でかいの日記帳

2008/8/17 Sunday

インクレディブル・ハルク

Filed under: - dekaino @ 21:02 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ潟c祉のはてなBookmark被リンク数

インクレディブル・ハルクを観ました。ついこの間の2003年に映画化されてますが、それとはまったく関係ないリニューアル映画化です。

2003年版はコミック紙面を意識したある意味で前衛的な絵作りだったのですが、本作はオーソドックスなハードボイルドな作りになっています。
いきなり冒頭からブラジルで逃避行でポルトガル語連発です。
しかし後半の方は結構グダグダかも、最後の最後で「ハルクスマッシュ」とか叫んで技だすし! いくらファンサービスとは言ってもコレやっちゃダメでしょう。クウガが「ライダーキック」と叫んで蹴り技出すようなもの。せっかく積み上げたハードボイルド世界が崩壊しました。

バトルシーンはライブっぽい臨場感があって結構いい感じ。CLOVERFIELDの影響を受けているかも。
ストーリーは、テレビシリーズのパイロット版みたいな話。たとえるならナイトライダーのKITT(キット) vs KARR(カール)みたいな感じ。結局、根本的な解決は何もありません。このまま続編かテレビシリーズがいくらでも続けられそう。まぁ人気コミックシリーズだから完全終結するわけにねいきないんでしょう。

夏休みのアクション映画としてはいい出来だと思います。

2008/8/10 Sunday

崖の上のポニョ

Filed under: - dekaino @ 22:07 このエントリをはてなブックマークに追加 經筝Г里呂討Bookmark被リンク数

崖の上のポニョを観ました。

前評判どおり、映像はすごいけどストーリがなんともはや。今回は何回というより平板で単調すぎ。もうちょっとドラマがあってもよくないか?
宗介の行動はまったく5歳児とは思えないし、母親に「なんだか不思議だけど後でなんとかなるでしょ」とまで言わせて突き進むご都合主義がある意味スゴイです。もう理屈じゃなくて作りたい映像をただ作ってるだけ状態。

それから、ポニョの父親のフジモトは明らかに大塚周夫キャラ。チキチキマシン猛レースのブラック魔王や、宮崎駿作品の名探偵ホームズのモリアーティ(モロアッチ)教授のようなマヌケな悪役という位置づけなのですが、声の所ジョージがまったくノレてなくギャグがすべて空回り。ぜったい大塚周夫で録るべきでした。やはり周夫は偉大だ。

主題歌はまさに洗脳ソング。今年の紅白に出てもおかしくない勢い。こういう意味で鈴木プロデューサーはホント宣伝が上手いです。

スカイ・クロラ

Filed under: - dekaino @ 18:20 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻ゃ祉 のはてなBookmark被リンク数

スカイ・クロラ The Sky Crawlersを観ました。
原作はまったく読んでないですが、これはまちがいなく押井守ワールド作品です。固有名詞にどこかで聞いたようなのが入ってるあたりとか。

すごい量の裏設定があるんでしょうが、別に謎解きをするでもなく、時間の牢獄に囚われた不老不死者といういかにも陳腐化したSFネタを主題に淡々と話が進みます。

なぜかそこらじゅうにいる老人達は何かの伏線かと思いきや投げっぱなしだし、日常会話は日本語で飛行中は英語で会話するのですが、なぜか話してる英語と字幕の内容がかなり違ってたりして実は戸田奈津子リスペクト?

ドッグファイトシーンは素晴らしいです。ただ主人公が乗る戦闘機「散香」ってオネアミスの翼に出てきた第三スチラドゥに似過ぎか? そういう意味でも一見の価値あり。

商業性はイノセンスよりも希薄です。これは正直興行的には大コケする予感。
Production IGもGHOST IN THE SHELLをリメイクなんて言わないと会社が持たないのでしょうね。
押井守監督、今回もうまくスポンサーをごまかして好き放題やっちゃったな感が強い作品。

スターシップ・トゥルーパーズ3

Filed under: - dekaino @ 0:34 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻帥若激祉ャ若若3のはてなBookmark被リンク数

スターシップ・トゥルーパーズ3を観ました。原題は「STARSHIP TROOPERS 3: MARAUDER」。このMARAUDERというのがハインラインの原作に出てくるパワードスーツのことです。原作には特に機種名とか出てこないのですが、本作ではマローダーと命名されています。まぁパワードスーツはもう一般名詞化しているのでしょうがないんでしょうか? でもマローダーっていうとコウガイビルみたいな形したフェレンギ船を思い浮かべてしまうなぁ…

大作ハリウッド映画として制作された1作目と、まるでテレビ2時間特番のような予算しかなくてトホホな出来の2作目と一貫して原作者ハインラインの思想を皮肉りまくった方針はまったくブレず、気持ちが良いくらい首尾一貫していてすばらしい。

しかも今回はパワードスーツが登場します。あれだけ金をかけた1作目でも断念したパワードスーツ! 技術の進歩とは恐ろしいもので今ではたいした予算がなくてもパワードスーツが出せてしまうのです。
でも無数のバグを蹴散らすマローダー軍団はやっぱカッコイイのです。必見。

それにしても上映してる劇場の少なさはすごい。3作すべてを映画館で観た人って日本では1000人もいないのではないか? 2作目はともかく今回の3作目は見ておくべき価値はあります。1作目が好きだった人はぜひご覧あれ。

2008/8/9 Saturday

コエだしてエコのうしろの女

Filed under: - dekaino @ 11:55 このエントリをはてなブックマークに追加 潟潟絅海里呂討Bookmark被リンク数

ACキャンペーン コエだしてエコ
コエだしてエコ

主演:大後寿々花、森岡龍

コエだしてエコ
もちろん大後寿々花に大注目のCMなのですが、名前も出てない3人目の登場人物が気になります

コエだしてエコ
後ろにならんでレジ待ちしているのでしょうか?

コエだしてエコ
下に目線をむけつつも、大後&森岡が作る二人だけの空間をチラチラと横目で様子を伺う

コエだしてエコ
ひたすら後ろの壁を凝視しつつも、耳ダンボ状態で様子を伺う

コエだしてエコ
最後になぜかハートマーク出現。意味不明。

大後寿々花が小さいせいもありますが、3人目の彼女けっこうでかく見えます。たぶん森岡より背が高いんじゃないか?

謎の3人目の役者について情報募集中です

2008/8/2 Saturday

ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発

Filed under: - dekaino @ 11:57 このエントリをはてなブックマークに追加 茱 羇堺泣掩筝困里呂討Bookmark被リンク数

ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発を観ました。サブタイトルが一髪でなくて一発なのは本作が最後の出演となった故水野晴郎へのオマージュ?
日本以外全部沈没で予想外に売れてしまい、メジャー界でも波に乗ってる河崎実監督の最新作です。

松竹唯一の怪獣映画ギララの第2作という位置づけでとにかくすべてがくだらない。
雨傘と消火器(対講談社 白兵戦用兵器!)をささげ持ちながらコマネチのポーズをとるタケ魔神像
タケ魔神像
この造形だけでくだらなさがわかるでしょうか?

主人公は加藤夏希、加藤和樹の特撮界にも縁が深い美女・イケメンのダブル加藤。この二枚目カプールがネチ・コマ! ネチ・コマ!と謎の民族舞踊(??)を踊り狂います。
そして、洞爺湖サミットという設定でG8各国首脳のそっくりさんが演じるドタバタコメディがまたくだらない。日本代表は安倍ならぬ伊部首相(ただし英語ではアイビ(Ibe)と発音してるので安倍と聞こえなくもない)。フィクションだけどサミット出れてよかったね。フランスのサルコジのそっくりさんのソルコジ大統領はキャラ立ちまくりで、夫人が同行してないのをいいことに、フランス人らしく女性くどきまくりエッフェル塔のごとく勃ちまくり。
このくだらなさはチームアメリカ★ワールドポリスに匹敵します。

その他脇役も豪華キャストがてんこもり、古い特撮ファンは感涙ものです。
ちなみに特撮指導は東映特撮研の佛田洋! 意外に正統派。いい仕事しています。

2008/8/1 Friday

カンフー・パンダ

Filed under: - dekaino @ 9:38 このエントリをはてなブックマークに追加 潟種愁潟のはてなBookmark被リンク数

カンフー・パンダを観ました。
ドリームワークスのカンフーアクション満載の3Dアニメ。すべての登場キャラは動物です。主人公はジャイアントパンダ、そして父はガチョウ。なぜ? 養子なのか?? 出生の秘密は結局最後まで明かされません。師匠のマスターシーフー(師父?)も実はパンダ、レッサーパンダです。師匠の師匠はゾウガメ、敵役のタイ・ラン(大龍)は雪豹です。タイ・ランってTyrant(暴君)のもじりではなくて大龍らしいです。でも普通に読めばタイ・ロンだからやはりTyrantにかけているのかなぁ??

さすがドリームワークスだけあって、カンフーアクションは派手でかっこよくて百点満点です。でももっとかっこいいのは冒頭部の2Dアニメじゃないでしょうか。冒頭は男はつらいよ形式の夢オチ導入なのですが、その夢パートは2Dアニメのカンフーアクションなのです。これがまたとってもかっこいい! サムライジャックばりのカートゥーンアクション最高レベルだと思われます。この夢パートをみるだけで料金の元はとれます。

あえて難を言えば、本作は食べ物ネタが多いのですが、3Dアニメだとどうしても食べ物が美味しそうに見えません。制作サイドが中華料理に愛がないせいかもしれない。特に麺料理がまずそうなんだよなぁ…
それ以外は満点の出来だと思います。子供に見せるならポニョよりこっち。

2008/7/31 Thursday

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

Filed under: - dekaino @ 22:09 このエントリをはてなブックマークに追加 蚊蚊蚊薔弱お 綛翫罩のはてなBookmark被リンク数

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌を観ました。ウェンツ鬼太郎第2弾。最初の時のインパクトはありませんが、丁寧な作りになっています。
今回のゲストヒロインは北乃きい、そしてゲスト妖怪の濡れ女を演じるのは寺島しのぶです。純情きらり以来の因縁の対決!? 主人公の姉の笛子、子供のときは北乃きいが演じてて可愛かったのに大人になったらいきなり寺島しのぶ。「これはいくらなんでもあんまりじゃないの」「何いってんの可愛いだけの小娘が こちとら血筋も芸歴も一流なのよ」てな感じでキャットファイト(妄想が暴走)

しかし実は本作で一番可愛かったのはブラバン部の部長やってた山下結穂です。撮影時23才とは思えないほどの高校生ぶりがよかった。
本作の冒頭ではヒロインの楓(北乃きい)の学生生活を丁寧に描写していたのにいきなり中盤以降どうでもよくなってしまって構成がかなりぬるいです。ちゃんと最後にブラバン大会の結果を出す流れにしないとダメでしょう。たぶん心をこめてトランペット吹けるようになって優勝! みたいなプロットが当初はあったんだけど、尺が足りないとか種々の事情で捻じ曲げられたんでしょうね。
ボーリング場のシーンとかけずってブラバン決着シーンいれとけばいいのにね。だいたい下駄でレーン歩くとは鬼太郎はけしからんよ。
もしかしたら脚本家途中で降板してるのかもしれない。それくらいストーリーはダメ、後半は響鬼ぐらいグダグダな感じです。

でも、遊び心があって子供と一緒に観るにはいい映画だと思います。意外にしょこたんの出番が多かった。もっとチョイ役かと思ってました。

2008/7/30 Wednesday

ドラゴン・キングダム

Filed under: - dekaino @ 20:58 このエントリをはてなブックマークに追加 眼潟祉潟違のはてなBookmark被リンク数

ドラゴン・キングダムを観ました。原題は功夫之王、英題はThe Forbidden Kingdom。どこにもドラゴンが出てこないのになぜか邦題はドラゴン・キングダム。ドラゴンをタイトルに入れるとカンフー映画っぽいという考えなのでしょうか? もちろんドラゴンなんかまったく出てきません。

本作の売りはもちろんジャッキー=チェンとジェット=リーの夢の競演作ですが、あんまり日本では宣伝してなくてもったいないですね。アメリカや香港では大ヒットらしいです。
ジャッキー=チェンとジェット=リーの対決シーンもたっぷりあるのですが、そこは引き分けにしておいて共通の巨悪を倒すため共闘するという、マジンガーZ対デビルマングレートマジンガー対ゲッターロボの頃のからあるお約束パターンで、ちょっと消化不良な感じ。それでも漢(おとこ)のドラマとしてかなり燃える映画です。スパロー(燕子)役の劉亦菲もかわいい。

古典的な武侠話をごちゃ混ぜにしたストーリーが武侠初心者にもわかりやすいと思われます。難易度ドラゴンボール程度なので安心して一般人にも薦められます。

2008/7/29 Tuesday

劇場版マッハGo!Go!Go!

Filed under: - dekaino @ 11:58 このエントリをはてなブックマークに追加 雁Go!Go!Go!のはてなBookmark被リンク数

劇場版マッハGo!Go!Go!を観ました。言わずと知れたタツノコプロの同名TVアニメの映画化。マトリックスのウォシャウスキー兄弟監督。

とにかく原作に愛を感じます。役者も原作キャラに似まくり。特に子供時代のミッチーは激似です。アンジェリーナ=ジョリーがやってるくトゥームレイダーのララ姉さんくらいはまり役です。話の筋も能天気な三船ファミリーと謎の覆面レーサーXなど原作そのままの展開。弟のクリ坊と猿のサンペイまででてきます。しかもトランクに忍び込む設定まで同じ!
あんなガンガン車をぶつけ合ってるカーアクションをやっているマッハ号のトランクの中にはほぼ100%の確率でクリ坊とサンペーが隠れているのです

マッハ号のいろんなギミックも原作に近いですが、水中にもぐれる機能(たしかFだったはず)は出てきませんでした。あと名前だけ出てくるギズモ号、これも登場はなし、ちょっと残念です。この映画の世界観ではどのクルマもジャンプ機能は標準装備、というかむしろジャンプあってこそのレースみたいな感じ。よってマッハ号だけが特別仕様で特に強いというわけでもないみたい。

過去のタツノコアニメの映画化作品の中ではピカイチで面白く原作に忠実です。

2008/7/23 Wednesday

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

Filed under: - dekaino @ 6:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ潟c祉吾с若潟/鴻帥祉鴻修里呂討Bookmark被リンク数

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国を観ました。
シリーズ第4作。1950年代米ソが熱く対立していた時代。こんどの敵はソ連です。

ジョーンズ教授がアカ狩り(red purge)対象になるあたり、スピルバーグらしいシャレが効いてます。
それにしても宇宙人とかUFOがホントに好きなんだなぁ…

案外お金はかかってない感じで、間違いなく儲けるための作品ではありますが、確かによくできた娯楽作でアクションもばっちり、観客も満足するでしょう。わかりやすい決着ですっきりしたいならポニョより本作品を見るべきです。

2008/7/15 Tuesday

クライマーズハイ

Filed under: - dekaino @ 7:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ若冴い里呂討Bookmark被リンク数

クライマーズハイを観ました。1985年の盆休みに群馬県御巣鷹山に日航機が墜落した。群馬県地方紙の北関東新聞(架空)は特別報道体制に入り、主人公は日航事件全権デスクに任命される…というストーリー。

時代考証がマニアックすぎるほどされています。それでいて全然それをひけらかさない。不必要な場面でわざわざ古い紙幣を見せたり、懐メロ流したりせずに、必然性のある場面に1985年にあるべきモノが出てくるという淡々さがいい。
また団塊の世代が40代でバリバリ働き盛りの時代の汗臭い仕事っぷりが堪能できます。この頃のブン屋って全共闘世代で、新聞は社会の木鐸って本気で思ってそうです。特に地方紙はその比率高そう。

非常に密度が濃く迫力のある映画です。でもテーマ性は希薄。とってつけたような親子ドラマは、仕事優先人生をおくった報いでリタイヤ後は妻子に冷たくされている現代の団塊世代へ送る黄昏流星群風のファンタジーでしかありません。

2008/7/6 Sunday

告発のとき

Filed under: - dekaino @ 22:34 このエントリをはてなブックマークに追加 冴のはてなBookmark被リンク数

告発のときを観ました。原題は「IN THE VALLEY OF ELAH」、ELAHの谷とは旧約聖書に出てくるダビデとゴリアテの戦いの舞台となった場所のことです。

イラク戦争の前線で戦った後、本土に引き上げてきた米陸軍兵士の一人が殺された殺人事件の話です。
殺された兵士の父親も退役軍人で、軍警察(MP)の優秀な刑事で、愛国者で敬虔なキリスト教徒で、まさに良きアメリカ人を代表しているのですが、退役後の仕事は砂利運びであるところが問題の根の深さを示しています。
この父親が過去のコネや捜査の経験を生かし、息子を殺した犯人を突き止めようとするだが… という流れで話が進みます。ストーリーの流れ的にはネイビーファイル(原題 JAG)に近い。

イラク戦争の是非のような政治的視点ではなく、戦争が現場の兵士に与える影響を兵士の視点で語る映画です。コンセプトとしてはランボー第一作のイラク戦争版といってもいいかも。
ベトナム戦争のときの米軍は徴兵制だったので一般市民層と兵士層に大きな違いはなかったのですが、イラク戦争では徴兵制は停止されすべて志願兵となっています。これは米軍の主だった構成員が社会的地位が低い層が主となってるってことで、帰還兵を受け入れる社会の受け皿はベトナム戦争以上に小さくなっているのかも知れません。

いつかくるイラクからの撤兵の時にこの問題が一気に顕在化するのでしょうが、本作はその時にあるだろう混乱を予言しているのかもしれません。
表面からまともに見える帰還兵、人格の深いところが壊れているのが恐怖です。兵士が私物の携帯電話で動画撮影したり、メール送ったりしてるのが現代的といえば現代的。

こういう時期にこういう映画をつくれるあたりが、アメリカの映画界の強みなのかも。

2008/7/3 Thursday

僕の彼女はサイボーグ

Filed under: - dekaino @ 22:06 このエントリをはてなブックマークに追加 綵弱コ泣ゃ若阿里呂討Bookmark被リンク数

僕の彼女はサイボーグを観ました。郭在容(クァク・ジェヨン)監督の初の日本映画です。

とっくに既出でしょうが、出てくるのはサイボーグじゃないです。純粋な人工知能の女性型ロボット、いわばアンドロイドまたはギュノイドはたまた人工生命体です。決してサイボーグではない。

でもそんなツッコミは野暮もいいところ。はっきりいってこの映画は妄想があふれて止まらない妄想ファンタジー映画です。その妄想度合いは留まるところを知らず、黄昏流星群なんか足もとにも及びません。
後半なんかスピルバーグのA.I.なみに観客を置いてきぼりにして妄想全開、主人公/監督の欲望が具現化されていきます。見ていて気持ちがいいぐらいの妄想炸裂。
2008年に大学生な主人公の子供時代がなぜかどう見ても昭和30〜40年代なんて矛盾はもうどうでもいいのです。あぁ頭文字D THE MOVIEみたいに日本の伝統文化みたいのを表現してみたかっただけなんだなぁと達観できてしまいます。

ペットには名前をつけるのに、「彼女」には最後まで名前をつけないあたり、妄想に感情移入しやすくする仕掛けなのでしょうか?

水島信司の野球妄想に匹敵する妄想をサラっと楽しめる懐の広さをもって鑑賞すべき映画です。岩鬼がプロで悪球打ちしてもいいなら、彼女が「サイボーグ」でもいいと言うもんだ。

2008/7/1 Tuesday

ザ・マジックアワー

Filed under: - dekaino @ 8:30 このエントリをはてなブックマークに追加 吟祉吾≪爾里呂討Bookmark被リンク数

ザ・マジックアワーを観ました。バリバリ前宣伝しまくってる三谷幸喜作品です。

立ち上がりは非常にスロースタート。とにかく無理がある設定なので、観客をその世界に引き入れるまでどうしても時間がかかります。これがテレビだったら最初の数分で別のチャンネルに変えられていることでしょう。

最初のつらい時期を乗り切ってしまえばまぁまぁ笑える作品です。たしかにマニアックすぎるネタが多いけど、ライトな人にもわかりやすい笑いもたくさんあります。ただ、口コミで徐々に人気が出てくるタイプの作品ではないのは確かで、あのマスコミで宣伝しまくり大作戦はある意味必然だったのかも。

綾瀬はるかは飾り的ポジションかと思ってたら、案外セリフもあって意味がある役だったのが、三谷幸喜の脚本家としての良心か? 産みの苦しみが感じられる苦しい脚本を名優の演技力でカバーしているような映画です。

2008/6/26 Thursday

築地魚河岸三代目

Filed under: - dekaino @ 0:05 このエントリをはてなブックマークに追加 膀育羃喝恩筝篁gのはてなBookmark被リンク数

築地魚河岸三代目を観ました。ビッグコミックオリジナル連載中のいわゆるグルメ漫画の映画化です。
同誌連載の釣りバカ日誌と同じく団塊世代向けの加齢臭のする作りの映画になっています。原作の漫画はかなりゆるいストーリーで、紹介される魚料理だけが売りなのですが、さすがここは映画だけあってキッチリ話を作りこんでいて、人情あり笑いありと上手に作られてます。

そのため、キャラクター設定も結構かえられちゃってます。エイジさん いきなり××で○○になってしまいます(ネタばれ防止のため伏字)。まるで大映ドラマのようなベタな設定、展開。
これはもう団塊世代に大受けでしょう。第二弾の製作も決定したそうです。

この映画で出てくる一番仕事ができる人は明日香(田中麗奈)の助手の男。あのタイミングで割込むところがカナリの切れ者だと思われる。ストーリー的にはちょっとしか出てこないチョイ役ですけど。
それから、カロリーメイトの黄色い人がべらべら喋り捲るのも見所かも。

シナリオは原作よりずっと面白いが、逆に魚料理のグルメネタはあまり出てきません。

2008/6/21 Saturday

21

Filed under: - dekaino @ 23:28 このエントリをはてなブックマークに追加 21のはてなBookmark被リンク数

21を観ました。邦題は「ラスベガスをぶっつぶせ
MITの学生がラスベガスのカジノでブラックジャックでカウンティングというイカサマで大もうけとしたという実話本を映画化した作品。

実話本が出版されたのが1990年代なので話は80年代後半くらいだと思われます。でも映画では中途半端に現代の話にしてしまっているので妙な不整合が目立ちます。

空港は国内線でも厳重なセキュリティチェック、これは舞台設定が911以降であることを示しますが、その割にはロボットコンテストで8KバイトのROMと16KバイトのROMを取り違えたとかトンチンカンなこといってます。しかもパーツの調達に5日もかかるとか、どう考えても1980年代の会話です。
いくら小規模システムといっても21世紀に8Kバイトとかありえないし、電子デバイスだってDigi-Key使えば即入手可能。
また、数学の教授が学生イカサマ団の元締めなのですが、こいつの授業もなんかいい加減。どこが非線形微分方程式の話なんだか? 実は数学史の授業だったというならまだ納得できるのですが。まったくなってない。

ブラックジャックというギャンブルは、ディーラーはルールに従って機械的にカードを扱うだけなので、プレイヤーとディーラーの心理戦という要素はまったくありません。間違いなく言えることはカイジの題材になることはありえない、純粋に自分の天運に賭けるギャンブルなわけです。
しかし、カウンティングというイカサマを使うと勝つ確率を上げることができます。ディーラーが使うカードが入った箱の残り枚数が減ってくるとプレイヤーの勝率は初期値より変動してきます。ディーラーが過去に出したカードを覚えておくことにより、変動したプレイヤーの勝率を正確につかむことができ、期待値か1を超えたテーブルでのみ勝負をすれば長期的には確実に勝てるわけです。

つまり
1. カード残り枚数が少ない
2. たまたまプレーヤー側が有利となった状況
という2条件が揃ったテーブルでしかプレイしなければいいわけです。
これを探すために多数の監視役を必要とするわけですが、ここらの説明はつまらないせいか劇中ではくわとく説明されません。

主人公達はゲームの面白さにのめりこんでいくという描写がされていますが、実際はツラいと思います。だってコレ作業を続けるだけ、PGでの不毛な経験値稼ぎ作業のようなものだから、退屈でシンドいはずです。
その分、仕事後のバカ騒ぎは楽しいだろうと思います。

時代考証のちぐはぐな感じがこそばゆいが、東海岸での灰色の生活と西海岸の極彩色の生活の対比が面白い映画です。
50年後くらいにこの映画を観たら、2008年の技術レベルを誤解するだろうな。

2008/6/15 Sunday

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

Filed under: - dekaino @ 14:07 このエントリをはてなブックマークに追加 筝篋 THE LAST PRINCESSのはてなBookmark被リンク数

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESSを観ました。
言わずと知れた黒澤明の名作を樋口真嗣がリメイクした作品。

これがかなり面白いです。城のセットがすごいし、騎馬して弓を使ったり斬り合いしたり、映像的にすばらしい上に、変なTVドラマみたいなつまらない心理描写がない割り切りようが素晴らしい。
しかも、ビッグネームの女優、俳優を出してはいるのだけれど、大人の事情を省みずに酷い顔の演技をさせる! 長澤まさみにスゴイしかめっ面は一見の価値あり。
本作は日本テレビが制作に絡んでいるのですが、これがフジテレビのローレライやTBSの戦国自衛隊ではこうはいかなかったのではないか。

樋口真嗣の監督作ってダメなのが多かったんですけど、実はダメなのは樋口真嗣ではなく、要らん口出ししてくる出資者だったのかも。まぁ、その口出しを真正直に受けてしまう樋口真嗣も監督業には向いていないのは確かですけど。
本作はたまたま上が無茶を言わなかったから良作となった。つまり、すごいのは日テレの懐の深さなのでしょう。

樋口真嗣監督作品はつまらないと敬遠している人は、だまされたと思って観てほしい。そんな作品。

2008/6/10 Tuesday

BBCワールドニュース 世界の食文化 第四回

Filed under: - dekaino @ 23:58 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC若ャ若 筝蕋 膃のはてなBookmark被リンク数

BBCワールドニュース 世界の食文化 第四回は、南太平洋の島国のトンガとフィジーです。
トンガは肥満率No.1だそうで、確かに太った人ばかり。食べるものもかなり脂っこい。オーストラリアやニュージーランド産の羊の脂身が普通の肉よりだいぶ安く手に入るらしく、安くかつ脂たっぷりでトンガで大人気の食材だそうです。とにかくすごい。
昔はパンの実やココヤシ、海で獲れる魚などを食べていたのですが、いまは輸入される安くて高カロリーのものばかり食べています。羊の脂身だけじゃなくコンビーフも食べまくり。ほんとすごい。糖尿病で足を切断するなんて話は日常茶飯事らしい。

ところが隣のフィジーではさほど肥満率は高くないらしい。でもそれは統計のマジック。現地系(ポリネシア系)はやはりかなりの肥満。ところがフィジーにはイギリス領時代にプランテーションの労働者としてインドから移民してきた人がたくさんいて、インド系は肥満してないため、平均値としてはさほど肥満してないということになるらしい。ちなみにインド系は島人口の40%もいる。もう少数派とはいえない、むしろ政治経済的にはインド系の方が支配的になっています。フィジーは現地人とインド移民で紛争してクーデターばっかりしていて政治的には安定していない模様。ある意味でこの番組の正しい危険地域での食文化というテーマに合致しています。

次回は、中国の動物のペニスを食材にしたスタミナ料理らしい。これもある意味で危険だ!

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II 〜私を愛した黒烏龍茶〜

Filed under: - dekaino @ 23:13 このエントリをはてなブックマークに追加 腱絲腟腓 薹鴻 THE MOVIE II 腱藥騖吟のはてなBookmark被リンク数

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II 〜私を愛した黒烏龍茶〜を観ました。第一弾の総統は二度死ぬの続編です。併映は古墳ギャルのコフィー 〜12人と怒れる古墳たち〜。これも第一弾の桶狭間の戦いの続編となります。

TOHOシネマズで観たので、マナームービーも鷹の爪。まさにFROGMANづくしです。観客席には子供たちも多かった。ファイテンションTVのファンの子たちなのでしょうか?

まずコフィーちゃんが上映されました。まるで裁判所が電通につくらせた裁判員制度のPRフィルムのような作りがそのままギャグになっています。腹黒く中の鉄剣は錆だらけのコフィーちゃんらしさが思いっきり発揮されています。

そして本編の鷹の爪、前回がスターウォーズのパロディリスペクトだったのですが今回はマトリックスです。なぜかバーチャルリアリティの世界で大活躍、しかしの電脳世界がしょぼい。どのくらいしょぼいかというと円谷プロの電光超人グリッドマンの電脳世界ぐらいしょぼいです。カーンデジファー様が出てきそうな世界。そういやグリッドマンに出てたゆかって女の腹黒さはコフィちゃんに匹敵していたな。

つい話が脱線してしまいましたが、残念なことにクライマックスの場面で上映事故なのか、数分間音声が出なくなるというハプニング。
2年前にもTOHOシネマズで上映が止まるという事故がありましたが、その時は巻き戻して上映再開したのですが、今回はそうもいかず、音声が復活した後も巻き戻しなしで最後までいってしまいました。
おわびとして招待券もらいました。前回の事故でもらった招待券は赤かったのですが、今回のは青かった。
TOHO招待券
この招待券でもう一回見に行こうと思っています。かなり情報量が多いので、2回目も楽しめると思う作品。

2008/6/9 Monday

マクロスフロンティアでマクロスゼロ

Filed under: - dekaino @ 23:52 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻潟c≪с鴻若のはてなBookmark被リンク数

今週のマクロスフロンティアは劇中でマクロスゼロをもとにした映画の撮影をするというお話でした。たぶんマクロスゼロのBluerayDisc BOX発売に絡んだタイアップ展開なんでしょう。

しかしちょっとまて、マクロスゼロの話の記録って後世まで伝わっていたってことか? あれはゼントラーディとの戦争ですべて消え去り失われてしまう記憶だからこそ切ない話なのに、後世に映画化されるなんて興醒めだろう。

マクロス世界では、初代マクロスに乗ってた人々以外の地球人類はすべて死んでしまって、その後の話に出てくる人々はマクロスに乗ってた人と和睦したゼンテラーディ人とその混血だけのはず。その割には不自然なほど戦前の記憶が結構引き継がれているのはなぜなのだろう。

文化というものの価値が非常に高くなっているから、必死に記録を発掘しまくって文化を復興しようとがんばったのかもしれない。考えてみればアルトの家が歌舞伎役者の家系という設定だが、梨園の宗家の人間がマクロスに乗っていたとは考えにくいから、きっとアルトの父も発掘した歌舞伎の記録から、歌舞伎という芸能文化を復興した復興役者だったのかもしれない。

そういうふうに考えると、マクロスゼロのマヤン島の記録も軍の機密データから発掘したのかもしれません。でも反統合軍のスホーイが変形するメカについては軍のデータにも記録が残っておらず、そのため映画にも出なかったと考えるとつじつまが合う! すばらしい推測。
だけどスホーイ出てこないのはさびしいね。あれこそがマクロスゼロの真骨頂なのに。

マクロスゼロBD-BOX売れるといいね

2008/6/1 Sunday

BBCワールドニュース 世界の食文化 第三回

Filed under: - dekaino @ 21:53 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC若ャ若 筝蕋 膃筝のはてなBookmark被リンク数

BBCワールドニュースの世界の食文化(原題Cooking in the Danger Zone)、第三回はウガンダです。
ウガンダは正真正銘の危険地域、アフリカの中部ビクトリア湖の北岸、ケニアの西に位置する国で、内戦のため多数の難民がいる国です。

今回は難民キャンプで難民と共同生活をして何を食べているか潜入調査するという趣向です。ウガンダはもともと肥沃な農地に恵まれた国で普通なら食糧不足とは縁がないはずなのですが、内戦のため多くの農地が耕作放棄され(危なくて農地で作業できない)難民が多数いるのです。国連の難民キャンプでは国連が援助食糧を配布しています。
何を配布しているかというとアメリカ産のトウモロコトとか豆とか麦をまぜた配合飼料みたいな代物です。これを一人当たりの必要カロリーの70%ぐらいを配給しています。

難民達は普段どんな食事をしているか潜入までしたのに、難民一家ではせっかくお客様が来てるからと、配給された豆を売ってオクラとか新鮮な野菜を買って、ご馳走を作ってしまいました。
難民キャンプでは配給食糧がそのまま通貨として流通しているそうです。まるで、江戸時代の下級武士のように、幕府/藩からいただく碌米を食べずに換金して所用のものを買い揃えるような感覚なのでしょうか?
はっきりいってタダでもらえる食料というのは人を腐らせるだけなのかなと思いました。一時的に食糧不足になったときのセーフティネットとしてはいいのだろうけど、期限を切らずにだらだらといつまでも食糧配給するのはダメですね。本当に碌米のような既得権感覚になって食わずに売ってしまいます。

日本でも若い貧困層に国が金を支給しろなんて暴論いう人がいたりしますけど、同じ理由で若者を腐らせるだけだと思います。

また、内戦地域から離れた安定地区に行くと、立派な市場に食料があふれていたりレストランがあったり、やっぱり基本は豊かな国なんだなと思いました。ビクトリア湖の淡水魚って美味いんでしょうかね? イギリス人は何でも悪くないといって食ってしまうから本当のところがよくわからないです。

次回はトンガとフィジー。世界で最も肥満が多い地域の食文化を探るらしい。確かにある意味で危険地域の食文化ですね。

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

Filed under: - dekaino @ 21:32 このエントリをはてなブックマークに追加 √順茯/膃2腴:鴻≪括絖茹膃のはてなBookmark被リンク数

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛を観ました。
前作の第1章:ライオンと魔女の続編です。

前作ではディズニーコード(人は死なず、血も出ない)を厳格に守っていましたが、第2章は大々的に全面戦争をする話なのでどう処理するか期待してみました。(我ながらかなり斜めからみてるなぁ)
そしたらもう人が死にまくりですよ。でも出血はしてないなぁと思ってたら、白い魔女の封印を解くアイテムとして人間の血の一滴というのが出てきて、そこだけはどうしても血を流さずには済まず、流血してました。
もうどこがディズニー映画なのかというくらいディズニーコードを無視しまくりです。

野外ロケとかCGとかはもちろんたっぷりお金をかけて非の打ち所なしなんですが、映画史において本作は、CGとか配役とか演出ではなく、初めてタブーを完全に無視したディズニー映画という点で記憶されることでしょう。

2008/5/30 Friday

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

Filed under: - dekaino @ 22:16 このエントリをはてなブックマークに追加 c若若祉c純潟冴祉爾里呂討Bookmark被リンク数

チャーリー・ウィルソンズ・ウォーを観ました。
Charlie Wilsonという米連邦下院議員を務めた実在の人物が主人公の物語です。実話を元にしたというより、正確にはチャーリーウィルソン本人が書いた自伝を原作とした映画です。

本作品はストーリーというより、登場人物のキャラクターが見所です。主人公のチャーリーだけでなく、CIAエージェントのガスや、国防委員会のドク=ロングなど各登場人物が魅力的に描かれています。

アフガンの難民キャンプを視察して感銘を受け、大規模援助を決意したというくだりは、原作が本人の自伝だけにちょっと美化しすぎかもしれません。ソ連軍がやったのと似たようなこと米軍がベトナムでやってたのは当然知ってたわけだし、自伝にはかけない別の思惑があったのでしょう。政治はきれいごとではすまないようです。

CIAから表彰されるときに、civilianを表彰するのは初めてだというシーンがありますが、字幕では「民間人」となってました。現職の議員を民間人というのはちょっと日本語としては違うかなという気がします。軍人ではないという意味でcivilianのいい訳語ってないんでしょうか? 一般にはあまり使われてない「文民」しかないのかなぁ? ここは素直に「軍人じゃない人を表彰するのは初めてだ」くらいにすればよかったのかも。でも字数が増えてしまうからムリかな? ちなみに字幕は松浦美奈先生です。

トム=ハンクスの芝居をみたい人にはおすすめ

2008/5/25 Sunday

BBCワールドニュース 世界の食文化 第二回

Filed under: - dekaino @ 23:03 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC若ャ若 筝蕋 膃篋のはてなBookmark被リンク数

前回記事にしたBBCワールドニュースの世界の食文化(原題Cooking in the Danger Zone)、第二回は大韓民国のイヌ鍋料理でした。
大韓民国は別にDanger Zoneでもないとも思うのですが、取材レポータにとっては危険だったらしい。

いきなり現地のTV局クルーに囲まれて「イヌ鍋を取材に来たBBC取材陣」を密着取材されてました。養豚場ならぬ養狗場の取材や食用狗の取引所の取材だけではなく、ペットショップも取材してました。仏教寺まで取材にいって精進料理をふるまってもらいながら「イヌ鍋料理をどう思うか」って僧侶に質問してました。常識に考えて坊主は生臭モノは食わないだろう。
海産物の市場(日本の築地みたいなとこ)でナマコを買って、近所の食堂で料理してもらって食べたりもしてました。まぁナマコもイギリス人にとってはイヌ鍋同様ゲテモノ扱いなんでしょう。面白いのはナマコの刺身にもキムチがつけあわせで出てたこと。どんだけキムチが好きなんだ?

結局最後に実際に賞味するという段になって、ケータイで妻に電話
*「食べてもいいかなぁ?」
妻「娘に犬を食べたって説明できるなら止めないわよ」

んで、結局食べないでやんの。イヌ鍋料理専門店まできてそれってどうよ? 代わりに鶏肉料理だしてもらってそっちはうまそうに食べてました。鶏はいいのか?

BBC(イギリス国営放送)ってNHKによく似てるといわれるけど、NHKだったらわざわざ海外まで取材に行って食べないで帰ってくるって許されないと思う。そういう意味でBBC文化ってスゴいなとは思うけど、肩透かし過ぎて笑った。
ちなみにレポータはヘタレではないんですよ。第一回ではアフガンで爆破テロに巻き込まれて名誉の負傷してるくらいには歴戦のレポータではある。でも「イヌだけは勘弁な」

次週第3回はウガンダ、今度は本気で危険地域(内乱)です。

2008/5/24 Saturday

碧血剣

Filed under: - dekaino @ 18:19 このエントリをはてなブックマークに追加 腆цのはてなBookmark被リンク数

チャンネルNECO武侠ドラマ23枠で碧血剣の放送が5月23日から始まった。
碧血剣

久々の金庸原作。今度は明帝国末期の動乱期の物語。後金が明を滅ぼして清帝国をつくるまで時代を背景に、いろいろあるらしい。全30話なのだが、1話と2話を見る限り序盤はかなり話をはしょって飛ばしているなという印象を受けました。
男装という設定なのに全然男装になっていない温青青(男装時は温青と名乗る)のツンデレ風味が日本人受けするかも?

温青 男装1温青 男装2
男装の旅装束。
温青 男装の似顔絵
男装時の似顔絵。お尋ね者状態。似ているのか?
温青 男装3
自宅での男装
それにしてもこの男装でばれないって、顔丸出しなのに招待がばれないセーラー戦士級に謎です。

温青青 女装1温青青 女装2
ちなみに青青として女性の格好をしている時はこんな感じ。頭に花を飾れば女装ってことですか?

2008/5/18 Sunday

BBCワールドニュース 世界の食文化

Filed under: - dekaino @ 22:53 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC若ャ若 筝蕋 のはてなBookmark被リンク数

今月からBBCワールドニュースで「世界の食文化〜食卓から社会が見える」という番組が放送開始された。原題はCooking in the Danger Zone、つまり世界の紛争地域に行って現地の食文化を取材するという企画。

第一回はアフガニスタン。米軍を中心とした多国籍軍が駐留する中、反政府タリバン勢力が自爆テロを繰り返すという状況で、現地の食文化を体当たりで取材してます。
ソ連が撤退したときに放棄していったスカッドミサイルや戦車がまだそのまま放置されていたりしてかなり気分は戦場な雰囲気です。羊の睾丸のケバブなんて珍味もあって結構いいもの食べてます。米軍のレーション(戦闘糧食)の方がよっぽど不味そう。また、カブールの超一流ホテルの料理はさすがに超一流の味らしいです。
食文化以外の文化紹介もやっていてこれも面白いです。取材はちょうど年をまたぐ時期だったのですが、新年の祭りで馬をたくさん集めて競争とか、喧嘩凧やったり(日本のとそっくり)とか興味深い。

次回の第二回は大韓民国だそうだ。確かにまだ講和していない休戦中ではあるけれどそんな紛争地域でもないような?? 犬鍋料理が目玉なのだろうか? 楽しみです。

ボノロン 最終回

Filed under: - dekaino @ 21:57 このエントリをはてなブックマークに追加  腟のはてなBookmark被リンク数

ボノロン 〜不思議な森のいいつたえ〜
キッズステーションで放送されていた「ボノロン 〜不思議な森のいいつたえ〜」が、2008年5月に第26話として最終回が放送されました。

北斗の拳で有名な原哲夫プロデュースの絵本「森の戦士 ボノロン」のアニメ化作品です。原作の方はセブン銀行のノベルティ誌として無料配布されているのでご存知の方もいるのではないでしょうか?
森の戦士という冠がついた巨体のボノロン、おそらく山のフドウをイメージした気はやさしくて力持ち系の武人または漢(おとこ)をイメージしていたのだと思います。しかしアニメでは残念ながら、「森の戦士」という冠がとれ漢(おとこ)臭は排除されてしまいました。声も、いとうかずえが担当するという念の入れよう。シリーズ構成はなきに等しく、各話それぞれ担当者が好き勝手にのびのび自由に作っちゃった感があり、逆にそれがけっこう面白かったです。

再放送はバリバリされているので今からでも全話とおして見るのは困難ではないでしょう。変に説教臭くなくて良質な児童向けアニメです。

2008/5/17 Saturday

てんてこししまい君

Filed under: - dekaino @ 15:46 このエントリをはてなブックマークに追加 障のはてなBookmark被リンク数

ファイテンション☆テレビでやってるてんてこししまい君。これがけっこう面白い。
みんなが思ってても言えないことをズバッと言ってしまう。そんなカタルシスあふれるキャラが謎のかぶりモノ少年、てんてこししまい君なのだ。

てんてこししまい君
某お台場キー局が仕掛ける映画、少林少女で一題。

それを言ったらおしまいだ! それを言うのがししまい君!
これを地上波でやれたら神なのだが、ちょっと無理かなぁ。このくらい毒が欲しい。

それにしてもチャウシンチーは文句言わなかったのか!? いくらなんでもキャスティングに無理があると思うよ

視聴者からネタ募集してみると毒性が強いネタがたくさん集まるかも?

NEXT

Filed under: - dekaino @ 14:00 このエントリをはてなブックマークに追加 NEXTのはてなBookmark被リンク数

NEXTを観ました。フィリップ=K=ディックのTHE GOLDEN MANが原案です。だいぶ脚色が入っているので原作というよりは原案というほうが実情をよく表していると思います。

原作の主人公は完全無欠の超人っぽいのですが、本作では予知能力以外はどちらかというと平均値かそれ以下な感じ。でも好きな女にかける情熱はイタリア人級にアツいです。特殊能力をほとんど女をナンパするのに活用しています。

2分先まで予知できるという特殊能力が、JoJoの時をふき飛ばすスタンドのような表現で面白いです。反面、どうにも逃げられない苦境にはまったらディアボロみたいに永遠に時の折で苦しみ続ける羽目になるのかもと思うと怖いです。

時間操作系スタンドのバトルシーンを実写化したらこんな感じだろうなと思わせる映画。最後のオチもけっこう好みです。

2008/5/14 Wednesday

スパイダーウィックの謎

Filed under: - dekaino @ 7:49 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻ゃ若c茗、里呂討Bookmark被リンク数

スパイダーウィックの謎を観ました。
現代の話ですが、19世紀後半風の屋敷を舞台にした、コナンドイルとかがはまりそうな妖精譚です。
いろいろな妖精クリーチャーが特撮技術で生き生きと再現されています。

姉と双子(たぶん)兄弟の3人の子供が主役。子役は演技がうまく安心してみていられます。双子の兄弟は一人二役で上手に演じ分けていて役者としての技量はすごいと思います。でもそれがどうした?みたいなところはあります。双子である意味がストーリー上ほとんど意味がありません。なんかコジツケみたいな顔が同じだから取り違えたみたいなところがありますが、別に妖精が同じ年頃の少年の区別がつかなくても不思議ではないんで、あえて双子である必然性なし。もうちょっと双子設定を活かしたドラマ作りはできなかったものか?

細かいアラはありますが、子供向け映画としてよくできてる映画です。

2008/5/10 Saturday

10000B.C.

Filed under: - dekaino @ 21:43 このエントリをはてなブックマークに追加 10000B.C.のはてなBookmark被リンク数

10000B.C.を観ました。邦題は紀元前1万年。あのハリウッドゴジラの監督のローランドエメリッヒ監督作品です。

考古学的には無茶苦茶なおバカ映画です。科学考証はギャートルズ級と思ってOK。この映画の世界では北極星はマイナス2等級ぐらい明るいし、北極星の高さから換算するに、ヤガル族の土地は雪国なのにかなり低緯度のようです。
でもマンモスとかサーベルタイガーのシーンは金をかけただけあって迫力満点です。

悪役の神の山の一族、悪役っぽくするために女子供は出てきません。ひたすら奴隷を酷使する悪いヤツ、アメリカ映画らしいわかりやすい敵役です。主人公は奴隷達を扇動して反逆を起こし破壊するだけしまくって故郷に帰ってしまう。正直どっちが残虐非道かわからない根っからの破壊者は主人公の方かも知れません。

柳田理科雄のネタ元としてはものすごいハイレベルな作品。

2008/5/5 Monday

大いなる陰謀

Filed under: - dekaino @ 22:13 このエントリをはてなブックマークに追加 紊с域のはてなBookmark被リンク数

大いなる陰謀を観ました。原題はLIONS FOR LAMBS、
ベトナム戦争の頃から言われていた、本土国防省にいる豊かだが凡庸な臆病者に指揮されて、優秀で勇敢な愛国者が戦場で死んでいくという、戦争ならではの矛盾に満ちたストーリー。

ベトナムでは徴兵だったが、アフガン・イラクでは志願兵だけの部隊。正直いって経済的理由か過度の愛国心に身を焦がす平均からはずれた人材だらけの軍隊が、ある共和党上院議員の政治的野心からくる無茶な作戦でひどい目にあいます。
マイケル=ムーアのようなドキュメンタリーではなく、といってスピルバーグみたいに現実離れしているわけでもない、微妙なスタンスの映画です。

おそらく主演がトム=クルーズじゃなかったら日本でのロードショウはなかったと思われます。トム好きなら一見の価値があるのかも?

2008/4/30 Wednesday

モンゴル

Filed under: - dekaino @ 23:24 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪潟眼のはてなBookmark被リンク数

モンゴルを観ました。ロシア共和国ハバロフスク出身のセルゲイ=ボドロフが監督、主演のテムジン(チンギス=ハーン)役を浅野忠信が演じます。

基本的には元朝秘史などにあるテムジンの青年期の記録をそのままなぞったストーリーで、変な歴史捏造はありません。テムジン青年期の苦難の時期を写実的に表現することで、チンギス=ハーンを神格化した宗教映画のような作品です。
ロシア人としてはタタールのくびきという意識を通してチンギス=ハーンをみることとなり、神格化とまではいかなくても、偉大な人物として描くのは自然でしょう。

劇中のモンゴル人たちは全編通してモンゴル語を話します。そして西夏(タングート/党項)人はなぜか中国語を話します。確かに西夏は漢代と唐代は中華帝国の一部だったわけで漢人は多かったと思いますが、タングートの王族は中国語じゃなくてタングート語を話してたんじゃないかなぁ。文字もあえて西夏文字を考案して漢字を使っていなかったわけだし。
少なくともロシアにとってはタングートは中国人の王国と区別がつかないってことなのでしょう。

モンゴル帝国好きにはかなりおすすめ

2008/4/22 Tuesday

うた魂(たま)♪

Filed under: - dekaino @ 6:48 このエントリをはてなブックマークに追加 薛()のはてなBookmark被リンク数

うた魂(たま)♪を観ました。
夏帆主演の高校女子合唱団のお話。高校のクラブ活動らしいほのぼのとしたノリの中で主人公が成長していく物語と要約できないことはないけれど、なにか微妙な感じがする映画です。

不思議なことにこの映画の中ではオザキは笑うところじゃないらしいです。普通、長ランリーゼントの不良軍団が高らかに15の夜をハモって歌ったらそこは笑うところだよね。尾崎豊と同世代の人間は1%の熱烈オザキ信者と99%のオザキが出たらって笑うところだよねって意識の一般人なわけですが、現役高校生世代にとっては真面目にカッコヨク見えてしまう?? いやそんなことないよね? 薬師丸博子が路上でキーボード弾きながらオザキを熱唱するとこも笑うところだと思うんだけどなぁ…

夏帆をいじめる役として岩田さゆりが出てきます。「いっぺん死んでみる?」とかいって地獄に流したりはしませんが、ちょっとパーマかけてて取巻きひきつれてスカート丈短いという、これまた典型的なちょいわる女子高生? ここも笑うところなんでしょうか?

正直ギャグセンスがよくわからない映画です。でも"I am フルチン"と叫ぶ夏帆はかわいいです。

2008/4/21 Monday

菅井君と家族石 THE MOVIE

Filed under: - dekaino @ 8:13 このエントリをはてなブックマークに追加 篋絎倶 THE MOVIEのはてなBookmark被リンク数

19日にTOHOシネマズ海老名で開催されたTHE FROGMAN SHOW 神奈川まつりをみにいきました。作者のFROGMAN氏のトークと、秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜、古墳ギャルのコフィー 〜桶狭間の戦い〜と、菅井君と家族石 THE MOVIEの上映がありました。
また、今年5月末に劇場版鷹の爪団の第二弾が公開されるそうで、予告編の上映もありました。今度はマトリックス風らしいです。しかもゲスト声優として野沢雅子、銀河万丈、滝口順平などが出るそうです。超豪華(昭和の)大物声優ですね。もちろん古墳ギャルのコフィーも新作が同時上映されるとのこと。

さて、本題の菅井君と家族石 THE MOVIEですが、従来のフラッシュアニメに加えてサイケトランス(?)系のプロモーションビデオみたいな昔っぽい蛍光色アニメがふんだんに導入されてます。短いエピソードを重ねつつも大きなストーリーが動いていく形式をとっています。無理やりたとえれば劇場版ガンバレ!タブチくんみたいな感じ。
昔の映画やミュージシャンをとことんパロディしまくり、しかもそれが30〜40才以上の人間にしかわからないだろうという、徹底的なとっつきにくさが素晴らしいです。
スターウォーズもパロディされてますが、当然旧三部作です。アミダラ姫の影も形もありません。チューバッカが元ネタのグチバッカの声がすごい似てて爆笑です。ぜひとも最後の叙勲シーンで「おれの勲章はないのかウォーーーン」って叫んでほしい。
また、商業映画でここまで宮崎アニメを下らなくパロディ(いやリスペクトなのか?)できるのは蛙男商会だけです。

1970〜80年代に通じている人向け

2008/4/16 Wednesday

フィクサー

Filed under: - dekaino @ 22:40 このエントリをはてなブックマークに追加 c泣爾里呂討Bookmark被リンク数

鳩山法相がバンバン死刑執行しているそうですね。日本の死刑は絞首刑だそうで、絞首台の床板が抜けるスイッチ1つとダミースイッチ3つを用意して4人の執行官にどれがどのスイッチかわからないように渡し、同時にボタンを押させるのだそうです。これで誰が本当のスイッチを押し死刑執行したのかわからなくなり、罪悪感を軽くする効用があるそうです。
つまり、ある悪行を行うのに複数の人間で分業すると、各個人はさほど罪の意識を感じなくて済むのです。分業者の人数は多ければ多いほど責任感を感じずに済みます。

さて、フィクサーを観ました。原題はMICHAEL CLAYTON、主人公の名前です。
600人も弁護士がいる法律事務職所属する弁護士で、不都合な状況をきれいに片付けるフィクサーとして長年働らく主人公。
長引く農薬の薬害訴訟に関連して、冒頭にあげたような多数の分業による悪事が行われていきます。

個々人は決して極悪人ではなく、むしろ自分の責任の範囲で善であると思われることをします。技術者は農薬が危険であり健康被害が出る可能性がある、しかし改善するには多額の費用がかかるという報告書を書き、自分の責任の範囲内で危険を上層部に告発するという善行を行います。それでも農薬を売り続けるのならそれは上層部の経営判断が悪なのであって自分は悪くないのだと
そして経営陣は、農薬を安全化するための費用が会社が粒けれてしまうほど高すぎるとの理由でそのまま放置します。経営陣といえども万能ではなく限られたリソースを用いて最善の選択をするしかできない。農薬の安全化を選択しなかったのは、安い費用で安全化できる方法を提供できない技術者が悪いのであって、自分は悪くないのだ

結局、農薬は販売され続けた結果、被害者がどんどん増え続えました。そして因果関係がはっきりしないまま、被害者は農薬会社を相手取って薬害訴訟が提訴しました。顧問契約を締結していた法律事務所は、依頼者の利益を最大限に優先し、農薬が健康被害をもたらすという報告を握りつぶし、農薬会社に有利の方向に訴訟を進めます。責められるべきは健康被害を出した顧客だ、自分はできるだけ賠償額を少なくするという使命を淡々とこないしているだけであって、自分は悪くないのだ。弁護士が600人もいるだけあって、個々人の罪悪感は微塵のほどもありません。

おそるべき責任転嫁スパイラル。きっとナチスドイツでユダヤ人をガス室送りにした現場担当者も同じようにして自己の罪悪感から目を背けていたのでしょう。組織による悪行はとてもこわいのです。

本作は決して勧善懲悪モノではないし悪徳弁護士のピカレスク映画でもありません。責任をあいまいにすることで悪行が続けられる現代社会の暗部について表現し、それにより精神が病んでいくある一人の弁護士、そしてその友人である主人公、その女上司などが複雑に絡み合ったドラマです。

2008/4/13 Sunday

仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事

Filed under: - dekaino @ 12:59 このエントリをはてなブックマークに追加