

ぉぃぉぃ それイヤミにしか聞こえないっつーの。一応は眠田直(みんだ★なお)ってプロ漫画家のはずだ! だよね? 最近の絵の仕事はイラストやカット描くだけしか見ない気もするが…

なんつーか正鵠を射ているだけに、ストレートな物言いがダメージでかいのだ。これからも首藤氏にはどんどんストレートで攻撃的な失言(?)を期待します。

2006/12/21 Thursday

てくてくエンジェル

Filed under: - dekaino @ 8:14 このエントリをはてなブックマークに追加 潟吾сのはてなBookmark被リンク数

NintendoDS用のてくてくエンジェルが本日発売される。
てくてくエンジェル

マスコットキャラが誰かに似てないか?
宇多田ヒカル?
ぜひ彼女にCMやって欲しいね。つーか広告屋は絶対に考えついてそう。でもアプローチかけたけど丁重にお断りされたって勝手に想像しちゃいます。レコード会社も今ちょっと大変な時期だしね。いやーでも新曲営業も兼ねてやっといた方がいいんじゃねえの? 惜しいなぁ…

2006/12/2 Saturday

パプリカ

Filed under: - dekaino @ 22:36 このエントリをはてなブックマークに追加 のはてなBookmark被リンク数

今敏監督の最新作パプリカを観ました。筒井康隆の同名小説の映画化です。
映像的には大変すばらしく、筒井風のキチガイ描写をうまく映像化したと思います。話はとっちらかって、最後まで観ても結局夢(ゆめ)か現(うつつ)かハッキリしないまま終わりますが、まぁそこは味ということでしょう。理性的に考えたら非常につまらないオチしかありえませんから。

平沢進の音楽に身をまかせて極彩色の映像にトリップするのが正しい鑑賞法だと思います。

2006/11/23 Thursday

Children of Men

Filed under: - dekaino @ 12:36 このエントリをはてなブックマークに追加 Children of MenのはてなBookmark被リンク数

Children of Menを観ました。原作は同名のSF小説。ハヤカワから「人類の子供たち」という題名で和訳本が出ています。

劇場版の公開時邦題は「トゥモロー・ワールド」。はっきりいってダサ過ぎます。もうちょっと考えてほしい。字幕も戸田奈津子大先生なので専門用語やダジャレ系にかなり難あり。まぁストーリー上重要なダジャレはないから問題は少ないのですが、戸田女史の偏執狂的なダジャレ嫌いは何とかならんもんでしょうか?

日本の配給会社(東宝東和)の事情はともかく、映画の方はカナリいい出来です。古くて新しい感じがします。従来のハリウッド映画ではありえないリアリティがあります。
特に市街戦のシーンは熱い! まさに従軍報道カメラが身体を張って撮影してるノリがすごい。美術・音楽もヒッピー文化や20世紀のモダンアートまで取り入れててかなり面白い。
そしてストーリー展開がすごい。ハリウッド展開に慣れているとかなり驚きます。

なんていうか、富野由悠季がこの映画みたら、先を越されたって悔しがると思います。人類の未来、赤子、戦争をやめられない愚かさ、などトミノ臭いテーマのオンパレードです。女の方が男より元気そうなところもトミノ臭い。

SF的なセンスオブワンダー感はほとんどありませんが、奇妙なほどリアルあふれた映画です。そしてハッピーエンドのように思えて、よく考えてみれば何も解決しておらず、相変わらず未来は暗いままというあたりがVガンダムに通じるトミノ節っぽさを感じます。

P.S. ABC殺人事件のBの街だったBEXHILLって地名が出てきてなんか懐かしかった。確かに海に面した街だった

2006/11/14 Tuesday

父親たちの星条旗

Filed under: - dekaino @ 12:34 このエントリをはてなブックマークに追加 区Κ<≧のはてなBookmark被リンク数

父親たちの星条旗を観ました。クリント=イーストウッド監督の硫黄島プロジェクト第一弾です。
デーモンたちの星条旗

有名な硫黄島に星条旗を立てる兵士達の写真。
20世紀前半のラジオと新聞と固定電話があるが、テレビも携帯電話もインターネットもなかった時代、戦意高揚のために行われたメディア戦略が面白いです。
ナチスがドイツ国民に熱狂的支持されたのも、ラジオ放送と新聞によるプロパガンダの賜物と言われているし、なかなか興味深い現象です。
現代の米国の戦意高揚キャンペーンを冷ややかに皮肉っている意図も感じられますが、基本的にはドキュメンタリータッチでラッキーかつアンラッキーな写真に写った兵士達の半生を描いた映画です。完全に米国視点で描写されていますが、米国賛美ではありません。

衛生兵の息子がストーリーテラーとして出てくるのですが、彼は続編の硫黄島からの手紙にも出てくるのかな? 戦場で失踪したイギーの件などいろいろ伏線もありそうです。硫黄島からの手紙もぜひ観たくなりました。

2006/11/12 Sunday

デスノート the Last name

Filed under: - dekaino @ 21:48 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻若 the Last nameのはてなBookmark被リンク数

デスノート the Last nameを観ました。もちろんデスノート前編の続編で完結編です。

原作では終盤グスグスになるのですが、きっちり話の決着をつけてくれます。つっこみ所はいろいろあるのでしょうが、原作よりよくできているのは間違いありません。

つっこみ所その1としては、ミサミサの記憶力がしっかりしててLの本名を覚えていればまったく問題なかったはずなんだけどね。つーか知り合ったばかりの彼氏の交友関係についてなんて、興味津々なのが女の本能だと思うのだかどうだろうか? しかも名乗りと本名が一致してなきゃ絶対覚えてるだろ!
まぁこの点は頭の良さと容姿は反比例するの法則を適用すればOKかもしれない。

その2は、デスノートの贋作をそんな短期間に作れるのかという問題。そりゃ無理だろ。手に触れるペーパーアイテムってホンの些細な差でもすぐわかるものだ。もしこんなことができる技術があるなら偽札作れます。

それから死神はノートで人を殺すことにより、他の人の寿命を延ばしてしまうと砂になって死んでしまうという後付設定。これじゃ死神はおいそれと人を殺せなくなってしまうよね。将来に渡ってただ一人の他人の寿命を縮めていない人間などいるのだろうか? 死ぬ直前の人間くらいしかいなさそう。でもそれじゃたいした寿命が吸い取れないし、どうなっているのかね??

いろんな論理的ほころびが見え隠れしてはいるのだが、それでも楽しめると思います。
ちなみにレムが女性型って設定はなかったことになってます。

2006/10/28 Saturday

THE SENTINEL

Filed under: - dekaino @ 15:07 このエントリをはてなブックマークに追加 THE SENTINELのはてなBookmark被リンク数

ザ・センチネル/陰謀の星条旗を観ました。「陰謀の星条旗」というのは邦題のみの副題。この副題をそのままタイトルにする勇気はないんですかね。センチネルってカタカナ語として定着してないし、わざわざつけなくてもいいような気はする。

話はFOXらしいというか、24そのものって感じ。ただし、猪突猛進で単独行動しまくりで誤解されまくるジャック=バウアー的な役どころをマイケル=ダグラスがやり、ジャック=バウアー役やってるキーファー=サザーランドが、それを追い詰める役を演じているところが違います。

なんとなく、キーファー=サザーランドが頭がいいように見えてしまうのが不思議。つーかジャック=バウアーが馬鹿すぎなんだよね。普通考えたら当たり前の行動をしているだけで、すごい切れ者のように見えてしまうくらい、幸か不幸か、お馬鹿な役のイメージがこびりついているってことですな。

ストーリーは普通のアクションもので、とりたててすごいところはありません。ただ、観光案内的にワシントンDCの名所の映像がたくさん出てくるので、ワシントンDCが好きな人にはたまらないでしょう。アメリカ人受けをかなり狙ってる感じ。

2006/8/12 Saturday

森のリトルギャング

Filed under: - dekaino @ 16:06 このエントリをはてなブックマークに追加 罍c潟阿里呂討Bookmark被リンク数

森のリトルギャングを観ました。ドリームワークスの3Dアニメです。

本作の主人公と仲間達は、森の動物です。それもただの動物時手はなくて小動物です。だから主人公達から見た人間は巨人のように表現されます。ANTZ!バグズライフのようなノリです。しかし小動物たちは人間の言葉を理解します。人間は動物の言葉がわからないみたいですけど。ドリトル先生みたいな世界観なのかも知れません。
ドリームワークス作品らしく、ディズニーにはできない皮肉なメッセージも、シュレックほどではないですがふんだんに入ってます。

亀がマリオに出てくる亀(ノコノコ?)そっくりです。いや亀なんだから似てて当然なんだけど、すごいノコノコ臭がするぞ。いつオーバーオールを着たヒゲのイタリア人が出てきて踏みつけるか気になってしようがありませんでした。(イタリア人が出てくるかどうかは秘密)

今年の夏、子供を連れて行くならゲド戦記じゃなくて本作にすべきです。誰にでもお勧めできる良作。でもアメリカ大衆文化に通じてるほうがより楽しめるかも。

2006/8/2 Wednesday

ゲド戦記

Filed under: - dekaino @ 9:56 このエントリをはてなブックマークに追加 蚊荐のはてなBookmark被リンク数

ゲド戦記を観ました。言わずと知れた今夏の話題作。原作は読んでないので、映画を観ただけの感想。
対象年齢が高いです。もののけ姫と同じかやや高いくらい。もし子供を連れて行ったら、泣き叫んだ挙句退屈して寝てしまうこと間違いなし。
映像はきれいだけど、話は平凡な感じです。キャラがみな薄っぺら。駿監督ではよくあった悪役キャラの浄化というものもありません。

本作は息子の吾郎を御輿にしてでっちあげた鈴木敏夫プロデューサの起死回生の一発だったんでしょうけど、やはりジブリは高畑・宮崎駿の個人ブランドの殻を破ることはできない気がします。もし本当に宮崎吾郎を映画監督としてプロデュースするなら別ブランドを立ち上げて地道にやるしかないでしょう。客は入らないだろうけど。
ジブリもタツノコプロのように過去の資産を管理する会社になっていくのが正しい姿なのかなと思ってしまいました。

2006/6/22 Thursday

初恋

Filed under: - dekaino @ 8:36 このエントリをはてなブックマークに追加 のはてなBookmark被リンク数

初恋を観ました。三億円事件の映画です。
宮崎あおい主演。実兄の宮崎将も出ています。

昭和40年代版三丁目の夕日っていえるほど、CGやセットを使った当時の風景や風俗描写が念入りです。しかもそれを前面に出してないところがいい感じ。基本的に三億円事件の時に若者だった人を対象とした作品なので、今の和解人が見ても何のことやらわからないと思います。少なくとも三億円事件ってどんな事件だったか予備知識を仕入れてから観にいくといいでしょう。それから政界のドンだった岸信介や岸一族(安倍晋太郎も岸一族です)についても。

出てくる役者はみんな巧い人ばかり、地味に長回しカットがガンガン使われてて、かなり手間暇かけて作ってある映画です。
バイクにノーヘルで乗るシーン(当時はそれが当然だった)は、どうやって撮ったんだろう? ゲリラロケなのかな?

宮崎ぁぉぃファンはぜひ観ましょう。

2006/6/10 Saturday

嫌われ松子の一生

Filed under: - dekaino @ 10:14 このエントリをはてなブックマークに追加 絆上筝のはてなBookmark被リンク数

嫌われ松子の一生を観ました。原作の同名の小説はベストセラーらしいですが読んでません。映画はだいぶシナリオが変わってるらしいです。

戦後の復興期から20世紀末にかけてを舞台にした九州出身のある女性の転落人生の物語です。九州ってのがひとつのキーワードなのかも知れず。
主人公は自ら不幸を招き寄せどんどん転落する人生を送ります。この映画を観てちょっとしたつまずきや不可抗力で不幸になったと思う人もいるようですが、そう思える人ってちょっとどうかなと思う(依存体質?)。松子も典型的なダメ男好きの共依存体質。なのに生への渇望は大変強く、しぶとく行き続けます。幻覚を自覚する独居老女が自分から精神科医に通うとか、よっぽと生き続けたい執念に駆られてるとしか思えない。健保入ってたのかなぁ?
ストーリーそのものは見るべきものはなく、自由の国の人はダメになる自由もあるんだねと生暖かく見守ってやるくらいの感想しか持ちえません。

ただ映像や音楽は素晴らしい。名作洋画のオマージュにあふれ、日本音楽界の有名どころや、巧い役者をたくさん起用し、非常に贅沢な仕上がりになってます。実際かなり制作費かかってるんだろうなぁ。東宝ってすごい太っ腹だ。いや去年から宣伝打ちまくりってことは少しでも回収しようと必死ってことか? 中島哲也監督はうまく出資者を騙したもんだと感心するばかりです。

全然ハートはウォーミングされませんが、映像と音楽を楽しむなら見る価値はあるかも。ただしドギツいです。まさにエログロナンセンスで背徳的な映画。

2006/6/4 Sunday

ナイロビの蜂

Filed under: - dekaino @ 21:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃのはてなBookmark被リンク数

ナイロビの蜂を観ました。在ケニア英大使館の下級事務官とその妻の話。
原題は"the Constant Gardener"、旦那が大使館の仕事は事務的にこなし、家の庭いじりばかりしているところからついた題です。
邦題の「ナイロビの蜂」はなかなかセンスがいい。どうやって考えたのか謎です。確かに話の中にちょっとだけ蜂の絵とか蜂をネタにしたジョークが出てきますが、本筋とはまったく関係なし。田中元総理の秘書官の妻の榎本三恵子の「蜂の一刺し」から来てるかもしれない。だとしたら邦題を考えた人は結構年だな。
いかにもイギリスっぽい話で、ハリウッド映画みたいな派手なスパイは出てきません。でもリアルな諜報部員は出てきます。そして強引な手口や汚職。てんこもりです。そしてイギリスとアフリカの微妙な距離感もリアルに表現されています。いまはユーロトンネルがあるから陸路でロンドンからナイロビまで行けるんですよね。空路か海路が必須なアメリカとは距離感が違うのは当然だ。

劇中に出てくるPCオタク(nerd)少年のガイード君すごくクール!! 何がクールってマウスをまったく使わないんですよ。ポイント高い。マウスなんてガキのオモチャをプロが使うわきゃないのだ。すべてキーボードのショートカットストロークだけで画面切り替えや選択を行い、画面が嵐のようなパパパと切り替わる。惚れ惚れするようなPCオペレーションっぷりに感動しました。ガイードかっこいいぜ!

結末もハリウッド映画ならハッピーエンドっぽくなるんでしょうけど、イギリス映画らしい終わり方。代々外交官の家なんてのがふつうにあるイギリス社会において、イギリス紳士であることを捨てて第二の人生を始めるなんてことは許されないのでしょうか?

かなり面白かったです。

2006/5/19 Friday

グッドナイト&グッドラック

Filed under: - dekaino @ 21:10 このエントリをはてなブックマークに追加 違ゃ&違のはてなBookmark被リンク数

グッドナイト&グッドラックを観ました。
いまから50年前の赤狩りの嵐が吹き荒れていたアメリカにおいて政府を批判したCBSの名キャスター エド=マローの物語。
当時のニュース映像やコマーシャルがふんだんに使われててアメリカの老人層にすごく受けそうな感じ。全編モノクロなのも記録映像とギャップが生じないようにするためだろう。

今のアメリカと50年前のアメリカはどこか似ているところがあるのかも知れない。

2006/5/16 Tuesday

立喰師列伝

Filed under: - dekaino @ 7:39 このエントリをはてなブックマークに追加 腴医見篌のはてなBookmark被リンク数

立喰師列伝を観ました。押井守のライフワークというかもはやセルフパロディの域に入る異色作です。
本作は戦後の名だたる「立喰師」について時系列に沿って淡々と当時の世相を交えながら解説していくもので、地味さは放送大学の番組を上回ります。受身な観客は完全においていかれること間違いなし。ぐっすり眠れることでしょう。しかし、あらかじめ押井ワールドを予習し復讐し準備万端で臨めば得られるものは多い…かも知れません。このノリは文系大学の大教室で淡々と話す老教授の講義に近いものがあります。学生とのコミュニケーションを排し黒板に向きっぱなしで毎年同じ内容をダラダラと語り続けるあのノリです。

私は小田原コロナワールドで観たのですが、これがまさに大きな階段教室という感じでGOODでした。席はガラガラ、寝ている客あり、一部のマニアックな客は一般人にはわからないタイミングでクスクス笑い、しかしそんな客との対話を拒否するように映画は淡々と進んでいくのです。
しかも、小田原コロナって本業はパチンコで映画館は商売っ気抜きの客引きサービスというか利益還元というか、そもそもモギリがいなくて自由に入れるというとにかくゆるい雰囲気なため、やろうと思えば簡単にタダ見が可能だったりします(ヤフー掲示板にも指摘が!)。つまりこの階段教室の講義空間にモグリの偽学生も参加可能なわけです。このゆるい空間にこれほどマッチする映画はないでしょう。
渋谷シネクイントみたいな、文化事業を促進しつつちゃんと儲けますみたいな都会のこじゃれたハコで観たんじゃ、このトリップ感を味わうことはできません。場末の劇場で観てこそ真価が発揮される映画なのです。

P.S.私はちゃんと毎回お金払ってみてますよ。朝一の回なら1000円で見られるし、低くない確率で貸切状態という好条件の小田原コロナさんは無くなってほしくないっす。

2006/5/2 Tuesday

小さき勇者たち〜GAMERA〜

Filed under: - dekaino @ 2:02 このエントリをはてなブックマークに追加 絨<GAMERAのはてなBookmark被リンク数

小さき勇者たち〜GAMERA〜を観ました。
角川の映画部門が大映を買収して設立した角川映画によるガメラ。いわば最初の角川ガメラです。監督は平成ライダーや実写セイラームーンが代表作の田崎竜太。
樋口真嗣ガメラとはだいぶ違う趣きです。11代目リハウスガールの夏帆がヒロイン。夏休みの小学生達が主人公です。ドラえもん映画ののび太の恐竜とカブるストーリー。しかしなんで夏休みじゃなくて五月連休にロードショウなのか? 何か大人の事情があるのでしょう。
三重県や名古屋などの中京圏を舞台としており、いわゆるご当地怪獣映画の文法をはずさず、きっちり名所を攻めてきます。出来たばっかりの伊勢湾横断道路のシーンはなかなか素晴らしい。しかし名古屋住民の「地上はダメだ地下街に逃げろ」は名古屋人の地下街に対する愛を感じはしますが、被災時の心得としては大間違いだろ!? 地震や怪獣が来た直後に地下に逃げ込むのはやめましょう。

しかし今回のガメラはいったい何を食べていたのかまったく不明。これじゃ万が一ガメラの卵を拾ってもどうやって育てていいかわからないです。

2006/3/11 Saturday

オリバーツイスト

Filed under: - dekaino @ 7:03 このエントリをはてなブックマークに追加 若ゃ鴻のはてなBookmark被リンク数

オリバーツイストを観ました。
19世紀のロンドンでスリ一味にまで身を堕とした孤児がハッピーエンドを迎えるまでの物語。ディケンズの有名な小説の何回目かの映画化です。

19世紀のイギリスで孤児がなる職は、煙突掃除とか葬儀屋の手伝いなんですね。煙突掃除の親方が顔が真っ黒なのに帽子を取ると帽子の下の部分だけ白く残ってるのが笑えた。煙突掃除といえば黒い兄弟(これはイタリアが舞台のドイツ文学ですけど)を思い出します。

時代考証と撮影セットにはすごくお金をかけてあってとてもリアルにできています。ロンドンの霧も素晴らしいできばえ。それからロンドンのすり一味が話す言葉が訛ってます。いわゆる下町訛りってやつですか? 頭目の名前のフェイギン(Fagin)もファイギンって発音してますね。貴族階級はちゃんとフェイギンと呼ぶ。まぁ歴史的に言えば、庶民のファイギンって方が由緒正しい発音で、フェイギンって発音は貴族階層(ノルマン系)のおフランス訛りってことなんでしょうけど

しかしこの時代、孤児が幸福になるにはお金持ちに見初められて養子になるしか手はなかったんでしょうかね。現代的な目で見るといかにも他力本願でタナボタ的展開です。そういやキャンディキャンディも金持ちの養子になるor嫁に行くだけが孤児が幸せになる道だったなぁ…

変な脚色はなく原作に忠実かつ時代考証をしっかり行った佳作です。

2006/2/18 Saturday

劇場版 最終兵器彼女

Filed under: - dekaino @ 18:47 このエントリをはてなブックマークに追加 雁 腟球綵弱コのはてなBookmark被リンク数

劇場版 最終兵器彼女を観ました。
これは怪獣映画ですね。小樽を中心とした北海道ロケで、有名な建造物をガンガンぶっ壊すという、ご当地系怪獣映画の文脈そのままの特撮です。
特撮レベルも高く、中盤までは非常に楽しく観ることができました。メインキャストの前田亜季貫地谷しほり(カンジヤシオリ)もかわいいです。

ただ終盤以降は話がどんどんつまらなくなります。まぁこれは映画スタッフが悪いんじゃなくて原作がつまらないんでしょうがないです。原作は小学館の青年誌にありがちのダラダラ連載系(Monsterとか奈緒子とか)のひとつで、ひきのばしてひきのばして、もう読者がマゾみたいにじらされて、最終回でやっと解放されて感動してしまう話なので、一気に読んでしまうと面白くとも何ともない話となってしまうのです。2時間で決着がついてしまう映画には向かないのは確かです。
話のレベルを落としてまでだらだら連載するのは、サラリーマンたる編集者にとって一番都合がいいからなんですよね。小学館の編集はサラリーマン気質が強すぎてよくない。

ラストは少しアレンジが入ってて少し努力したようですが、どうせならもっと大胆にアレンジした方がよかったかも。

2006/2/9 Thursday

プライドと偏見

Filed under: - dekaino @ 21:11 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ頳のはてなBookmark被リンク数

プライドと偏見を観ました。
18世紀のイギリスの農村を舞台にした、父母と女ばかりの4人姉妹って家庭の物語。ブリジット・ジョーンズの日記の元ネタらしい。
娘達はいい男を捕まえて結婚するコトに命かけてます。地上波の恋愛ドラマみたいな感じ。柴門ふみのマンガにありそうなストーリーです。

主人公は、男なんかに興味ないみたいな顔をしつつ、なぜかベタ惚れ。そしてハッピーエンド。ツンデレ系がお好きな方はカナリ楽しめるでしょう。

2006/1/10 Tuesday

TOHO1ヶ月フリーパスポート終了

Filed under: - dekaino @ 1:36 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO1倶若鴻若腟篋のはてなBookmark被リンク数

TOHO1ヶ月フリーパスポートをゲットしてから、はや一ヶ月。1月9日で見放題期間が終了しました。結局観た作品は14本。2日に1本のペースをやや下回りました。

さすがにTOHOで公開してる分だけではそうそう数を稼げません。過去1ヶ月間に公開されてた作品はほとんど観たけどそれてせも14本止まりでした。観てないのはただ1本「ふたりはプリキュア マックスハート2 雪空のともだち」だけ。

とりあえず映画三昧で楽しい年末年始を送ることができました。
これからまたポイントを貯めたとしても次に1ヶ月フリーパスポートをゲットできるのは2007年かなぁ…?

輪廻

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第14弾
これがフリーパスポートシリーズの最後! 清水崇の輪廻を観ました。
ギャガプロとか円谷プロでチープなB級ホラーを撮ってた清水崇がいつのまにか大物扱いになってますね。北米市場で結果を出してるんだからすごいのは確か。儲けという面では宮崎駿より優秀ってことだもんな。

ということで今風のホラー映画の本作。主演は優香。この立ち位置が微妙なアイドルに主演させるところが昔のB級ホラーっぽくてよい。てゆーか優香を使ったのは絶対監督の趣味だろ。優香もホリプロの一押しだった頃ならこの仕事うけなかったろうなぁ…

映像的には非常にテンポが良くてハリウッド的。内容が濃い割に尺が100分未満という最近ではハリウッド映画でも珍しいくらい短いです。商業的見地からみて素晴らしい出来といえるでしょう。場末の映画館主も大喜びだ。

怖さという点では昔の本格的ホラーとは異種のものです。人間が一番怖いものって、なぜそうなるか理由が全然見えないものなんですね。だから本格的ホラーはミステリー仕立てっぽくなってて、脅威の原因や理由が観客にはっきりはわからないように、じわじわと攻めていくわけです。
だから、原因とか理由がわかっちゃうと恐怖って薄れるんですよね。理屈がわかれば対処策もたてられるわけでだいぶ楽になります。たとえ脅威の原因が人間の力をはるかに超えていて対処不能であったとしても、何でこんなことになってるかまったくわからない混乱状態から比べると、理屈がわかるだけで怖さは薄れるものです。残るのは生理的な嫌悪感とか驚きだけ。
余談ですが、わけのわからない怪異現象について適当に理屈をつけて説明することを陰陽道で「式を打つ」といいますね。とにかく説明がつけてしまうとたとえその怪異現象そのものになんら変化がなくても、怖くなくなってしまうものです。

本作は、怪異現象の理由が最初っからはっきり観客に示されており、加えてスプラッターばりばりでもなく、不可解な恐怖や生理的嫌悪感というより、お化け屋敷的にタイミングで脅かすだけの映画です。つまりさほど怖くはない。要は安心して怖がれるホラーってことかな。本気で怖いホラーって今はもう需要がないのかも? さほど怖くないから気軽に観にいけるみたいなところがあるんでしょうかね。

結末もマニアック。清水崇は拘束服を優香に着せたかったんだろうなぁ…
最終的にはオチがついていないように思える決着ですが、この事件で誰が得したかを考えると、今回の事件すべて教授の妻が裏で糸を引いてたんじゃないか? って推測もできないことはありません。教授の研究資料は全部残ってたみたいだし… そこに気づければ人間の業の深さとか怖さを感じることができるかもしれません。

2006/1/9 Monday

銀色の髪のアギト

Filed under: - dekaino @ 23:50 このエントリをはてなブックマークに追加 蚊蕭≪のはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第13弾
銀色の髪のアギトを観ました。GONZO初の劇場作品です。サンライズにおける劇場版ガンダムというよりは、ガイナックスにおけるオネアミスの翼をねらった企画のように思えます。

映像は非常に力が入ってて見ごたえがあります。しかしストーリーはかなり説明不足。設定はテレビシリーズ4クールに耐えられるぐらいの量が十二分に練られているのだが、それを一気に劇場版に詰め込んだためだいぶもったいないことをしています。ガンダムでたとえればF91のような消化不良さを感じさせます。せっかくの飯田馬之介原作なのですがもったいないことです。馬之介は本当にチャンスに恵まれないですね。なんだかんだいって一番売れたのが08MS小隊の後半っていうじゃ悲しい。

最後のオチはすっきり終わらず、スチームボーイっぽい後味です。まぁ本作の続編は100%ないでしょうけど。SF考証的には説明がかなり足りないので評価しようがないです。なんでわざわざ火山を移動しなくてはいけないのか? 地球規模のシステムなら数十キロ移動したからって誤差だろとか、つっこもうと思えばいくらでもつっこめるのですが、まぁそこは言わぬが花。

ヒロイン役の宮崎あおいはソツなく無難にこなしてます。

2006/1/8 Sunday

ディック&ジェーン 復讐は最高!

Filed under: - dekaino @ 10:03 このエントリをはてなブックマークに追加 c&吾с若 緇莅蕭!のはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第12弾
ディック&ジェーン 復讐は最高!を観ました。ジムキャリー主演のコメディです。
一応、本作はリメイク作で元ネタがあります。1977年製作で、原題は本策と同じFUN WITH DICK & JANEですが、公開時の邦題はちょっと違ってておかしな泥棒ディック&ジェーンとなってます。内容もシノプシスはおおむね同じですが、プロットがだいぶ変わってまして、今風の設定になってます。
ぶっちゃけ言って、エンロンの倒産および不正経理に関わる事件のパロディになってます。最後の落ちもエンロン絡み。アメリカの階級社会のトップから最下層まで落ちていく様がかなり興味深いです。やっぱり最下層は不法入国したメキシコ人なのか…とか、南部に住む子供はどっからかスペイン語を覚えてきちゃうとか、アメリカの世情が垣間見えます。

アメリカでは常識だけど日本じゃあまり知られてないような事柄に詳しいとより楽しめるでしょう。ラルフ・ネーダー(そっくりさん?)とか出てくるんだけど日本じゃ知名度いまいちで面白さがピンとこないかも?

2006/1/5 Thursday

ムシキング/セイザーX

Filed under: - dekaino @ 19:45 このエントリをはてなブックマークに追加 激潟/祉ゃ吟XのはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第11弾
ムシキングとセイザーXの2本立てを観ました。

まずはムシキングの方から。正式名称は「劇場版甲虫王者ムシキング グレイテストチャンピオンへの道」です。テレビ版をまったく観たことがないので、ムシキング世界のことがよくわからないまま、予備知識まったくなしで観ました。
まずわかったことが、主人公のケントがダメな子だということ。家の手伝い逃げ出してゲームセンターで父親に捕獲されるなんてロクでもないガキだ。その父親は蕎麦屋のオヤジなのだが、やっぱりダメダメ。店で客をほったらかしてテレビに夢中になるし、あまつさえハネダシティ(セガ本社?)に駆けつけるし、この親にしてこの子ありというダメ家族。ダメ度でいえばバカボン&バカボンのパパに匹敵します。母親は一応バカボンのママくらいには良識的みたいだが、ケントの弟はハジメちゃんみたいに秀才ではなく兄によく似て馬鹿っぽいところが救いがない感じ。この家族マジでヤバイ
夢野アイそれからヒロインキャラが今風のデザインでアホ毛がついてるのはいいのだけれど、これはちょっとやりすぎ。これじゃシャアザクの中隊長マークだろ。色も赤っぽいし実は三倍速いのか! (何が?)

大きいお友達向けサービスとして、福田沙紀というアイドルがエンディングの主題歌を歌ってゲストキャラの声優もやっているのですが、そのゲストキャラがライバル役の少年(♂)でした。ふつーこういう場合は女性キャラをやらせるんじゃないの?? かなり謎な配役でした。

次にセイザーXについて、正式名称は「劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え! 星の戦士たち」です。東宝の特撮テレビ番組超星神シリーズの、グランセイザー、ジャスティライザー、セイザーX、三作品すべてが登場する夢の劇場版です。
しかしヒーローだけでもグランセイザーが12人、ジャスティライザーとセイザーXは3人ずつ、合計で18人も集合してしまうわけで、普通に作ったんでは収拾がつきません。そこで人間ドラマ部分はかなり省略されております。

まずグランセイザーからはヒーローの変身前の人たちがひとりも出てきません! これはかなり大胆です。グランセイザーから出てくるのはハゲの考古学博士とラスボスのボスキートだけです。
そしてジャスティライザーからは一応ヒーロー3人がすべて出てきます。だけどロン毛だった真也さんが角刈りになってて一瞬誰だかわかりませんでした。重要な役回りで澪さんも出てくるのですが、いつも澪さんのお供している麗香さんが出てきません。天堂家を守護するお役目はどうした!?
最後のセイザーXは、さすがに現在放送しているだけあってすべてのキャラが出てきます。敵も基本的にはセイザーXの敵の宇宙海賊です。というか、脇役達がテレビシリーズ以上に大活躍です。だいたいアインとツヴァインなんてテレビでは風呂に入って笑いをとる以外に何の役にも立ってないのに、劇場版では疾風怒濤の大活躍! 本当は戦闘力高かったんだねぃ。ゴルドも何気なく活躍します。

変身後のヒーローと巨大メカについてはすべて登場しますが、なにしろ数が多すぎて大味な感じです。特にグランセイザー12人は変身前の描写がまったくなく、いきなり変身後の姿で12人まとめて登場するので、なんとなくザコっぽい印象があります。
それからみんな忘れてると思うけど、グランセイザーの4つの超星神、ガルーダ、ドルクルス、ガンシーサー、リヴァイアサンは、それぞれ1人ずつしかダイブインできないんだよ。つまり12人のうち4人しかダイブインしないので、8人が取り残されるはずなんだよ。なのにチャッカリ12人ともダイブインしやがった。俺はそういう細かいミスを見逃さないよ!

巨大メカは他にも、ジャスティライザーに出てきた国防軍のユウヒや、東宝メカの至宝! 海底軍艦の轟天号も出てきます。おそらくゴジラ FINAL WARS版ではなくてオリジナル版。超星神視リーズと轟天号は全然関係ないはずだが、特技監督が北村龍平だから悪ノリして出したのでしょう。
轟天号
いろいろ細かいところは気になるけど、非常に楽しめる作品でした。東宝特撮ファンなら必見でしょう。
最後に重要な報告をひとつ、エンディングに「セイザーXジャンプだ!」体操はありません。大変残念です。

2006/1/1 Sunday

東京ゾンビ

Filed under: - dekaino @ 20:20 このエントリをはてなブックマークに追加 延根障潟のはてなBookmark被リンク数

東京ゾンビを観ました。花くまゆうさく原作の問題作です!
もちろんこんな単館上映系どまんなかのカルト映画をTOHOシネマズでやってるわけがないので、今回もフリーパスポートは使えません。橋本MOVIXで1000円で観ました(月の最初の日は毎月1000円)。1000円とはいえ金払って映画を観るのは半月ぶりだ。
原作のアフロ原作のハゲ
原作のアフロとハゲが映画ではこんな感じに
浅野忠信のアフロ哀川翔のハゲ
浅野忠信のアフロはかなり原作に近い雰囲気なのだが、哀川翔のハゲはちょっと眼力が強すぎ。原作のハゲはもっと何も将来考えてないような、1分後にいきなり死んでも不思議じゃないような、気弱さとつまんないことですぐ怒る小市民さが漂うキャラなのだ。哀川翔だから根性キャラになってしまうのはしょうがないよなぁ。哀川翔のハゲもまぁ悪くはないです。

映画は第一部と第二部に分かれてて、第一部は比較的原作に忠実なストーリー、そして第二部は第一部の5年後のゾンビバトル編で原作とはかなり違う世界観。第一部と第二部はレイズナーの前半と後半ぐらい全然違うのだ。なんたって第二部ではアフロに妻子がいて妻は稼ぎが悪いと不平をいい、娘は心に傷を負っていて小学生ぐらいの年になっても言葉がまだ出ないという、花くまゆうさくワールドではありえないシビアな設定だ。
第一部と第二部の間のアニメパートもなかなか面白いっす。

既存のゾンビ映画に対するリスペクトが強く感じられ単なるゾンビ映画のパロディにはなってないです。もちろん完全なコメディでホラー的要素は皆無なんですけど、やっぱりゾンビはこうじゃなくっちゃってツボを押さえています。

P.S.花くまゆうさくワールドでアフロとハゲに次いで3番目によく出てくるキャラのグラサン警官は本作では出てこない。すこし残念。

2005/12/26 Monday

ブラックジャック ふたりの黒い医者

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第7弾
ブラックジャック ふたりの黒い医者を観ました。
今回のブラックジャックは守銭奴的な性格が薄れ、なんかあると破格な安値や無料で手術してやります。はっきりいってゆるいです。
それ以上にゆるいのがゲストキャラのロックとみどりカップルの声です。ロックが石垣佑磨でみどりが平山あや。つまり大人の事情によるホリプロタレントが起用されました。ロック役の石垣佑磨がとにかくド下手。ロックは手塚スターシステムの中でとびきりの美形キャラのはずなのにあの声はなかろう。どれくらい下手かというと、平山あやが巧いと錯覚してしまうくらい下手です。平山あやが演ずるみどりは炭疽菌に感染した病人でうーうーはーはー言うのがほとんどで、少ない会話もロックが相手のシーンが多いため、ロックが石垣佑磨だと平山あやはダンドーの頃から比べてすごい進歩したなぁと勘違いしてしまいます。しかし、冷静になってモノローグのシーンを見ればやっぱり下手だとわかります。
つまり引き立て役として石垣佑磨は最良の人材であるということです。

2005/12/25 Sunday

キングコング

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第6弾
ピータージャクソン監督のキングコングを観ました。
オリジナルに対する強い愛を感じます。現在の軟弱な表現規制などクソ食らえです。
なんたって土人ですよ! 骸骨島(SKULL ISLAND)にはジャングル黒ベエを八頭身にしたような土人がわらわらと出てきて撮影隊一行を襲います。あれを放送できるならジャングル黒ベエが放送できない理由がわかりません。土人の子供、老人、若い戦士勢ぞろい。土人が槍で襲い掛かり、撮影隊に銃で撃たれ逃げ惑う。21世紀には希少な土人映画です。

それに骸骨島の動物はみんな人肉が大好き。他の獲物を食べている時でも人間を見つけたら獲物を放り出して人間を襲います。ボリューム的には人間の肉なんてたいした量ではないのにあの執拗な追いかけよう。おそらくやつらにとって人肉はめちゃくちゃ美味しい最高の珍味なんでしょう。

キングコングは人間の三歳児のメンタリティそのままの行動をします。恐怖です。

興行的には失敗に終わりそうですが、かなりマニアックで楽しめる映画です。

2005/12/2 Friday

奇談・キダン

Filed under: - dekaino @ 8:13 このエントリをはてなブックマークに追加 絅茫祉海里呂討Bookmark被リンク数

奇談・キダンを観ました。諸星大二郎の妖怪ハンターシリーズのひとつ「生命の木」が原作です。孤高の民俗学者 稗田礼二郎が出てくるやつですね。

原作版 稗田礼二郎1原作版 稗田礼二郎2阿部寛の稗田礼二郎
あの稗田礼二郎役を阿部寛が演じてます。どうよ?

そしてヒロイン役の藤澤恵麻。NHK朝ドラで史上最低の視聴率をたたき出した天花ちゃん役をやっていたノンノモデルです。
天花は脚本がひどかったのは確かですが、恵麻の演技も輪をかけてひどく、まさに不条理ワールドが繰り広げられていました。
しかし、諸星大二郎ワールドだと以外に違和感がありません。確かに演技が下手なのですが、演出でうまくごまかしているので気になりません。たとえば長ゼリフは絶対に言わせず、長文を語らせる時は別録りのモノローグをかぶせるとか、工夫がすごいです。
むしろ異形のキャラとしてうまーく世界観に納まってます。立って並ぶと阿部寛とはかなりの身長差があるのに、座ると差がなくなってしまう体型だけで、そこはかとなく常人とは異なる印象を与えます。幼少の頃に育った村に帰ってきたというのに絶対標準語しか話さない態度が、列島改造論の時代に女だてらに民俗学の院生をやっている変わり者なところをうまく表現しています。また、ずっと村とは距離を置き続けてきた過去がうかがえます。藤澤恵麻はすばらしい起用といえるでしょう。

ストーリーは基本的に原作に忠実です。原作を知らなくても楽しめるというか、知らない方がより楽しめるでしょう。諸星大二郎ワールドの入門編としていい映画だと思います。

オラもパライソに連れてってくだされー

2005/11/24 Thursday

ブラザーズ・グリム

Filed under: - dekaino @ 7:13 このエントリをはてなブックマークに追加 吟若冴祉違のはてなBookmark被リンク数

ブラザーズ・グリムを観ました。
グリム童話を元ネタにしたコメディです。完全なフィクションで歴史上の実在人物グリム兄弟と本作の主人公の兄弟はまったく関係ありません。時代はナポレオン皇帝施政下のフランスがドイツも占領していた頃。つまりすでに近代に入っており、森に魔物がいるみたいな中世的世界観が崩壊しつつある時代です。
フランス軍やドイツの農民とかイタリア人が出てきてそれぞれフランス語、ドイツ語、イタリア語を話している設定ですが、ハリウッド映画なので当然みな英語。単語をちょこちょこフランス語風やドイツ語風に発音することで表現しています。たとえばフランス将軍はグリムのことを「グラム」と発音したり、Bingo!を「バンゴ」って発音したりします。でもそれ以外は完全英語。
日本語で言えば「ミーはおフランス生まれざんす」ってのがフランス語って設定みたいなもの。コメディーなんでこれはこれでOKだと思う。日本語字幕では話してる言葉が違うってニュアンスはまったく表現されてませんでした。文字数の関係で無理だったんでしょう。
期待されるのは日本語吹替版です。もともとコメディの吹替えって難しいんだけど、本作のエセ外国語の雰囲気を如何に再現するか、注目しどころだと思う。広川太一郎とか使えばおフランスの感じがバッチリでるかも?!

2005/11/3 Thursday

蝉しぐれ

Filed under: - dekaino @ 22:58 このエントリをはてなブックマークに追加 のはてなBookmark被リンク数

蝉しぐれを観ました。蝉しぐれといってもマジカルエミではありません。

たそがれ清兵衛などに続くn匹目のドジョウをねらって雨後の竹の子のように出てきた貧乏侍人情時代劇のひとつです