でかいの日記帳

2013/3/30 Saturday

シュガー・ラッシュ

Filed under: - dekaino @ 0:16 このエントリをはてなブックマークに追加 激ャ若祉激イ里呂討Bookmark被リンク数

シュガー・ラッシュを観ました。レトロゲーム「FIX-IT FELIX」の悪役ラルフの物語です。
原題は主人公の名前そのままのWRECK-IT RALPH。レトロゲームFIX-IT FElIXは架空のゲームですが、おそらく任天堂のレッキング・クルーが元ネタです。
そして、邦題のシュガー・ラッシュも架空のゲーム。お菓子の世界のレーシングゲーム。本作のほとんどのシーンがこのシュガー・ラッシュの世界です。

ヒロインのウァネロペはシュガー・ラッシュのプログラムのGLITCHのキャラ。GLITCHってゲームのバグやら意図外の仕様を利用したいわゆる裏技/ウルテク/バグ技的なもので、本作の日本語版では「不具合」と訳されてます。つまんないねー 不具合。せっかくファミ通のエンターブレインが監修してるのに全然なってない。つーか、もしファミマガが健在だったら、ディズニー(旧ブエナヴィスタ)との関係から徳間書店に監修を依頼してたはずだよな。これもまたもったいない話。

話がそれたけど、まぁゲーム界のキャラがあれこれお騒ぎするというお話です。現実にあるゲームのキャラもカメオ出演していて楽しいです。ただマリオは名前だけでて本人は出てきません。出演料高すぎたのかなぁ??

ディズニーの劇場版アニメらしく、脚本がとてもよく練り込まれていて、大人でも子供でも楽しめるようになっています。かなりいい出来です。
また、同時上映の短編CGアニメ 紙ひこうき もよくできてます。セリフをまったく使わずBGMだけですべてを説明しきる表現力はすばらしい。ディズニーの良心を感じさせる佳作です。

2013/3/23 Saturday

ジャンゴ 繋がれざる者

Filed under: - dekaino @ 20:42 このエントリをはてなブックマークに追加 吾c潟 膵のはてなBookmark被リンク数

ジャンゴ 繋がれざる者を観ました。言わずと知れたタランティーノ作品ですよ。マカロニウェスタンですよ。

期待を上回るエログロ、下品さが素晴らしいです。ガンガン血が流れます。そしてニガー連発。
ニガーニガーニガーニガー×9999。3時間弱の長い尺で何回ニガーってセリフがあったのやら?
しかし尺が長いのにまったく退屈しません。つーかビッグネームのデカプリオやサミュエル=ジャクソンが1時間以上たたないと出てこないですよ。Zガンダムが3クール目でやっとお目見えみたいなもんですよ。

時代は1858年。南北戦争が始まる数年前の米国南部。黒人奴隷が人権もくそもない扱いを受けていた時代と場所での物語。
やっぱアツいのは奴隷頭のスティーブン(サミュエル=ジャクソン)。主人に対する忠誠というか献身というか、鬼気迫るものがあります。
そしてフランスかぶれなのにフランス語がわからないという設定のキャンディ家の当主カルヴィン(デカプリオ)。おフランス好きのイヤミみたいなヤツですが、もっと深い設定ですよ。
だってテネシー州って劇中の100年前まではフランス領だからね(フレンチインディアン戦争に負けたフランスがイギリスにミシシッピ川以東を割譲する)。つまりテネシーの旧家のキャンディ家はフランス系の家系ですね。周囲に自分をムッシュ=コンディと呼ばせるのはギャグでもシャレでもなくて至極当然のキャンディ家の伝統なわけですよ。なのにフランス語が分からないという、移民3世が母語わからなくなってるみたいなもの悲しさと、それゆえに母国文化にこだわる固執、そして大デュマがクレオール(白人と黒人の混血)だってこともしらないイノセントな無知さ。もう臭い材料がごちゃ混ぜになったキャラクター、どこを切っても異臭がします。

また賞金稼ぎのドイツ系移民の歯医者Dr.シュルツは過酷な新世界で飄々と生き抜いている移民一世感があり、本作は、白人vs黒人奴隷という構図のほかに、古い時代に入植した古参白人vs新しく来た新参白人という構図もあります。

という細かいことは気にせずにガンガンぷっぱなしてガンガン血が飛び散る。それがジャンゴ。
ドイツ語が話せる女奴隷はヒロインなのに、最近のハリウッド映画らしからぬ、何もしない受け身一辺倒のヒロイン。逆に新鮮です。

古きマカロニウェスタンの香りと派手な流血アクションがたっぷり楽しめる作品。素晴らしいです。

2013/3/17 Sunday

Iラブ楽遊

Filed under: - dekaino @ 23:10 このエントリをはてなブックマークに追加 I罐初のはてなBookmark被リンク数

Iラブ楽遊というパチンコ店フリーペーパーの連載「それでも明日は明るい日」の挿絵を小田原ドラゴンが描いてる。
Iラブ楽遊 小田原ドラゴン
小田原ドラゴン、もうそれなりに名が売れて、講談社の青年誌に週刊連載を持ち、深夜枠だけど実写ドラマ化だってされてるんだから、もう少し仕事選べばいいのに… なんていっちゃいかんよね。

童貞臭をふりまきガツガツと汚れ仕事に食いつく、ぶれない姿勢に感動したであります。
うんこっこラヂオに最終回は来ないのだ。

2013/3/15 Friday

新教皇

Filed under: - dekaino @ 19:33 このエントリをはてなブックマークに追加 井のはてなBookmark被リンク数

新ローマ教皇はフランシスコ1世なのかフランチェスコ1世なのか どっちなのか?
マスコミによって名前が違う不思議。

調べてみたら、フランシスコ(Francisco)はスペイン語、フランチェスコ(Francesco)はイタリア語らしい。
ちなみに、あまりカトリックとは縁が濃くない英語ではフランシス(Francis)。

じゃあ先々代のヨハネ=パウロ2世はどうだったかというと、イタリア語ではジョヴァンニ=パオロ(Giovanni Paolo)、出身国のポーランド語ではヤン=パウェル(Jan Pawel)。ラテン語ではヨハネス=パウルス(Joannes Paulus)だった。
ヨハネ=パウロというカタカナ表記はどこから来たかと言うと、日本の伝統的な聖書訳の過去の聖人の音訳からとられているらしい。日本聖書協会訳では聖ヨハネで、聖パウロだから、ヨハネ=パウロってこと。
この伝でいけばアッシジの聖フランチェスコと言う聖人がいるから、フランチェスコ1世が正しい日本語表記になるのだろう。マスコミもいずれは表記を統一させるのだろうな。

あ、でも聖フランチェスコは聖書が成立した後の人物か。
字面から推測するにフランク族がローマ教会を保護した後の人名っぽいから聖書には同根の人名はなさそう。

だから各社の表記が揺れているってこと??
イエズス会はスペイン音をごり押しするだろうし、日本で一番有名なイエズス会の人間は日本ではフランシスコ=ザビエルの名で知られているし。

外務省はバチカン市国と国交があるから、元首のカタカナ表記を公文書に書く必要があるだろう。
フランチェスコにするのかフランシスコにするのか、どっちだろうね?

2013/3/10 Sunday

フライト

Filed under: - dekaino @ 17:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃのはてなBookmark被リンク数

フライトを観ました。
アル中でコカイン中毒で、妻と離婚し息子との仲も悪い、でも腕だけはいいベテランパイロットのお話。
フライト ポスター
ポスターのデンゼル=ワシントンは渋い顔でキメてますが、劇中はずっと酒浸りでコカイン鼻から吸って女にだらしない典型的なダメ男。ただなぜか飛行機の操縦だけは腕利きというありがちと言えばありがちの設定です。
一度落としてから持ち上げる、ジャイアンが何か小さい良い事をするとものすごくいい奴に思える法則を最大限に活かすためか、とにかく同情の余地がないくらいにメタメタなダメ人間として描写されます。ポスターに騙されて観にいった人はビックリするよ。

酒やクスリに溺れてもすくわれない。そして副機長のように宗教に依存してもダメってあたりが本作のテーマなんでしょうか? 自分の弱さに正面から向かい合って自分に嘘をつかず正直になることが唯一の救いの道みたいな説教くさい話です。アメリカでよくある断酒会のシーンもあります。

最後は客観的にはハッピーエンドではないんでしょうが、本人と家族にとってはハッピーなのかも知れません。
一番悪いのは設計ミスをそのまま放置した飛行機メーカー/航空会社なんだけどね。

ダメ人間描写のために不必要にエログロ場面がありますので、小さい子どもには見せない方がいいかも。

2013/3/3 Sunday

牙狼<GARO> 〜蒼哭ノ魔竜〜

Filed under: - dekaino @ 14:28 このエントリをはてなブックマークに追加 <GARO> 弱薛腴のはてなBookmark被リンク数

牙狼<GARO>〜蒼哭ノ魔竜〜を観ました。パチンコ人気で新作ラッシュのGAROサーガ。第三期TVシリーズも2013年4月から放送開始です。渋い大人向け特撮に過ぎなかったGAROシリーズがここまで大きくなったのもすべては銀玉のおかげ。

本作は鋼牙が主役の最後の牙狼であるとのこと。スタッフに横山誠の名がなく、雨宮慶太が原作・監督・脚本すべてを担当しています。舞台は現代の闇ではなく異次元界、ストーリーはTVシリーズ第二期に直結してますが、敵は陰我ホラーではありません。というか魔導輪ザルバ以外にホラーは出てきません。そういう意味で全くの別の話であり、同時に今までに描ききれなかった世界観設定の落穂拾い的な補完談でもあります。アクションは横山テイストがなくCGが多用されており、牙狼っぽくはないのですがまぁまぁ劇場版水準ではあります。
変に3DにせずCG出無難にまとめているのは、パチスロ台の素材として活用しやすいためなのかな? スポンサーにはたくさんサービスしておかないとね。

ラスボスは松坂慶子。なぜか彼女は特撮映画のラスボス役が多いです。でも今回は巨大化しませんよ。裏設定によるとレーザーディスクプレーヤーのおん化け、もとい付喪神らしいです。まだまだLD愛好している人は残ってそうだけどなぁ。

他作品のパロディだかリスペントっぽい演出がいくつか見られますが、あまりにも見え見えなのでそこはスルーしておきましょう。ヒロインの青い娘がギョロ目だったのは一応伏線だったのだろうか?
♀キャラが松坂慶子と青娘と主ヒロインのカオル(回想?)しか出てこないのがちょっと寂しいです。そういう意味でエロ要素も牙狼にしてはかなり薄い感じ。まぁ青い娘の登場時は全裸なんですけどね。牙狼に期待されてるエロはそんなもんじゃないだろって話です。

劇場版だけに魔導馬も大活躍します。TVシリーズだと予算の関係で出番少ないんだよね。轟天ファンも安心です。

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