でかいの日記帳

2012/4/30 Monday

劇場版テルマエ・ロマエ

Filed under: - dekaino @ 8:44 このエントリをはてなブックマークに追加 雁祉┐里呂討Bookmark被リンク数

劇場版テルマエ・ロマエを観ました。コミックビーム連載のビーム史上トップの大ヒット作品テルマエ・ロマエ(THERMAE ROMAE)の映画化です。
原作は古代ローマ時代の風俗の豆知識を披露しながらすすめられるコメディ仕立てのSF風呂マンガ、それをうまく映画化してます。特に前半は原作にほぼ近いストーリー展開で、後半から映画にだけでてくるデビューを目指す漫画家のタマゴ真美(上戸彩)が絡んで原作とは違うストーリーになっていきます。
劇場版テルマエ・ロマエ
一般的には映画ってそれなりの製作費があるので、マンガ原作より緻密で時代考証もきっちりなされるものです。しかし、本作に限ってはむしろ映画の方がゆるい。とてつもなくゆるいです。別にケチっているわけではなく、ちゃんとかけるべきところには予算を使っているのですが、要らないところには徹底的に安く上げる「ゆるぎなきユルさ(ちょっと自己矛盾)」が画面に満ち溢れています。そしてそのゆるさがいい感じにギャグになっています。

原作はそれなりに時代考証に気を使った作品でそれが面白さのコアとなっていますが、映画版はストレートに和風で古代ローマにはありえないデタラメだらけ。なぜなら原作同等の考証レベルを目指して原作と同レベルの小道具・大道具を用意していたら、いくらお金があっても足りないからでしょう。ここは割切りが肝心。

少なくともヴェスヴッイオ火山の壁画はモザイク壁画にしたいのでしょうが、そこはぐっと我慢です。この手の時代劇映画は馬がたくさん出して豪華さを演出するもの、戦闘シーンも馬車とか騎兵とかがんがん出したいところでしょうが、本作でお出ましになるのはロバ一頭だけ。おかげで皇帝自ら乗り出した親征だというのにあまりにしょぼい、フラッシュアニメ版を上回るユルーい剣劇シーンになってしまいましたが、そこもぐっと我慢です。
キリストのキも知らないルシウスが何気なく西暦を使っていても(当時はキリスト教徒ですらキリスト歴は使ってなかったと思う)それだってぐっと我慢。皇帝の手紙のラテン文が当時ありえない中世教会ラテン語だとしても、とにかくぐっと我慢(そもそも当時のラテン文は空白で単語を分かち書きする風習すらなかった)。

この我慢の積み重ねのユルさが笑いを産むのです。クライマックスの温泉施設が文字通りの掘立て柱を使った掘立小屋なのもご愛嬌。ローマ人なら石積みで作れよとか言わない。それでこそ、阿部寛の裸一貫の怪演技が生きてくるというものです。

鑑賞特典オマケの小冊子に書き下ろし漫画が載っててちょっと得した気分になれます。漫画誌ってこの手の小冊子特典がホント好きだよね。

日本映画の中で特筆すべきユルさと豪華さを兼ね備えたコメディ作品。意外と上戸彩が巨乳なのも再確認できます。入浴シーンもあるよ!

2012/4/28 Saturday

ジョン・カーター

Filed under: - dekaino @ 3:11 このエントリをはてなブックマークに追加 吾с潟祉若帥 のはてなBookmark被リンク数

ジョン・カーターを観ました。バローズの火星シリーズの第一弾「火星のプリンセス」の映画化です。
バローズって名探偵コナンとは関係なく(それはバーロー)、いまから20世紀前半に積極的に活動したSFや冒険ものを得意とする作家。ターザンシリーズの作者と言えば通りがいいでしょうか? 本作はいわゆる火星シリーズと呼ばれる中編連作の第一作を原作としています。バローズ本人が父が南北戦争の南軍に従軍していた職業軍人という世代であり、タイトルにもなっている本作の主人公ジョン=カーターも南軍の騎兵という設定になっています。

異世界冒険ものの古典なんですが、そんなに古びていないです。むしろ変にこっているエラゴンなんかより全然面白いです。A級作品として予算もふんだんに使っていて見ごたえがあります。
主人公の特殊能力(?)が高くジャンプできるだけとかちょっと怪力ってだけなのがシンプルで新鮮です。昔の空を飛べなかった頃のスーパーマンみたい。空を飛べない初代ガンダムの方が大気圏中でぶんぶん空を飛んじゃうVガンダムより殺陣が面白いというのに通じます。

ただヒロインの火星のプリンセスが美女かどうかはちょっと怪しいですけど。まぁレイア姫よりは間違いなく美人でしょう。

まだまだ原作に続きがあるので、いくらでも続編が作れるのがいいですね。まぁ映画じゃなくてTVシリーズとしてスビンオフした方が商業的には目があるかも? ターミネーターのサラコナークロニクルズよりは面白く作れそうです。

Black & White

Filed under: - dekaino @ 2:42 このエントリをはてなブックマークに追加 Black & WhiteのはてなBookmark被リンク数

Black & Whiteを観ました。原題はTHIS MEANS WARです。
この邦題は全くの謎。黒人男と白人男が女を取り合うって話なら納得いきますが、本作は白人男2人が金髪女を取り合う話なので違います。いったいどこからこんなタイトルを思いついたのか見当もつきません。
Black&White

この金髪女がもうビッチとしか表現しようがないビッチ女。2chで袋叩きになるの間違いないビッチ脳の女が二人の男を天秤にかけます。でも市販品の品質評価をする会社で主任やっていて、仕事はできるらしい。アメリカでは仕事さえできればビッチが許されるのだろうか!?
男はいくら仕事ができてもセクハラ種馬男は非難されるのになー

もうとにかく韓流ドラマか昼ドラかってくらいビッチ ビッチ チャプチャプ らんらんらん♪状態で男を振り回しまくる映画です。でも振り回される男たちのアクションシーンだけはハリウッドらしくバリバリにかっこいいのがギャップがあって面白い。
オマイらイケメンで腕っぷしも立つんだから、こんなビッチ相手にしなくてもいいだろうに。

仕事は充実してるけど結婚に縁がない女性向けのファンタジー作品。

2012/4/21 Saturday

バトルシップ

Filed under: - dekaino @ 21:14 このエントリをはてなブックマークに追加 激のはてなBookmark被リンク数

バトルシップを観ました。
うーん数ある敵対的な異星人とのファーストコンタクトものとしては、かなりおバカな部類。
何も考えずに、来タ 戦ッタ 勝ッタって具合で地球人側の都合だけでストーリーが進みます。

しかも勝った要因が単なるラッキー的要素だからなー
たまたま敵の通信線が壊れた
たまたま大規模海戦演習(リンパック)をやってた
たまたま古い戦艦が動態保存してあった

もうちょっと、こんなこともあろうかとって設定にしないと燃えませんよ。
つーか、敵のテクノロジーでなぜかレーダーが使えず、ミノフスキー粒子下の有視界戦闘みたいなバトルになってますが、そういう条件だったら水上艦より断然潜水艦の出番でしょ? リンパックに潜水艦が参加してないわけないし。なんで駆逐艦で潜水艦同士のボードゲームみたいなことやってるのか謎です。
敵の通信の阻止だって、地球の通信衛星を止めるなり動かすなりすればいいだけでしょ。なんで自分の地上局をぶっ壊さないといけないのか?
ま、そういう理屈を考えずに、CGみてわーすげー かっこいー と楽しむべきものなのでしょう。

乱暴にまとめれば、ニートに余計な夢を与える映画です。ニート率が高い国ではヒットするかも?

妄想1「いつか僕も脱ニートして地球を救った英雄になるんだ!
妄想2「そのためにすぐそこのコンビニからチキンブリトーを奪取する準備もできている。
妄想3「後はチキンブリトーを所望するかわいい娘さえいれば…

2012/4/14 Saturday

ヒューゴの不思議な発明

Filed under: - dekaino @ 12:23 このエントリをはてなブックマークに追加 ャ若眼筝茘違堺、里呂討Bookmark被リンク数

ヒューゴの不思議な発明を観ました。ベストセラー児童文学のThe Invention of Hugo Cabretを映画化した作品です。
フランスのパリの鉄道網の中心リヨン駅に隠れ住む少年の物語。物語の舞台はパリですが、原作小説の作者はアメリカ人で、原著も英語で書かれています。
邦訳版は人名地名はフランス語読みとなっており、タイトルも「ユゴーの不思議な発明」となってます。北欧(古ゲルマン)神話のオーディンの家来の鴉 Hugin(フギン)が由来の伝統的名前で、フランスではユゴー、英語ではヒューゴーと読みます。

映画はもちろん登場人物は英語を話し固有名詞も英語読みです。映画の邦題もどういうわけか小説の邦訳のタイトルのユゴーは採用せず、ヒューゴの不思議な発明となっています。
だからと言ってフランスに愛がないわけではなく、フランス文化、特にフランス発祥の映画文化へのリスペクトが強く感じられるお話です。

予告編では現代より昔の時代のヨーロッパの駅に住む機械好きな少年と知り合いの少女が冒険する映画だよってメッセージしか伝えていなくて、ありがちなアクション映画かと思っていました。まさかリュミエール兄弟とかジョルジュ=メリエスが出てくる話だったなんて予告編からじゃ全然わからない。もし知っていればもっと早く観にいったはず。予告編の作り方間違っている。19世紀〜20世紀初頭の職人の手先の匠の技術からなる工芸品が大きいテーマとなっており、自動書記する機械人形も物語で大きな役割を果たします。
きめ細かい時代考証がなされており、映画後半はさながらNHKだかナショナルジオグラフィックが製作したメリエスの伝記番組のようなリアリティあふれる再現映像が楽しめます。これがまたいいんだよね。

月世界旅行(メリエス)

ハリウッド作品らしくリュミエール兄弟やメリエスを持ち上げる反面エジソンのエも出てこないあたり、本当にエジソン的なものが嫌いなんだろうなと思わされます。でもできればメリエスが落ちぶれていく原因となったライバルの映像作家(たとえばフライシャー兄弟)やビジネス上の敵(たとえば邪悪なエジソン!)についても公平な視点で描写して欲しかったと思います。戦争だけが原因ではないんだよね。そこをぼやかして仕上げているあたり児童文学の限界なのかも知れません。

フライシャー兄弟が道化師ココ(インク壺小僧)でやっていたように、メリエスも劇場でフイルムを使ったトリックで手品興行していたことは間違いないわけで、資料が散逸しているのはわかるけど、そこを想像力で補って再現してほしかった。今の映画とも昔の無声映画とも違う、生パフォーマンスとフイルム上映のコラボって今でもすごく魅力的だと思うのです。

映画史初期の熱い空気を感じられる良作。アクション映画でもファンタジー映画でもなく、ノンフィクション作品として楽しんでほしい作品です。

2012/4/8 Sunday

ALWAYS 三丁目の夕日’64

Filed under: - dekaino @ 0:43 このエントリをはてなブックマークに追加 ALWAYS 筝筝紊'64のはてなBookmark被リンク数

ALWAYS 三丁目の夕日’64を観ました。ALWAYS 三丁目の夕日ALWAYS 続・三丁目の夕日に続く第三弾です。
シリーズ初の3D化らしいのですが、私が劇場に行った頃には2D版しか上映してませんでした。3Dって高い上に目が疲れるだけなので主要ターゲット層である高齢者にはハードル高いのかもしれません。2D版で細々とロングラン上映という戦略のようです。

昭和39年東京オリンピックの年、もう昭和30年代も最後の最後となってしまいました。東海道新幹線も開業しています。
第一作目から原作にかなりの脚色が入っていましたが、本作に至ってもう原作の成分はほとんど消え失せ、100% 山崎貴ワールドとなっています。時代的にももう化け猫や化けタヌキが出てきそうもなく、原作独特のユルユルな感じが皆無です。

テレビ局プロデュースの映画にありがちな主要キャラ女性化という原作ハックの犠牲となった六ちゃんですが、本作でめでたく結婚することになったようです。また山崎監督の思い入れがある茶川先生の家庭事情ネタもしつこくしつこく続けられます。今回の最大の原作ハックの犠牲者は茶川先生。ここまでダメダメな作家じゃないのにひどい扱い。劇中でも言ってたけどヒロミさんのヒモになってます。
ただ、鈴木オートのとこの一平が半端にエレキギターやってるところだけは笑えました。

もはや当時の風景をCGで再現というのもインパクトが薄く凡庸な出来で、3D撮影のための制限や撮影コストアップなども考えると、興行的には厳しい感じです。ROBOTのドル箱シリーズもそろそろ終焉を迎えるのだろうか?

最後の新婚旅行に出発した時の空から見た夕日のシーン。明らかに富士山よりずっと右側(北側)に日が沈んでいきます。
あの角度は間違いなく真夏の夕日で季節的におかしい。調べてみると都内では11月〜2月は富士山より左側(南側)に日が沈むはず。オリンピック以後で一平がまだ卒業する3月より前なのだから、間違いなく矛盾します。昭和39年をリアルに再現というのを売りにしている割に、季節感というリアルな要素に無頓着なのが残念でした。

昭和30年代に思い入れがある人には安心してすすめられます。次回はアポロ11号? それとも大阪万博か?

2012/4/1 Sunday

CCTV大富

Filed under: - dekaino @ 2:55 このエントリをはてなブックマークに追加 CCTV紊уのはてなBookmark被リンク数

2012年4月1日からスカパーのまるごとパックにCCTV大富が入りました。
中国のテレビチャンネルです。前までは中文のみの放送でしたが、まるごとパック入りしてからは字幕または日本語吹替えが入るようです。
ニュース番組にも同時通訳が入ります。中国のニュースはなかなか興味深いものだらけ。北朝鮮のロケット発射騒ぎも日本とはだいぶ温度差があるようです。台湾国会の騒ぎも日本ではほとんど報道されませんが中国大陸の人たちはかなり関心を持っている様子。

中華ドラマも帯番組でガンガン放送されるようなので期待します。
4月に放送されるドラマは搭錯車という歌姫とその父の物語。搭錯車とは父の生業の廃品回収に使う大八車みたいなものらしい。検索すると結構ヒットするので有名な作品なのかな?

カーネーション最終回

Filed under: - dekaino @ 2:09 このエントリをはてなブックマークに追加 若若激с恰腟のはてなBookmark被リンク数

(この記事はエイプリルフールネタです)

朝の連続テレビ小説カーネーション
コシノ三姉妹の母親である小篠綾子の一生を元ネタにしたNHK連続ドラマも3月31日に最終回を迎えました。

晩年期、役者が尾野真千子から夏木マリに変わってから、やりたい放題のババアが周囲を混乱させつつも最終的にはいい方向に決着がつくという、島耕作も驚きの予定調和連発のストーリーで、さぞや視聴者の老人たちも溜飲が落ちまくりだったと思います。
NHKの老年層へのコビ売りには凄まじいものがありますね。

これは最終回でも何か一発やらかすだろうとも思っていたら、1つ前の30日(金)の回ではやくも主人公の糸子が死んでしまいました。最終日はどうなるのかなとハラハラドキドキでみたら、これまた凄かった。

このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん。

なんと、病院でいったん死んだはずの糸子、キセキの復活で甦ります。
「三途の川の前で、お父ちゃんに帰れと言われたわ」
駆けつけた娘、孫たちが、まさか!?と疑っていると、目の前でミシンを踏み出し健在であることを見せつける糸子。老人力を武器に前にも増してワガママ放題を貫きます。平成23年のだんじり祭には気勢(奇声?)を上げて山車に乗る始末。もう彼女を止められるものは何もない!
これが真の意味でのドタバタ落ちってやつなんですな。

タイトルのカーネーション、糸子が好きな花からつけたタイトルという説明でしたが、劇中にそのような描写はほとんどなく、不思議に思ってました。実はリインカーネーション reincarnation (キリスト教での魂の再生、再受肉、復活を意味する言葉)の略だったんですね。クリスチャンだった糸子にふさわしいタイトルだと思いました。

最後に出たテロップ 「このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん。
糸井重里も脱帽です。

LONG LIVE ITOKO FOREVER!

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