でかいの日記帳

2013/4/20 Saturday

DRAGON BALL Z 神と神

Filed under: - dekaino @ 6:04 このエントリをはてなブックマークに追加 DRAGON BALL Z 腑腑のはてなBookmark被リンク数

DRAGON BALL Z 神と神を観ました。久々の映画版。今回は原作の鳥山明がストーリーに強く関わっているとのこと。

予想を超えて面白かったですよ。ドラゴンボール無印のギャグが基調の頃のノリが復活しています。ピラフ様一行なつかしー。
本作の悪役の破壊神ビルスも面白いキャラです。魔人ぶぅとは違ったベクトルで無邪気に悪行を繰り返すんですね。気さくな寝坊助の猫型オッサンなんだけど、実はフリーザに惑星ベジータの破壊を命じた黒幕だったり、Zで殺された人々の元凶ってコイツなんだよね。本人は気まぐれでやっただけなんだけど。

対する悟空も社会正義や人々の生命を守るためではなく、ただオラ強い奴と戦いてェって動機だけで戦うあたり、一貫しています。このアホっぽさがドラゴンボールだよね。

劇中で、懐かしいキャラクターたちが大挙してブルマの誕生パーティに来るんですが、亀仙人の亀が来てないのは声の人の事情なんだろうな。でもヤジロベーが来てないのは声の都合では断じてナイルきっと鳥山明が完全に忘れ切っていたからだろう。ブルマもヤジロベーには何回か命を助けてもらってるんだからパーティに呼んでやればいいのに。

2013/4/10 Wednesday

ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)

Filed under: - dekaino @ 14:04 このエントリをはてなブックマークに追加  喝お蚊帥ら桁蕕(ャ若吾≪)のはてなBookmark被リンク数

映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)を観ました。
水田わさびドラの映画の中ではかなり面白い方だと思います。
藤子F不二雄原作の映画と比べてまるっきりFっぽさがありませんが、これはこれで現代風なのでしょう。
偉そうにしているボスに反抗心を持ちながら従うバイト君が今回のゲストキャラです。F原作では社長と平サラリーマンのような人間関係はあまり描かれないんですよね。どちらかというとフリーの職とか店を構える商売人と客の関係が多い。ドラえもんでものび太のパパの会社の部長やら社長なんて出てこないですから。
どうもこの手の、主人と奴隷、社長とヒラ、館長とバイト君みたいな人間関係は手塚治虫の匂いがします。ペプラー博士が男手ひとつで女児を赤子から少女まで育ててしまうのも手塚テイスト。娘が父に口うるさいのは手塚も藤子F不二雄も両方ありですね。

本作はドラえもんの魅力のひとつのヒミツ道具に焦点を当てた意欲作。はっきりいってヒミツ道具は便利すぎてたくさん出すと話が壊れてしまったり、設定に矛盾が出たりするものですが、今回は巧妙に既存の設定の延長線上でうまく矛盾しないストーリーを作り上げています。
どこでもドアや通り抜けループの類の超空間操作系の道具はブロックが可能ってことがわかっただけでも過去にたくさんあった矛盾ネタが解消されますよ。どこでもドア/通り抜けループのジャミングは窃盗防止のためには必須のテクノロジーだ。

まぁ最後に出てきた復元ライトはその存在自体が今回の話をぶち壊しかねないポテンシャルがあるのですが、そこは気づかないふりをしてスルー。ドラえもんのスルー力は世界一!!
また、今回はスネ夫が意外といい働きをします。ちょちょいと秘密道具を修理できるとかキテレツ君を上回る技術者の腕の冴えですよ。つーかしょせんキテレツは巻物に書かれた過去の技術情報を再現しているだけ、いわばスクリプトキディならぬスクロールキディだからな。今年のスネたまはマジかっこいいよ。

オチはあまりインパクトはない感じでちょっと不満ですが。まぁ子供向けドラえもん映画だとすればこんなもんなんでしょう。もっと黒い藤子F不二雄カラーを出すなら、ジンジャーはペプラー博士が作った身の回りの世話&愛玩用少女型ロボットだったってオチがよさそうです。ククルは気の毒ですが。
人間とロボット間の恋愛ってテーマになるとまた手塚っぽくなってしまいますけどね。

エンディングのPerfumeの曲もいいです。子供と安心して観られ作品。

2013/4/7 Sunday

クラウド アトラス

Filed under: - dekaino @ 6:22 このエントリをはてなブックマークに追加  ≪垢里呂討Bookmark被リンク数

クラウド アトラスを観ました。いつのまにか兄弟から姉弟にクラスチェンジしたマトリックスで有名なウォシャウスキー姉弟監督作品です。

ひとことで言うと手塚治虫のライフワーク火の鳥シリーズを丸ごと一本の映画にしたような作品です。
大きなテーマに沿っているが、それぞれの登場人物も時代も場所も話もバラバラ。でも各世界の間には少し関連があったり、各登場キャラは無関係なんだけどスターシステムで同じ役者が別のキャストを演ずる。黎明編とかヤマト編とか太陽編とか大和編とか未来編などをザッピングして一本のフイルムしたような構成です。

あれやこれやの複数ストーリーが同時進行するので、なかなか難解。でも強引にハッピーエンドっぽいエンディングで観客を煙に巻きます。
何回か繰り返してみるともっと楽しめると思いますが、尺が172分と長いのでこれまた大変です。
尺があまりに長いため、上映館数は確保できていても1日の上映数はかなり少なめです。おかげで興行的にはだいぶマイナスらしい。DVDが売れるといいね。

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