でかいの日記帳

2006/5/5 Friday

ドラえもん〜のび太の恐竜2006

Filed under: - dekaino @ 8:01 このエントリをはてなブックマークに追加 喝お腴2006のはてなBookmark被リンク数

ドラえもん〜のび太の恐竜2006を観てきました。
劇場版ドラえもん第一作のリメイクです。声優は新世代の方々。監督も芝山努から渡辺歩にバトンタッチ。渡辺歩監督は今までのドラ映画で併映されてた泣かせる中篇シリーズ(のび太とお婆ちゃんのび太誕生のび太の結婚初夜前夜)で有名です。

話の大筋は前作とだいたい同じです。むしろマンガ版の原作に近い感じ。ただしラスト部分はちょっと変えてあります。恐竜の表現は今風の解釈になってます。特にティラノサウルスは頭を下げて尻尾をまっすぐ横に突き出すジュラシックパーク系の今風スタイルであります。それから敵役の恐竜密猟ハンターはむやみにアメコミ調。でもその割にはギャグはアメリカンジョークではありません。
絵柄は各シーンでバラバラで統一がとれていません。演出なのか、製作時間が足りなくて作画監督が機能しなかった、どちらかわかりませんが、演出的な効果はほとんどなかったのでマイナスポイントでしょう。新体制の第一作なのでいろいろあったんだろうなと勝手に想像します。

ところで本作はドラ映画には珍しくのび太のパパがたくさん出てきます。パパさん和服派なので海外展開の営業上の問題でなかなか出てこれないわけですが、本作では会社から帰ってきて着替える前のネクタイ姿や、入浴中の全裸姿など、従来のファンにも違和感のない形でうまく和服を着てないシチュエーションをつくってあります。劇場版クォリティのパパさんをたくさん見られる本作は、のび太のパパファンにはたまらない作品なのです。

しかしこの話子供でもすぐ気づきそうな矛盾点がいっぱいなんだよね。
なんでしずかちゃんはミニスカのままなのか? 着せ替えカメラあるんだからもっと冒険に向いた格好すればいいのに。ミニスカでタケコプターつかったら下から丸見えだよ。わざわざミニスカはきながら駅の階段で隠す女子高生のようなことすんな。しずか… 恐ろしい子!
それから、タケコプターの電池が心配なら、5人そろってタケコプター使わずに、4人はスモールライトで小さくしてひとりだけタケコプターで移動すればいいんじゃないの? それだけで電池の持ちは5倍だぜ。
そもそも電池切れのタケコプターをタイム風呂敷で時間戻せば電池だって復活するんじゃないのか??
それから矛盾ではないけど、桃太郎印のキビ団子は万能すぎて演出的につまらないんじゃないか?

いくらでもツッコミどころはあるんだけど、とりあえずドラ映画の復活はめでたいことです。しかし来年はどうするのかなぁ? かなりキビしそう。

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