でかいの日記帳

2009/8/15 Saturday

Wikipedia日本語版で独自研究

Filed under: - dekaino @ 20:43 このエントリをはてなブックマークに追加 Wikipediaユ茯х腥兇里呂討Bookmark被リンク数

8月14日はデンマークの化学・物理学者ハンス・クリスティアン・エルステッドの誕生日で、Googleのトップページのロゴがエルステッドのものになっていた。そこをクリックしてトップに出てくるのがwikipedia日本語版である。
ここまでは日常見かける風景なのだが、さらにエルステッド博士に由来するMKSA系単位エルステッドの記事をみて、おや?と思った。

エルステッド - 2009年7月6日 (月) 20:51; Sera ginera 編集

磁場の強さと磁束密度が別の物理量と誤って信じている人たちもいるが、実際は全く同じ物理量である。

(8月15日現在 正しく修正されている。修正日時は8/14となっていることから Googleロゴのリンクで注目を集めたためだろう。)

これはかなり大胆な考え方で少なくとも主流の説ではない。この記述を加えたSera gineraなるアカウントの編集履歴を調べてみると、電磁気単位について広範にわたって編集している。どうやらCGS単位系(一般には過去にかつて使われていたという歴史的意味しかない)こそが理論的に正しいと信じる人で、自説をwikipedia日本語版に書き込みまくっているようだ。

どうしてもWikipediaという仕組みは独自研究の発表開陳にしたい動機を持つものを引き寄せてしまうようで、そのために記事の信頼性が大きく損なわれている。wikipediaに載ったら世間に認められた説になるとでも勘違いしているのだろうか? これを元に戻したりしたらいわゆる編集合戦となって無駄に労力を使うことになるだろうなと思うと、修正する気も失せてしまう。

Wikipedia日本語版ってやはりもうダメなのだろうか?

アマルフィ 女神の報酬

Filed under: - dekaino @ 19:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪ 絅括演のはてなBookmark被リンク数

アマルフィ女神の報酬を観ました。
どうせいつものフジテレビ映画かと思って舐めてかかってましたが、案外面白い。天使と悪魔(ダビンチコードの続編)の焼き直しみたいな話ですが、本家よりずっと出来がよかったです。観光地案内ムービーとしてもよく出来ているし、なぜ観光地ばかり巡るのかストーリー上の理由も抜け目なく設定されていて感心します。

ただひとつ難点を言えば、ヒロインの天海祐希は全然ダメ。演技が大根過ぎます。だったらもっとキレイな女優使えばいいのに。大人の事情によるキャスティングなのでしょうが残念です。
その反面、脇役の戸田恵梨香はかなりよかったです。天海は戸田にすら負けてると言える。

また、劇中では2009年のクリスマス直前から始まり2010の元旦で終わるあたりで、本作はクリスマス映画として企画されたことを伺わせるのですが、なんでまた夏休み公開なのか謎すぎます。一刻も早く資金回収しないといけない事情があったのか? それとも劇場公開は箔付けに過ぎず、TV放送/DVD販売・レンタルが本番という考えなのでしょうか? どちらにしても真夏にコートで厚着した人々の話はちょっとつらいです。

タイトルにアマルフィとありますが、アマルフィはちょっと出てくるだけでほとんどはローマ市内だけで話が進みます。さすがにアマルフィでアクションシーンをロケするのはつらかったようです。アマルフィの風景が見られるシーンはかなりレアなので見逃さないようにすべし。

アクション&観光地紹介映画としてはよくできています。お金のかけ方のそれなりに成功している。天海の演技に耐性があるならおすすめの映画です。

メーターの東京レース

Filed under: - dekaino @ 18:12 このエントリをはてなブックマークに追加 <若帥若延根若垢里呂討Bookmark被リンク数

ボルトはPIXAR作品ではないのに、なぜかボルトの前座としてメーターの東京レースという短編が併映されました。本作品はPIXARの3Dアニメ映画カーズに出てきたメーターという名前のレッカー車が主人公のスピンオフ短編作品です。

題名の通りメーターが東京の公道でドリフトレースをするという話。なんとゴールは東京タワーのてっぺん! そして和製ユーロビート風BGMが流れます。頭文字DやマッハGoGoGoの観すぎなんじゃないのってノリです。能天気というか馬鹿馬鹿しいノリがカーズっぽくて楽しいです。

この短編を観るためだけでもボルトを観る価値があります。

ボルト

Filed under: - dekaino @ 17:42 このエントリをはてなブックマークに追加 のはてなBookmark被リンク数

ディズニーの3Dアニメ映画ボルトを観ました。ディズニーといってもPIXARではありません。しかしPIXARに匹敵するクオリティです。
もはや今の時代は、3Dアニメは限られた高い技術を持つスタジオの独占ではなく、よい脚本と演出さえあればよい作品が作れる程度に技術が広い範囲に伝播した時代と言えるでしょう。

ストーリーはトゥルーマンショーの犬版のような話。虚構の世界から現実の世界に出た主人公(犬)がギャップに戸惑うという筋ですが、現実界に慣れた後からが本番です。ニューヨークからハリウッドまでアメリカ横断(ウルトラクイズとは逆方向)するというロードムービーとなります。
ハムスターなのにライノ(犀)というキャラがとぼけてて面白い。
上映時間は96分と結構長めですが、怒涛のストーリーであっという間に終わってしまいます。といってアクションばかりではなく、笑いあり涙ありの上質のファミリー向け作品に仕上がっています。
特に犬好きの人には、ああ犬ってこういうコトやるよねってアルアルネタがたくさん出てきて楽しめること間違いなしです。

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