でかいの日記帳

2015/6/21 Sunday

攻殻機動隊 新劇場版(2015)

Filed under: - dekaino @ 12:28 このエントリをはてなブックマークに追加 紙紙 医雁(2015)のはてなBookmark被リンク数

攻殻機動隊 新劇場版(2015)を観ました。もうProductionI.G.が困った時には攻殻機動隊ってノリで、プログラムピクチャー的に量産されてます。
本作は冲方丁脚本シリーズの総まとめ、攻殻機動隊の前夜譚がオリジナル作の冒頭に戻ってくる話です。きれいに風呂敷を畳んではいますが、本当にこれでいいのかちょっと疑問は残ります。
そもそも、電脳にも義体にも世代があるのはいいとして、世代の前後で互換性がないとか、世代に取り残されると義体を自力でメンテするしかなくなるとか、無茶な設定についていけません。そこは互換性捨てないでしょ、絶対に。USB規格なんて20年前からありどんどん世代を重ねて進化していますが、20年前のデバイスいまだに使えますよ。使えないバカ規格に進化させても市場に淘汰されますよ。マジ違和感がありまくりです。
全身義体化が夢の不老不死技術ではないというのはオリジナル作の金食い虫だからという説明だけでいいし、古い世代にマッチするデバイスが生産停止になるからではないでしょう。需要があれば生産は続く。ディスコンになるのは新しいデバイスが古い世代と互換性があるからこそです。

そういう意味でイマイチよくわからない。第三世界もわからない。でも客は入って儲かってしまう。ProductionI.G.版 釣りバカ日誌みたいなものですね。客が入る限り続くでしょう。でも僕はアップルシードの方が好きだなぁ。

ビッグ・アイズ

Filed under: - dekaino @ 11:45 このエントリをはてなブックマークに追加 違祉≪ゃ困里呂討Bookmark被リンク数

ビッグ・アイズを観ました。
ビッグ・アイズ
50年代〜60年代にアメリカのポップアート界で大ヒットしたBIG EYES(または CRAZY EYES)シリーズの絵画。名義はウォルター=キーンだが、実は描いていたのは妻のマーガレットだったという今となっては何で? という感じの大スキャンダルの実話ネタをもとにした映画です。
監督はティム=バートン。バートン監督作品にはこの手の山師的な話を膨らませるキャラがよく出てきますが、やはり実話のキャラはすごいです。

いま考えると、なんでわざわざ夫の作品と称して世に出したのかそこから疑問ありまくりですが、当時のアメリカの社会的・宗教的倫理観にある家父長制、この一家の長たる父が対外的にすべて総取りするという考え方が当然という時代だったわけです。この古い価値観と革新的なアート界の常識のズレが産んだ悲喜劇だとも言えます。
マーガレットは当時女子で美大に通えていたことから、いいとこのお嬢さん、裏を返すとばりばりの保守的な一家出身であることがわかります(劇中でマーガレットはもともとはメソジスト派教会の信者だという典型的プロテスタント)。そのようなバックボーンからくる家父長制の縛りがんじがらめになっていたのでしょう。夫と別居しハワイに移住した後、より個人主義的なものみの塔に転宗することで初めて夫を名誉棄損で訴訟することができたわけです。洗脳って怖い!

夫ウォルターは嘘をつき続けているうちに自分でも嘘を本当だと信じ込んでしまうちょっと危ないタイプ。金が絡むと本当に怖いです。
このような怖い話をティム=バートンがコミカルに描写する作品です。実話通りそれなりのハッピーエンドで終わるので安心してください。

2015/6/15 Monday

トゥモローランド

Filed under: - dekaino @ 9:37 このエントリをはてなブックマークに追加 ャ≪若潟のはてなBookmark被リンク数

トゥモローランドを観ました。予告編ではディズニー映画で、ウォルト=ディズニー似のおっさんがいるテーマパークに奥底にある秘密の入り口に入るとそこは夢のトゥモローランドだった! という流れで、ディズニーランドの宣伝映画なのかと思っていました。実際、ディズニーランドに本作のアトラクションが作られる予定らしいのですが、本作はまったくディズニーランドの話ではありません。

本作の監督はあのブラッド=バード、そうアイアンジャイアントのバード監督です。
バード監督は実写映画の監督としてミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルを撮っていますが、これは普通のアクション映画でした。しかし本作は実写かつバード監督の真骨頂である1960年代の懐かしファンタジー映画なのです。アメリカの60’s押し映画であることは日本でのプロモーションではあえて隠されているように思えます。ですから日本の観客は予想外の導入部そして予想の枠から外れたストーリー展開に驚くばかりとなります。
要は、アメリカ版のALWAYS三丁目の夕日なわけです。アメリカの絶頂期1960年代、その象徴であったニューヨーク万博(1964年)のシーンから物語は始まります。
そして60年代のままではなく、60年代に夢多き少年だった主人公が夢破れた初老の老人となった時代に舞台が移るところが新しいです。
つまり、黄昏流星群的な老人受けをねらった映画なのです。これはアメリカの70才代にはたまらない設定です。マーケティングの勝利!

バード監督作品は普通でない恋愛要素が入るのも特徴のひとつです。アイアンジャイアントではシングルマザーと解体屋の兄さんが恋愛してました。本作では初老のオヤジとアニマロイド(テーマパークのロボット人形)の少女との恋愛模様がつづられます。あくまでもプログラムで制御された人工知能に恋してしまった少年、そして恋やぶれ心に傷を負ったまま初老の老人になってしまう主人公。甘酸っぱいサイバーなロマンスです。どうしてブラッド=バード作品の人工知能はこうも泣かせるのか? ロボット万歳。

作品の背景には60年代の特徴である冷戦下にある恐怖感、いつ世界が終るかも知れないという圧力があります。いかにこの恐怖に打ち勝ち明るい未来を信じるか、それが人類が生き残る鍵となるのです。

予告編で想像するような映画ではまったくありませんが、いい意味で裏切られて面白い作品です。アイアンジャイアントが好きな人なら必見です。

2015/6/14 Sunday

陽なたのアオシグレ

Filed under: - dekaino @ 20:57 このエントリをはてなブックマークに追加 純≪激違のはてなBookmark被リンク数

陽なたのアオシグレを観ました。商業上映としては、台風のノルダの併映という形での再上映です。

リアルな話と脳内妄想が入り混じったアバンギャルドな話です。
これも30分弱の短編アニメ作品で、ほのぼの青春ストーリーな感じがして好感が持てます。
もう少し注目されてもいい作品です。

台風のノルダ

Filed under: - dekaino @ 20:55 このエントリをはてなブックマークに追加 佉※のはてなBookmark被リンク数

台風のノルダを観ました。
27分の短編アニメ映画です。同じ監督の陽なたのアオシグレが併映でした。

とてもよく動き、意味深な展開・演出なのですが、やはり尺が短くメッセージ性は薄いです、メッセージというか文芸的要素が弱過ぎで何を伝えたいのか形式的に構成されていない感じです。
見どころだけを抜き出した予告編を延々と30分やっているような映画です。
作品としては破綻しているに近いというか、アニメ研が学園祭で上映するために製作した作品のようにやりたいことだけやった感があります。
マニアックな人じゃないと楽しめないかも?

2015/6/6 Saturday

メイズ・ランナー

Filed under: - dekaino @ 6:25 このエントリをはてなブックマークに追加 <ゃ冴祉潟爾里呂討Bookmark被リンク数

メイズ・ランナーを観ました。アメリカのベストセラー小説の映画化で最初から三部作の予定の第一弾です。
人類滅亡の危機、若い男子だけのホモソーシャルな閉鎖空間、しかもメンバー全員が自分の名前以外何も覚えていない記憶喪失という腐女子が喜びそうなアリガチ設定。後半にはそこに女子1名が紅一点として乱入。さすがの展開です。
初代宇宙戦艦ヤマトみたいです。沖田艦長とか徳川機関長みたいなナイスミドル爺はいませんけど。

女子1名しかいないともう人類滅亡は決定的だと思うんだけど、第2作、第3作でうまく風呂敷を畳めるんでしょうか?

天才バカヴォン 〜蘇るフランダースの犬〜

Filed under: - dekaino @ 5:58 このエントリをはてなブックマークに追加 紊眼潟潟若鴻のはてなBookmark被リンク数

天才バカヴォン 〜蘇るフランダースの犬〜を観ました。蛙男商会のフラッシュアニメです。
しかし鷹の爪シリーズとは異なります。配給が東映になっているせいか東宝版権のキャラはすべて封印され出てきません。バカボン一家とネロとパトラッシュ、それ以外はすべて新キャラです。
パスカル先生とか大家さんすら出てきません。これが業界の仁義というものでしょうか? FROGMANは仁義に厚い男なのです。

ネロとパトラッシュは完全にネタキャラとなっています。そういや京浜家族も東映だったね。宮崎さんの同じノリだけど今回は版権処理もOKになった無敵のネタキャラと言ってよいでしょう。
それに対し、バカボン一家はまさにオリジナルそのもの、赤塚ワールドを体現しています。バカボンのパパは植木屋じゃなくて無職っぽいし、バカボンはバカだけど賢いのだ。

あまり宣伝していないせいか客の入りはいまいちですが、今回もコストパフォーマンス高く製作費を押えてそうだから何とか黒字にはなってほしいです。

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